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日記のつもり。

私「ともる」のちょっとした日々のあんなことやこんなことを。

読書メモ。

2010-12-11 11:23:49 | 読書
いきなり雪降っちゃって、びびりつつ。
(もう溶けたけどね!)


ちょっと時間に余裕が出てきたのと、11月~12月にかけて読みたい本がいっぱい出たので読書タイムが増えましたです。
紹介とか感想文とか苦手なので、ざっくり書いてますので、ネタバレはあんまりないはずです。



たかぎなおこ 「マラソン2年生」メディアファクトリー

人気エッセイ漫画家さんのたかぎなおこさんの一番新しいコミックエッセイ。
前刊の「1年生」では全くのマラソン初心者だったたかぎさんが、地道な努力を続けて5キロの大会からどんどんステップアップして、その年の最後にはホノルルでフルマラソンを完走してしまいました(すごい!!しかもタイムも5時間ちょっと)。
そして新刊「2年生」では、たくさんの大会に出場するだけでなく、新しい挑戦として「1年生」からのラン仲間とともに駅伝にも参加。
2回目のフルマラソンにも挑戦、夢の5時間切り「サブファイブ」なるか!?


なんていうか、読めば「走りたくなる」本です(笑)。
私は運動するといえばウォーキングが主なのですが、コレに感化されてたまにゆっくり走ったりもするようになりました。
絵も親しみやすくてかわいいし、でもマラソン解説で有名な金さんのアドバイスも載っていたり、初心者~ラン中堅の方にはかなり実用的でもあると思います。
とにかく、たかぎさんとその仲間たちのがんばりに、素直に拍手です!


羽海野チカ 「3月のライオン 5」白泉社

「ハチクロ」で超有名大人気漫画家さんに手を出してしまいました…。5巻待ってたー。
両親と妹を小学生の時になくし、父親の友人だった将棋の棋士の家に引き取られる等かなり哀しい生い立ちを持ちながら、中学生の時にプロ棋士となった「桐山零」を取り巻く人々との交流や厳しい将棋の世界を描いたものの、5巻。


全然、将棋というものを知らなかった私ですが^^;、コレを読んで将棋ってすごい世界なんだなと思いました。将棋のルールなんかも分かりやすく説明されたりもしてるんですが、知らなくてもその空気感が伝わります。
でもヒューマンドラマとしての要素もかなり強いので、人間の人間らしさ、理不尽さなんかもすごく細かく描かれていて、笑いも感動も詰まっております。
5巻は、零くんが高1の時の担任だった林田先生と、川本家の次女、ひなちゃんがすごくいいです。林田先生みたいな先生がひなちゃんの担任だったら…!って思わずにもいられない。
てかこの5巻から帯に「ラブストーリー」って書かれてるんですけど!あれれ??
もとからついてたっけ??
でも私、あかりおねえちゃんがいたからこそ、零くんは救われたんじゃないかなぁとも思うのだが。
(あかりおねいちゃんにも、恩を返してほしい)←私的には。
1~5巻、全てにおいて、二階堂くんはサイコーだ(笑)!!


伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」新潮文庫

やっと文庫化されたーー。
あ、映画化もされましたよね。これ、映画だったらさぞ疾走感あるんじゃないかなぁと思います。
国民の期待度も支持も大きかった首相が地元である仙台をパレード中に、何者かが操るラジコンヘリの爆発により殺害されてしまう。その犯人の容疑者とされたのが主人公の青柳雅春。でも青柳には全くといって身に覚えがない。
見えない大きな権力によって犯人に仕立て上げられ、追われる身となった青柳の、2日間の逃亡と、時折混ぜ込まれる大学時代の思い出。
そして、彼は一人で逃げているようだけど、結構助けてくれる人がいたりもする。
最後、衆人環視の中、警察に投降、でも、結末は。


文庫なのに900円とかしちゃって、読み応えのある厚さなのですが、わーっと一気に次から次へ、どうなるんだろうどうなるんだろう、と読み進めてしまいました。
巻末解説のインタビュー内でもご本人もおっしゃってるのですが、最終的には色々疑問の残る作品ではあるので、その辺がどう思うかという所が人によって感想違うかもしれません。
でも、日常に起こる事件って、私たちが知るのはニュースや新聞、ネットで流される情報のみであって、犯人や当事者、被害者の気持ちや心の動き、関係とかまで知る余地はないものだよなぁと。
そう思うと、全てを解決させないのも、アリかなぁと。
でも、読み終えたあと、第2部と第3部をもう一度読むのをお薦めします。
あぁ、あぁ!と納得できる部分がいっぱいです。

今まで、爽快で痛快で、読後超スッキリ!そしてあっと驚かせる展開の多かった伊坂作品ですが、コレはちょっと違う。
でもラストは想像できなかったよー。




読書とはいえ、3冊中2冊漫画ですが。
でも、どれも満足です。


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