goo blog サービス終了のお知らせ 

Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

「DEATH NOTE」その後

2006-06-14 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など


フアネスに続いて渋谷駅の看板です。映画「DEATH NOTE」。ノートに名前を書かれた人が死んでしまう。という奇想天外なコミックの実写版映画。その公開が間近に迫っていますが、自分の中での「DEATH NOTE」は少年ジャンプでの連載終了とともに終わってしまいました。連載中は次回の展開を一刻も早く知りたいあまり、禁断の「早売りジャンプ」にまで手を染めていた、いけない Tomotubby でしたが、連載が終わると現金なもので、いい歳(少なくとも「少年」でも「少女」でもない)こいて永らく続けてきたジャンプ購読の習慣まで捨ててしまったのでありました。

「DEATH NOTE」はいまだに続編というか、第三部を期待する声もありますが、ノートを使用するにあたっての既出の制約が多すぎて、新しい展開を作り出すことはもう無理ではないかと思います。「DEATH NOTE」に関わる掲示板においても、およそ考え付くであろう全てのストーリー予想が披露されていましたので、さしもの大場つぐみといえど、それらに被らない斬新なストーリーを生み出すことはできないでしょう。

いっそのこと、人間界を経験し死神界に戻った死神リュークに「DEATH NOTE」に代わる新しいツールを開発させる設定にしてみてはどうでしょう。名付けて「DEATH MAIL」。送られてきた電子メール添付ファイルを開くと殺人ウィルスに感染して死んでしまうというもので、ノートに代わる死のツールはケータイ。受信されたメール添付ファイルを如何にして開かせ、殺人ウィルスを発現させるプログラムを如何にして起動させるか。虚々実々の駆け引きが再び行われるというものです。

ブログ界にどこからともなく送られてくる死のトラックバック「DEATH TRACKBACK」というのも面白いかもしれません。今月になってから毎日しつこくスパム・トラックバックを送ってくるそこのあなた!!。いい加減にしないと「DEATH TRACKBACK」送りつけるからね!!

=======================================
アジアに出回る「デスノート」…8か国・地域で公開決定
at 2006 05/26 01:24 編集

1400万部突破の超人気コミックを実写化した6月17日公開の「デスノート」(金子修介監督)が、アジア8つの国・地域でも劇場公開されることが確実になった。カンヌのマーケットでは欧米を含む50社以上からオファーが殺到。うち香港の大手配給・製作会社「ゴールデン・ハーベスト」社などと交渉がまとまった。

「デスノート」に世界のバイヤーが飛びついた。香港、台湾、韓国、タイの4か国・地域からは計約40社が製作元の日テレのブースに連日のように足を運んだ。完成前で、試写も行っていない日本映画に、ここまで買い付けが殺到するのは異例のことだ。

「デスノート」のコミックはアジア各国で翻訳され人気を集めている。映画版は俳優・藤原竜也(24)が、名前を書かれた人間は死ぬというノートを手にした主人公「夜神月(やがみライト)」を、夜神を追う天才捜査官「L」役を松山ケンイチ(21)が演じ、6月、10月と前後編にわたって公開される。

5分のプロモ映像を見た各国のバイヤーは「原作の雰囲気が損なわれてない」「『L』が似ていてよかった」と口をそろえており、原作のイメージ通りの映像が買い付けを後押ししたようだ。

交渉がまとまった「ゴールデン・ハーベスト」社はジャッキー・チェンの作品を手掛ける一方で、台湾にも配給している香港の大手製作配給会社。金額は公表されていないが、日テレ側が当初提示した2倍近い額で「デスノート」前後編を獲得した。このほか、タイとの交渉がまとまり、韓国は2社まで絞られている。この4つの国・地域を含め、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポールでも劇場公開される予定。早ければ夏にもアジア8か国・地域で前編が上映される。ドイツ、フランス、イタリアなど欧州各国のバイヤーからも問い合わせが相次いでおり、最終的には世界15か国程度で劇場公開されることになりそうだ。

(スポーツ報知) - 5月25日8時0分更新

【ジョジョ】 第7部への伏線は第5部で準備されていた?

2006-04-16 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
荒木飛呂彦「スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険第7部」の物語は、当初の賞金稼ぎのレースから聖者の遺体を探す冒険へとその様相を変えつつあります。遺体の主がイエス・キリストであることは、もう誰の目にも明らかです。

「第7部」で描かれる時代は「ジョジョの奇妙な冒険第1部」の時代より前で、最大の敵役が米国大統領という凄い設定ですが、その時代に大統領を務めた筈の第23代ベンジャミン・ハリソンではなくファニー・ヴァレンタインという架空の男でした。それもその筈、 「ストーン・オーシャン ジョジョの奇妙な冒険第6部」の最後の闘いで時間が加速した末に、別の世界である「パラレルワールド」が現われたので、「第7部」はそのパラレルワールドを遡った過去を描いたという設定のようです。

荒木飛呂彦はジョルノを主人公にした「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」の最後の方で、スタンドを発現させる矢の先の鉱物がグリーンランドに落ちたを隕石から採れ、矢には未知なる殺人ウイルスが付着していたことを明らかにしています。さらに荒木は「ストーン・オーシャン 第6部」連載開始前に「第5部」の物語の中で、「第6部」に繋がる「伏線」を敷いたことまで仄めかしていました。

この伏線とは実は(現在連載中の「第7部」ではなく)「第6部」でキリストの遺体を登場させるためのものではなかったのかと勘ぐっています。二年ほど前から「ダ・ヴィンチ・コード」の流行でテンプル騎士団や薔薇十字団や聖杯伝説などが俄かに注目されていますが、アリマタヤのヨセフがゴルゴダの丘からキリストの遺体を引き取り聖骸布に包んで密かにヨーロッパに運び、キリストの血を受けた聖杯(に喩えられた遺体)をイギリスまで運び込んだという伝説に因んだ「第6部」の展開が用意されていたのではないかと思われるのです。キリストの遺体はさらにグリーンランド経由でアメリカまで運ばれ、その間でスタンドを発現させるウイルスと接触してしまうという筋書きが考えられていたのではないでしょうか。

荒木は満を持して「第6部」の敵役に聖職者プッチ神父を登場させたのに、恐らくは何らかの事情、例えばキリスト教信者からの抗議などを配慮して、キリストの遺体を「ジョジョの奇妙な冒険第3部」で承太郎との死闘の末に死んでしまったディオの骨に置きかえたのではないかと思います。キリストの遺体をアメリカに運ぶ構想だけが残されて、これが「第7部 スティール・ボール・ラン」に引き継がれたのではないでしょうか。これ新説。

【DEATH NOTE】 大場つぐみによるネーミング

2006-04-05 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
最終回が近づいている気配のする「デスノート」ですが、
さっき登場人物のネーミングについて@さんからコメントを貰ったので、
コメントを返したのですが、我ながら面白い解釈ができ、
これはコメント欄に留めておくには惜しいと思いまして、
記事に格上げすることにしました。

前にも指摘しましたが、原作者の大場つぐみは
ネーミングにかなり拘っているように思えてなりません。

たとえば「魅上照」って名前ですけど、これは明らかに

夜→魅(続けて読むとヤミ→闇)
神=上(同音)
月→照(Light)
というふうに「夜神月」の名の変形です。
つまり「魅上照」は「夜神月」の分身として用意された名前であることが判ります。

連載当初から「月(Light)」という名前は、好敵手「L」の頭文字と同じで、
これはある意味「似たもの同士」といえる間柄でした。
大天使「ミカエル」と堕天使「ルシファー」のように。
手錠で繋がれた月とLの姿は、まるで正悪の「二連星」ではないですか。
そして第一部の終わりにLが死ぬと、月は案の定Lの後釜におさまりLを名乗ります。

同時に月はLと隣り合わせのKの頭文字をもつ絶対的な悪「キラ」でもあります。
Lが死んで、その座を月が襲ったことで二連星のLの領域の正悪の均衡は崩れ、
Kの方に傾いてしまいます。
失地回復のためLの正義を継いで現れるのがメロとニア。
二人の頭文字はLに続くMとNです。

つまり
K(キラ)←L(ライト)⇔L→M(メロ)&N(ニア)
という、順番通りアルファベットの並ぶ関係ができあがっています。

このように、原作者大場つぐみは、登場人物のネーミングに関して、
いろいろな「言葉遊び」を楽しんでいるように思えます。

【DEATH NOTE】 ストーリー展開予想

2006-03-25 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
「DEATH NOTE」の映画が6月、10月に連続公開されるというのに、ジャンプ連載終了が間近い展開になってきています。ニアの自信ありげな表情からして、ジェバンニに命じて魅上の持つノートに細工(例えばノートにコーティングをかけるとか)をして、ノートの効力を封じたのじゃないかと思います。ライトは事前にそれを察知して偽のノートを魅上に用意させているのでしょう。魅上が電車の中で乗客を殺したときは、偽のノートに本物のノートの切れ端を挟んでいて、そこに名前を書いたのでしょう。ジェバンニに倉庫に入ってきたリュークの姿が見えていないのも頷けます。

でも、それだけなら、誰でも予想できる展開だから、もうひとつドンデン返しが待っているのではないか。と思います。デスノートの使い方「How to use it」に、くどくどと決まりごとが書かれていることからして、いろいろ想像できます。例えば以下のような項目が、今後のストーリー展開の鍵ではないか。と思われます。
・デスノート所有者以外でも、顔と名前の認識を持って名前を書き込めば、所有者が使う時と同じ効果がある。

・二冊以上のデスノートに同じ人間の名前が書かれた場合、記してある死亡時刻には関係なく、一番先に書かれたものが優先される。

・病死とし、病名は書き死の時間指定をしない場合、その病気で死ぬのに24日間以上かかる時は「死の時間を操れるのは23日間」は適用されず、その病気で死ぬのに適した時に死ぬ。

・デスノートの効力を得るには、一人の名前は同ページに記さなくてはならないが、その名前に関する死因や死の状況は、書き込む者がその記した名前に対する死因や状況と考えて記せば、他のページに記しても有効である。

・デスノートはいくら名前を書いてもページがなくならない。

・二冊以上のデスノートを所有した場合、同じ人間の顔を思い浮かべて書き込めば、一冊に名前、もう一冊に死因・死の状況を書いても、その通りになる。ゆえに一冊に死因・死の状況を書き、後からもう一冊に名前というのも有効。

・上記を所有権の異なる二人の人間が共同でする事も、互いのノートに触れ合っていれば可能である。

・死因や死の状況を先に記しておき名前を後から記す場合、その名前が複数でも40秒以内に記せば何人でも、その死因や状況に不可能がなければその通りになる。

・名前を複数記し、最初に名前を記した時から人間界単位で40秒以内にあるひとつの死因を記すだけでも、それが書かれた名前全てに適用される。
例えば、死んだメロがシドウ所有のノートを持っていたときにノートの一部をちぎっていて、それをニアに手渡していたりすれば、ニアは予め当事者の名前の後に別の死因を書くことはできるわけで、魅上のノートの記入に優先させることができます。例えば、死因を「老衰」と規定しまえば寿命を全うすることができるんじゃないでしょうか?「老衰」ではダメかな。

石仮面 (ジョジョをめぐる旅 第一回 メキシコ)

2006-03-23 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など


西暦12世紀から16世紀にかけメキシコ中央高原に強大で勇猛な王国があった!
国家的規模のすさまじい生贄と人肉喰いの儀式が伴うこの文化!
その名を太陽の民アステカ!
そしてその中にこの『石仮面』の能力で世界に君臨しようとする野望をもつ一部族がいた!
『石仮面』は彼らに伝わる奇跡!永遠の生命と真の支配者の力をもたらす!
しかし!ある時その部族は目的をとげずこつ然と歴史から姿を消す!無人の廃墟を残して!
なぜなのか!?どこへ行ったのか!謎のすべてはこの『石仮面』にある!
この物語はメキシコから発掘された謎の『石仮面』にまつわる2人の少年の数奇な運命を追う冒険譚である!

荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」サーガの冒頭に登場する石仮面。
メキシコに行くと、おみやげ屋で売ってたりする。↓


おぉお~~ん

「DEATH NOTE」 英語ではこうなる

2006-01-21 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
前回ご紹介しました「DEATH NOTE」の日本版のシーンは、英語版ではこのように変えられていました。漫画の翻訳も何かと苦労が多いみたいです。②の「えるしっているか」の後に続く暗号「死神は」「りんごしかたべない」という部分は、どうなっているのか、第二巻が気になります。













「DEATH NOTE」英語版コミックスを買ってきた

2006-01-20 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
「DEATH NOTE」の英語版コミックスが昨年秋から米国で出版されており、先日渋谷で第一巻を手に入れました。中国語版コミックス「死亡筆記本」は日本語版が発行後、すぐに出版されているのに対して、英語版は1年以上遅れています。名前を書くだけで殺人ができてしまうというノートの話だけに、「死」の描写にいろいろ規制のある米国では、すんなり受け入れられなかったのではないかと想像します。顔は変えてありますが、先々米国大統領までが死んでしまう展開が待っていますので。

ただ殺人といっても、全編でバイオレンス描写がなくて、死因は心臓麻痺によるものがほとんど、内容自体もやたら台詞が多い頭脳対決スリラーという趣きなので、受け入れられたのだと思います。

もちろん、絵の中の一部の日本語(例えば主人公・月の通う塾「蒲生ゼミナール」)は別として、全編英語になっています。


英語版のシブタクこと渋井丸拓男登場シーン。あえてつけられた注釈が笑える

そこで、Tomotubby として気になったのが、次なるシーン:-

①月が塾からの帰り道に、女性に絡んでいる見知らぬ男「渋井丸拓男」、通称「シブタク」を殺害するシーン。シブタクが女性に自分の名を名乗るのですが、「しぶいまるたくお」が漢字でどのような表記になるか判らないので、デスノートに思いつくだけ漢字の名前を書くのですが、これが英語になるとどうなるのか?




②月はデスノートで刑務所に収監中の犯罪者を遠隔操作して殺害するのですが、犯罪者は月の操作に基づいて意味不明の遺書を残します。遺書には、文頭の文字だけを拾って読むと「えるしっているか」という暗号が隠されています。これは英語になるとどうなるのか?


【DEATH NOTE】 SPKのアジトは香港上海銀行本店?

2005-09-18 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
久々の「DEATH NOTE」ネタ。
このカテゴリー、少年ジャンプを読んでない人には毎回何のことやら判らないと思いますが、今回は読んでなくても判るネタなので、ご勘弁下さい。

ジャンプ42号で、キラ対策機関「SPK(Secret Provision for KIRA)」のニューヨークにあるアジトの絵が初めて登場しました。現在、キラの信奉者が、ニアのいるSPKのアジトを襲うという非現実なストーリー展開で、ちょっと興醒めなんですが...

↓アジトの建物はこんな感じです。



う~ん。このファサード、どっかで見たなぁ。
と、思い出したのが
ノーマン・フォスター
が設計した香港・中環にある「香港上海銀行本店」。



アジトはニューヨークだとばかり思っていたのに、実は香港だったなんて...

「香港上海銀行」のビルは非常階段が右手側面に見えるのに対して、「SPK」の方は左手になっています。いわゆる裏焼きですね。特徴的なM字型の梁は、最上階を除いてわざわざ黒塗りしてあります。



Tomotubby はフォスターさんのファンなので、銀行の内部を見学させてもらったことがあります。内部はこんな吹き抜けです。写真はそのとき買った絵葉書からスキャンしました。


荒木飛呂彦 「スティール・ボール・ラン」 第2ステージ

2005-08-08 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
死刑囚、処刑人、権力者の複雑な関係を描いた莫言の長編小説「白檀の刑」を読んでいて、ふと荒木飛呂彦「スティール・ボール・ラン」を思い出した。

「スティール・ボール・ラン」は、北米大陸横断レースを描いたウルトラジャンプ連載中のマンガ。全部でコミックス80巻を超える「ジョジョの奇妙な冒険」サーガの「Part7」に位置づけてある限り、主人公はジョースター家の血を引くジョニィ・ジョースター(ジョジョ)である筈だが、第一ステージで登場したジョニィは下半身不随の重度身体障害者であり、ジョナサン、ジョセフ、承太郎、仗助、ジョルノ、ジョリーンという歴代のジョジョたちに比べても線が細く頼りなげであった。むしろ、何らかの目的を持ち、鉄球を武器にレース優勝を目指すジャイロ・ツェペリ(角速度センサ?)の方が、歴代ジョジョの血を引く強靭な精神力の持ち主で主人公のように思えた。

第二ステージでは、ジャイロの素性とレース参加目的が明らかになる。なんと彼はイタリア・ネアポリス王国(名前からしてナポリあたりであろう)の由緒ある処刑官で、死刑判決を受けた少年マルコを救おうと、レースに優勝して国王の恩赦を引き出そうとしているのであった。一方、ジョニィの方も、奇跡を起こす「聖人」の腕の遺体を得たことで、爪を武器にする特殊能力「スタンド能力」が発現し、レース途上で残りの「遺体」を探し出すという、手塚治虫「どろろ」に登場する百鬼丸のような究極の目的を得た。こうして「スティール・ボール・ラン」は、ジャイロとジョニィのツイン・ヒーローで話が展開することはほぼ明らかとなった。

しかし、少年マンガにして「処刑人」と「身障者」がヒーローというのも凄くないか? まあ「身障者」というか、ハンディ・キャップを持つ主人公の成長物語というのは、少年マンガによくあるパターン(スポ魂モノでチビが主人公というのもこの類型と思える)だが、処刑人が主人公というのは聞いたことがない。白戸三平「カムイ伝」が階級出身の主人公カムイを描いているくらい。日本で「処刑人」や「人」というと、「身障者」も合わせて、どうも「被差別者」のイメージに向いてしまうが、荒木飛呂彦の描く処刑人は、むしろ莫言の「白檀の刑」の処刑人に近いような気がする。「白檀の刑」は、意外にも「スティール・ボール・ラン」の元ネタなのかもしれない。

荒木飛呂彦「ジョジョ」サーガの物語設定を見直してみると、
第一部 ジョナサン・ジョースター(貴族の子弟) vs ディオ・ブランドー(下層階級・吸血鬼)
第二部 ジョセフ・ジョースター(富裕層) vs 「柱の男」カーズ・エシディシ・ワムウ・サンタナ(怪物)
第三部 空条承太郎(高校生) vs ディオ・ブランドー(吸血鬼)
第四部 東方仗助(高校生) vs 吉良吉影(連続殺人鬼)
というところまでは、正邪・善悪が至極はっきりしていて、物語の展開は、友情・努力・勝利をテーマとした少年マンガにありがちな勧善懲悪・因果応報の内容で、ある意味安心して読めたが、
第五部 ジョルノ・ジョバァーナ(下層階級出身・マフィア入団) vs ディアボロ(マフィアのボス)
となると、「マフィアの中にもいいヤツはいる」という風に正邪・善悪の対立がはっきりしなくなり、
第六部 空条ジョリーン(獄囚) vs エンリコ・プッチ(神父)
に至っては、正邪・善悪の位置づけが世間一般の常識とは逆転してしまう。そして、ネタバレになるが、どうやら
第七部 ジャイロ・ツェペリ(処刑人)+ジョニィ・ジョースター(身障者) vs 米国大統領
という、アルカイーダが聞いたら喜びそうな設定が待っていそう(同じジャンプ系列では「DEATH NOTE」で既に大統領が殺されているが...)。荒木飛呂彦の行く道は茨の道かも?

========================================================
スティール・ボール・ラン・レースは1890年に開催されている。因みにこのときの米国大統領は、第23代 Benjamin Harrison



1833年生まれ。南北戦争の将軍、インディアナ州選出の上院議員。 曽祖父はアメリカ独立宣言署名者 Benjamin Harrison V。祖父はその三男 William Henry Harrison は米国第九代大統領という血統のよさ。陰謀を企てるようには見えないけど。

【DEATH NOTE】 夜神総一郎殉職で夜神月はお風呂に入れる?

2005-08-07 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
「死神の目」を持ったのも、つかの間、夜神総一郎は滞米中にマフィアの凶弾に倒れ殉職しました。夜神月(ライト)は米国の病院で親の「死に目」に会えて良かったですね。月は既にレムの遺したデスノートの所有権を捨てていたため、総一郎の「死神の目」にはライトの名前と寿命が見え、息子がキラでないと信じつつ臨終を迎えることができました。これも親孝行かな。

月は、ノートの所有権を放棄してもこれまでの全ての記憶を失わないために、美砂から借りたノートを肌身離さず持ち歩かなければなりませんでした。つまり、背中かお腹かにノートを皮膚に密着させるため、ベルトか何かで体に縛りつけているのでしょう、これではお風呂に入れませんね。早々に父親を喪った代償に、月はお風呂に入ることができたというわけです。これは喜んでいいのやら悲しんでいいのやら。

気になるのは、現在の弥美砂には、ノートの所有権を持たない月の寿命が見えるということです。もし垣間見た月の寿命が意外に短くて、「死神の目」を得るために四分の一にまで縮めてしまった自分の寿命より短ければ、美砂はいったいどうするんでしょう?