Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

ネパールのおしん (カトマンズ)

2003-12-02 | Asia 「圓」な旅
イラクで連続ドラマ「おしん」がTV放映されていて、日本人と見ると「おしん、おしん」と声をかけられたことを故・奥参事官が書かれていますが、以前Tomotubbyもネパール・カトマンズで同様の目に遭いました。

当時「おしん」はネパールにおける超人気番組だったらしく、放映時間帯には、街の人出が減るほどだったそうです。カトマンズ・タメルには「HOTEL OSHIN (P) LTD. ようこそ ホテルおしん」の看板を出している安宿までありました。最貧国のひとつであるネパールでも「おしん」(特に斉藤綾子)の頑張る姿に自分を投影して、共感を持った人たちが多かったのだと思います。

よく日本人バックパッカーがインドからネパールに入った途端、ネパールが気に入って、俗にいう「沈没」状態に陥るのは、単にインドに比べて気候が快適であるだけでなく、ネパリ(ネパール人)の顔立ちや控えめな気質がジャパニ(日本人)に似ているためではないかと思います。
Tomotubby も、インドでは、インド人の「ドあつかましさ」に悩まされ、いろいろと人間不信に陥る経験までしまして、疲れきってカトマンズに辿り着きました。そこでネパリの素朴さ、優しさに触れてずいぶん癒されたものでした。時には街中でバクシーシを求められることもありましたが、インド人のように「もらって当然」という強圧的な態度ではなく、控えめに恥ずかしそうにされるたので、つい、ということもありました。
ネパールでの「おしん」人気は、ネパリから見ても、ジャパニ(日本人)が自分たちとよく似ていることが大いに影響しているように思えます。おしんの着物や家なんかも、ネパリの生活とどこか似ている点があります。

Tomotubby は、宿の従業員のネパリたちから「おしん」のことをいろいろと聞かれました。そのとき判ったのですが、どうやら彼らは「おしん」の生きた時代がそんなに昔ではなく、日本人はみんな「おしん」のように真面目に暮らし、成功しているのだと考えているようでした。
Tomotubby は意地悪なので、「おしん(斉藤綾子)は、もう大きくなって大学に通ってるんだよ」とか「おしん(田中裕子)は、女の名前で呼ばれている男性歌手をその妻から奪って結婚したんだ」とか教えてあげましたが、ネパリのみんなは嫌な顔をして信じてくれませんでした。

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