娘との時間

今日は、久々に外出の予定がない土曜日。（やらねばならない事務処理＆書類作りは置いとく。）朝、のんびり起きて、コーヒーを飲みながらサンドイッチを食べた。コーヒーは、我が家の近くにあるこだわりのコーヒーショップで買った「ザンビア」。ハンドピックされた一粒一粒のコーヒー豆を店長手づくりの焙煎機で炒ったコーヒーは、澄んでいてコクがあり、私の朝には欠かせない。ツナやらハムやらを好き勝手にクルクル巻き、パンの耳はシチューにつけて、パクリ。

「今日は、制服を注文に行かなくちゃね。」
「えー、めんどくさい～。」
「だって、明日までだよ。注文できるの。今日、行っちゃおうよー。」
「脱いだり、着たりするんでしょ。めんどうだー。」
「確かにそうだけど。じゃ、制服要らない？」
「いるいる。ねえママ、なんだか、お腹がいっぱいになってないよ～。」
「あなた良く食べるねー。じゃ、ご飯も食べる？」
「うん！」

気がついたら、娘とあれこれおしゃべりしながら1時間近く朝ごはんを食べていた。

4月には中学生になる娘。
入学説明会やら、卒業式前の集まりやら、制服やかばんの準備やら。あれこれと雑多なことが目白押し。ここのところ仕事が忙しくてゆっくり買い物に行く時間も作れなかった。締め切り前日、面倒だ！という娘を説得して大宮の街中まで制服のオーダーに出かけることにした。

「大宮まで歩いていこうよ！」と私。
「えー、やだよー。」と娘。
「あれだけご飯食べたら運動しないと。太るよ～。」
「運動はいつもしてるから平気だよー。ママだけ歩けば。・・・　あ、じゃあ本買ってくれたら歩く」
「買わない！」

結局、私と娘、20分ほど歩いて大宮駅前まで行く。
「バスに乗ったつもりで、バス代170円×2名分の340円をあげる」と言ったら、娘は「バスなんかに負けないぞ～」と言って張り切って歩いてくれたのだ。（道が混んでいたので、バスと徒歩、到着時間はほとんど変わらなかった・・・。）

制服の採寸をして、無事注文。娘の制服姿を見て、成長したなあ、と感無量。のびのび、すくすく、素直さもガンコさも（！）変わらないまま良く育った！偉いぞ～。

その後、卒業式＆ピアノの発表会の時に着る洋服を買いに大宮駅前のそごうへ行く。
途中、サーティワンアイスクリームに寄り道して、
「卒業やら入学やら、お金、かかるねー。」なんて、話をしながら一息。

「卒業式のお洋服は、落ち着いたお嬢様っぽいのがいいね。」
「見た目はお嬢様。中身は野生児！」
「ほんと、ほんと～！」
「田舎にいた時は毎日走り回ってたし、木に登ったり、田んぼにはまったり（笑）。カエル捕まえたりもしたもんねー。」

自称「野生児」が卒業式に着る洋服は、グレーと赤と紺のチェックのスカートと紺のブレザーに決まった。目的の買い物がひと段落したところで、娘の足が止まる。
「ママ、このワンピースかわいい～！」
ショッピングは嫌いだ、と言う面倒くさがりやの娘が、お気に入りの洋服を見つけたらしい。「ママ、これも買える？」（お金は足りるのか？という意味らしい）と、遠慮がちに聞いてきた。「春だし、買ってあげましょう～。」3日前に自分の洋服を買ってしまった私。娘のおねだり、断り切れないよね・・・。

おしゃべりと笑顔。「ベタベタしないでー」なんて言いながら手をつないで歩く何気ない、娘との3時間。
とても居心地良く、ホッと落ち着けるいい時間だった。いい休日だよー。
明日からまた、がんばれるぞ！

あ、なんだか私、父親化してる・・・。

【今日の名言】
『大事な人といっしょに笑えるって、とても幸せなことですね。』　とん

【写真】サーティワンアイスクリーム。
スイーツ食べながら、ちょっと一息。

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