
土曜の夜のTV番組「美の巨人たち」はたまに観るのですが、先日二週にわたって前篇・後篇の構成で、チャールズ・ムーア設計の「The Sea Ranch」が取り上げられ、たいへん興味深かったです。絵画や彫刻だけでなく、世界中の建築を取り上げて紹介するような番組があっても楽しいだろな。と思った次第です。
番組中、テキサス州オースティン郊外にムーア生前のままに残された邸の内部の映像も流されていました。ムーア邸の内部は、特徴のない外観とは裏腹に、まるでディズニーランドのようなカラフルで楽しげな空間が広がっています。
ディズニーといえば、フロリダ州オーランドのディズニーワールドで行われた学会が終わった後で、ひとりで Celebration というディズニー社が作った伝統的近隣住区開発(Traditional Neighborhood Development)を見学してきました。その街区のランドマーク的な建物がムーア設計のものでした。
話を番組に戻して、ムーア邸の部屋のいたるところには、人形や動物の置物が所狭しと飾られています。生涯独身を貫いた「空間の魔術師」はこれらのコレクションに囲まれ癒されて暮らしたといいます。

テーブルに並べられた鳥や魚の置物のコレクションの中に、Tomotubby が中国浙江省杭州の西湖十景の一「花港観魚」で買ったものと同じ、木製の緋鯉の玩具が二匹含まれているのを発見しました。

鯉の名所で買ったこの玩具は、四つの鰭で立つことができ、体には切れ込みが入っているため、尾鰭を持って揺すると、まるで泳いでいるように動きます。こういう置物で遊んでいる大建築家の姿を想像していると、なんだかチャールズ・ムーアに親近感が湧いてきました。
「The Sea Ranch」には泊れることが判り、いつの日か訪れて滞在してみたくなりました。
つづく
番組中、テキサス州オースティン郊外にムーア生前のままに残された邸の内部の映像も流されていました。ムーア邸の内部は、特徴のない外観とは裏腹に、まるでディズニーランドのようなカラフルで楽しげな空間が広がっています。
ディズニーといえば、フロリダ州オーランドのディズニーワールドで行われた学会が終わった後で、ひとりで Celebration というディズニー社が作った伝統的近隣住区開発(Traditional Neighborhood Development)を見学してきました。その街区のランドマーク的な建物がムーア設計のものでした。
話を番組に戻して、ムーア邸の部屋のいたるところには、人形や動物の置物が所狭しと飾られています。生涯独身を貫いた「空間の魔術師」はこれらのコレクションに囲まれ癒されて暮らしたといいます。

テーブルに並べられた鳥や魚の置物のコレクションの中に、Tomotubby が中国浙江省杭州の西湖十景の一「花港観魚」で買ったものと同じ、木製の緋鯉の玩具が二匹含まれているのを発見しました。

鯉の名所で買ったこの玩具は、四つの鰭で立つことができ、体には切れ込みが入っているため、尾鰭を持って揺すると、まるで泳いでいるように動きます。こういう置物で遊んでいる大建築家の姿を想像していると、なんだかチャールズ・ムーアに親近感が湧いてきました。
「The Sea Ranch」には泊れることが判り、いつの日か訪れて滞在してみたくなりました。
つづく