ハワイ島では、野性動物が車道を横切り車にはねられるのを避けるため、ドライバーに注意を喚起する黄色い標識を目にすることがありました。ひとつはロバのシルエットとともに DONKEY CROSSING、もうひとつは「ネネ」と呼ばれるハワイガンの、親子の絵とともに NENE CROSSING と書かれたものでした。
ロバは100年前にコーヒー豆を運ぶのに連れてこられて逃げ出したものの子孫で、既に野生化しています。彼らは「コナのナイチンゲール」と呼ばれて、夜または早朝に、フアラライ山の方から、海に近い泉まで水を呑みにやってきますが、そのためにはハイウェイを横切らないとならないのです。
ネネは絶滅に瀕した動物です。元々ハワイ島にはネネの天敵はいなかったのですが、欧米人の来航とともに鼠が上陸して増え、これを駆除するために、マングースが放たれました。鼠が夜行性なのに対して、マングースは昼行性なので、結局のところマングースは鼠を捕らえることはせず、代わりにネネの卵や雛鳥を食べたので、ネネの個体数が減ってしまったそうです(まさしく人災、ネネにとっては迷惑な話です)。天敵が増えた今も、ネネは昔と変わらず無防備で人懐っこく、車が来ると餌をねだりにやってきます。ネネは餌目当てに車道をうろうろすることで起きる交通事故が絶滅に拍車をかけるため、アオウミガメ同様に餌をやることも禁じられています。
→ドンキーの方は、クイーン・カアフマヌ・ハイウェイで85マイル・マーカーの近く、コハラ・コーストをカイルア・コナに向かうと、左手にフォーシーズンズ・リゾートが見える辺りで見つかります。
→ネネの方はキラウエアを回るクレーター・リム・ドライブで見つかります。
ハワイ島に行かれる方は是非探してみてください。
これはキラウエア火山火口近くにあった
「ネネに餌を与えないで下さい」という標識
ロバは100年前にコーヒー豆を運ぶのに連れてこられて逃げ出したものの子孫で、既に野生化しています。彼らは「コナのナイチンゲール」と呼ばれて、夜または早朝に、フアラライ山の方から、海に近い泉まで水を呑みにやってきますが、そのためにはハイウェイを横切らないとならないのです。
ネネは絶滅に瀕した動物です。元々ハワイ島にはネネの天敵はいなかったのですが、欧米人の来航とともに鼠が上陸して増え、これを駆除するために、マングースが放たれました。鼠が夜行性なのに対して、マングースは昼行性なので、結局のところマングースは鼠を捕らえることはせず、代わりにネネの卵や雛鳥を食べたので、ネネの個体数が減ってしまったそうです(まさしく人災、ネネにとっては迷惑な話です)。天敵が増えた今も、ネネは昔と変わらず無防備で人懐っこく、車が来ると餌をねだりにやってきます。ネネは餌目当てに車道をうろうろすることで起きる交通事故が絶滅に拍車をかけるため、アオウミガメ同様に餌をやることも禁じられています。
→ドンキーの方は、クイーン・カアフマヌ・ハイウェイで85マイル・マーカーの近く、コハラ・コーストをカイルア・コナに向かうと、左手にフォーシーズンズ・リゾートが見える辺りで見つかります。
→ネネの方はキラウエアを回るクレーター・リム・ドライブで見つかります。
ハワイ島に行かれる方は是非探してみてください。
これはキラウエア火山火口近くにあった
「ネネに餌を与えないで下さい」という標識
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