埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

ユニークな先生たち

2006-05-20 14:16:46 | ライフ&ワーク
昨日のこと。娘が学校から走って帰ってきた。「ママ、先生の話し!面白い情報をゲットしたよ」。なんだかすごーく嬉しそう。洗面所で手を洗いながら「ねえ、この間マラソンの話したでしょ」。首だけ私のほうを向いている。手を洗い終わったかと思ったら、かごの中からお菓子を取り出して、すごい早さでチョコレートの袋を開けながら「奥さんと山に登ったんだって。それでね・・・」。そう言ったと思ったら口の中にチョコレートをポーンと放り込んだ。おいおいおいー。

「いただきます」は?
先生の話もさることながら、娘の動きを目で追っていた私。口も体もよく動くなー、と感心。

さて、先生の話し。
家庭訪問の次の日、「ママ、私のクラスの先生は車で(家まで)来たでしょ」と娘。「そうだったね」と私。「隣のクラスの先生は、すごいんだよー。家庭訪問、マラソンして行っちゃうんだから!」「嘘だ~。」ここは山の学校。スクールバスが走っているような広い学区なのだ。学校からの道は、最寄の駅までブレーキ踏まずに降りられるような坂道だよー。山の上のほうにも、子どもの家はある。

「だって体育の先生だもん!」
自慢げに言う娘。だからって・・・。
「そうそう、先生、この間、学校来なかったんだよ。」
「なんで」
「村のマラソン大会に参加してたから」

いい~。

で、奥さんと山に登った話し。
「奥さんと登山したんだって。その帰り道、先生さ、奥さんをおいて一人だけマラソンで帰っちゃったんだよー」。
ほんとかー。

続いて、理科の先生の話し。
「今日の2時間目は山に鳥を探しに行った」と娘。1時間、みんなで学校の近くの山を歩いたらしい。その先生は6年かけてこの地域の山に生息する鳥の観察をされた。その成果は、小学校のホームページで公開されている。「先生ね、鳴き声を聞いただけで、何の鳥の声かわかっちゃうんだよ。すっごいでしょ~。面白いから私はいつも先生の近くにいることにしている。先生は物知りで、ほんとすごいんだから!鳥のことなら何でも知ってるんだよー」。娘は嬉しそう。

さらに担任の先生の話し。
「内緒だよ。先生が阪神対ジャイアンツ戦を東京ドームに観に行ったの。それで、みんなにおみやげ買って来てくれたんだ。クッキー。学校で食べちゃった!」と、内緒話を教えてくれた。

ずーっとこんな調子。
娘は先生も学校も大好きらしい。

「ママ!見て!」と見せられた一週間の予定表。
娘の学校では、毎週金曜日に次の週の予定表が配られる。時間割表に詳しいことが書かれている「時間割の一週間バージョン」と言えばわかるかな。なんと来週の金曜日は、1時間目:総合、2時間目:総合、3時間目:総合、4時間目:総合、5時間目:総合、6時間目:総合。おいおい、総合しかないじゃん!この日は、子持山を登山する。

なるほど!
娘の学校は公立の小学校なのに何だか行事が多いなあ、と思っていたら、「総合学習」の時間を使っていたんだ。納得。それでいて、勉強が遅れている訳じゃないんだからすごい。国語や算数は十数人の少人数で集中してやって、週に1回「チャレンジ」という本来授業時間にはない時間を設けて、先生が補習をしてくれている。

この山の学校。
私は娘の話を聞き、また、学校へ行くたびに、先生方が一人の人間としてすごく魅力的だと感じる。魅力的な人が教育の専門家なのだから心強い。娘の話を聞きながら、人の生き方を見て人は育つんだなあと実感。柔軟でユニークな先生方と一緒に学べる娘は、ほんと幸せだよ~。

【今日の言葉】
『青年は教えられることよりも、刺激されることを欲するものである』
ゲーテ

【写真】大宮公園。ゲーテは5月を「新しいことが始まる月」と言った。新緑の季節、この命輝くまぶしい季節に、私は何を始めよう。

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