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Yul Brynner Photographer |
クリエーター情報なし | |
Harry N. Abrams |
こちらは、世界をまたにかけて大活躍した大スター・ユル・ブリンナーの写真集です
正確なことをいいますと、ユルはカメラマンとしても大変著名だったので、
彼の撮影による写真集といえます。
わが家の大切な宝物です。
表紙を飾っているのは、「追想」のイングリッド・バーグマンで、
本当に美しい姿をみせています。
また、オードリー・ヘップバーン、チャールズ・チャップリン・ジャン・コクトー、
デボラ・カーなどとの交友もあり、
ユルがなにげなく撮ったスタジオ、劇場、郊外(ユルはスイスに住んだ時期もありました)で見せる、
往年のスターたちの素顔が、ほほえましくも魅力的なタッチで描かれています
もちろん、私はユルには会ったことはありませんが、
海外のスターの中で大好きなひとを一人挙げるとしたら、
やはりユル・ブリンナーに尽きるのではないかと思います
高校時代の音楽の授業で、ミュージカル映画「王様と私」を見たのですが、
これが大変にすばらしく、感動したことをいまでもはっきりと覚えていますね
文字通り、ユル・ブリンナーがオスカーを獲得した、
不滅の代表作にして最大の当たり役ですね
この"Shall we dance?”の名場面は、本当に忘れられないものになりました。
ビデオで視聴覚室で、クラスの仲間たちと見ていて、
最後まで見終わったのですが、音楽の先生がかならず、
「おーい、じゃ、どの場面をもう一回見直したいかいってごらん」と
おっしゃるので、みんながもちろんリクエストしたのは、この場面でした(^^)
すっかりみんなファンになっていましたね
そして、つづけて「十戒」も見ました
モーゼと対立する、エジプトのファラオ・ラメセス1世ですね。
ふつう、みんなこの映画をみると、モーゼに肩入れすると思うのですが、
わたしたち女子高生たちは、すっかりユルのラメセスに夢中になっておりました(^^)
ほんとうの意味での超大作ですが、
ラメセスがどんどんかわいそうな展開になっていくので、
みんなヤキモキしながら見ていたことを思い出します
そして、こちらは、渋さいっぱいのユル。映画「追想」の一場面です。
この映画のユルも大好きで、サントラ盤まで買ってしまったほどです
オトナの魅力あふれるユルですが、
一番好きな場面は、パリのロシア料理の酒場で、
ギターをかき鳴らしながら歌を歌う場面があって、
これが大変セクシーで大好きでした
晩年は、ブロードウェイで、4633回「王様と私」に主演するという大記録を達成。
がんと闘いながら壮絶な最期を遂げ、ひとびとの感動を呼びました
1985年10月10日のことでした。
数奇な運命をたどったユルでしたが、
いまだにそのスピリッツを受け継いで、
奮闘しているスターは内外数限りなく、
多大な影響を与えたスターとして、
出会いに感謝したいと思います