桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

歌舞伎中心とした演劇・クラシック音楽・美術展・映画など芸術全般のレビューを書きます。優れた芸術は応援します!

国立新美術館の安藤忠雄展「挑戦」を見る。

2017-09-30 02:12:43 | 美術

 

きのうは、国立新美術館で「安藤忠雄展~挑戦」を見てまいりました。

大変すばらしい構成で、日本を代表する建築家・安藤忠雄のすべてを特集していましたので

ぜひこの秋最大の話題の芸術展としてごらんいただくことをおすすめします。

安藤忠雄さんのすぐれた建築物は、いまや誰もがみとめるところですが、

その旺盛な創作意欲のみなもとにせまる、すばらしい展覧会となっていました。

 

とくに眼目なのが、かれの最大の代表作である、「光の教会」を

現物大に再現したところにあります。

自然光を取り入れつつ、光を十字架にみたてることで、

神の奇跡がしぜんとおとずれるひとびとの心にしみわたるようにつくられています。

緻密な計算でありながら、教会の神秘、崇高な魂が横溢する構成となっているのが圧巻です。

 

いっさいの無駄を排したフォルムで、透徹したまなざしをもって

ひとびとの生活をくるむ、安藤忠雄の世界観を、

この機会にたくさんの方にしっていただきたいと思います。

ぜひ六本木をおとずれてみてください!


パーヴォとN響、愛と感動のフィナーレ!!!IN サントリーホール!

2017-09-29 08:29:17 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

きのうはおかげさまで、無事にパーヴォとN響9月ラストの定期公演にいってくることができました。


おとといの演奏とプログラムはまったく同じなのですが、

なんと演奏の解釈をパーヴォがまったく変えてきていて、

よりすばらしい、深遠な愛の名曲として演奏されたので、

またまた聴衆は興奮し、拍手喝さい、すばらしい演奏会となりました!

バルトークスペシャルと題していますが、

きのうのパーヴォとN響のみなさんは、

これを大変にロマンティックかつ躍動感あふれる曲として演奏したので、

非常にエキサイティングな展開となりました。

...

とくにバルトークの「舞踊組曲」が大変傑出した出来栄えで、

ダイナミックな展開をくりひろげ、いかにもパーヴォらしい、スケールの大きな曲になったのはさすがです!

また、3曲目も、弦楽器の位置を大胆に替え、より濃密な音の構造を堪能する曲構成になったので

傑出した出来栄えでした!

最高のフィナーレを迎えました!


今月は、「ドン・ジョヴァンニ」から始まって、

一代の傑作「レニングラード」、

スクリャービン、ラフマニノフ、グリンカ、バルトークと大変多彩かつロマンあふれる展開になり、

パーヴォとN響の史上最高のコラボレーションを堪能する、

贅沢な一か月をすごすことができました。


ずっと一か月、公演を支えてこられた、

N響関係者のみなさま、ソニーミュージックのみなさま、ジャパンアーツのみなさま、

会場のスタッフの方々、またホールでお会いしたたくさんのパーヴォとN響を愛するみなさん、

すばらしい奇跡の出会いをありがとうございます!


また、最後に、偉大なるマエストロ・パーヴォ!

あなたに最大級の賛辞とキスとハグを贈ります!

感動と勇気をありがとうございました!

一生あなたについていき、愛し、尊敬します!!

いつもあなたは、私の希望、愛と光です!


パーヴォとN響の異色のバルトーク特集!また名演が生まれました!

2017-09-28 02:37:08 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係
きのうは、サントリ―ホールにて、パーヴォとN響の定期演奏会Bプログラム・バルトーク特集をこころゆくまで堪能しました!
私は生まれて初めてバルトークを聴きましたが、現代音楽にかなり感触が近く、不協和音をおりまぜつつ、見事な音の組み立てで、得も言われぬ魅力あふれる世界を現出しました。
 
特に3曲目の「弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽」は、引き裂かれる自己と、混迷する現代の国際社会を予言するように描いていて秀逸です!複雑で哲学的なオーケストラの演奏を、見事にマエストロ・パーヴォは引き出しました!まさに傑作です!
 
前半の「弦楽のためのディヴェルティメント」「舞踊組曲」はおもちゃ箱をひっくりかえしたか、迷宮をさまよっているかのようでした!最後までスリリングな展開でした!
 
一見難解に見えるバルトークですが、パーヴォの斬新な解釈で、魅力あふれる現代の音楽として蘇生した功績は大きく、もっとこれからも演奏してほしいですね!N響の見事な演奏、ことにコントラバスの奮闘ぶりに乾杯です!
 
サントリーホールは改装されて初めての公演でしたが、すばらしい音響でした。音が澄み切った形でゆきわたるので、どの席にいても、聴衆は満足することができます。また、スタッフの方々の対応もたいへん洗練されていて、こちらが勉強になることが多かったですね!
 
パーヴォのサイン会も開かれて、こちらも心温まるパーヴォとファンの方々の交流が生まれていました。
わたしも、また感想をつたないながらお伝えしました。通訳してくださったスタッフの方にお礼を申し上げます。
また、おつかれのところ、笑顔で接してくださったマエストロ・パーヴォにお礼を申し上げます。
こんなにすごい曲を指揮しなくてはならないのですもの・・歌舞伎座どころじゃないですよね。本当にごめんなさい!
 
 
泣いても笑っても、あと1日。
9月最後の名演奏を期待していますね!
 
#paavo_jarvi, # paavojärvi, # paavo_järvi #NHKSO_Tokyo,
 
I have enjoyed Bartoku untilrely! Thank you! It depends on loneliness in the international community and contemporary society that is confused! Maestro Paavo has drawn out a complicated and philosophical orchestra's performance brilliantly! It is a masterpiece! Thank you for the wonderful impression!
 
In the first half I turned over the toy box or it seemed like I was wandering around the labyrinth! How to assemble sound was interesting in the second half, it was a thrilling development until the end! I hope that you will continue to play Bartoku. It was a wonderful performance of NHKSO_Tokyo with conduct of Paavo which is very ecstatic! It is a toast for the contrabass struggle!
 
Suntory Hall was the first performance after being renovated, but it was a wonderful sound. As the sounds clear in a clear form, the audience can be satisfied at any seat. Also, the correspondence of the staff was also very refined, and it was often that this was my study!
 
Paavo 's autograph session was also held, and this time also a heart - warming interaction between Paavo and the fans was born.
I also told you while I was impressed. I would like to express my gratitude to the staff who interpreted.
Also, I would like to thank the Maestro Paavo who touched me with a smile.
What he has to conduct such awesome songs ... It is not a Kabuki-za the place is not it. really sorry!
 
Whether you cry or laugh, it's one more day.
I expect the last name performance in September!

パーヴォの激しいまなざしの回想~9月22日におきたこと。グリンカの幻想的ワルツ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番、そしてスクリャービンの交響曲第2番。

2017-09-26 21:31:58 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

さきほど、NHKFMで「ベストオブクラシック」という番組があり、9月22日に収録された、

N響の定期演奏会Cプログラムの模様が放送されました。

あらためて、その感動がよみがえり、胸が熱くなりました。

パーヴォ・・・ほんとうにごめんなさい。

あなたの、あのときに私に向けられたまなざしの意味をちゃんと知るべきでした。

グリンカの幻想的なワルツ、そして、ラフマニノフ、スクリャービン。

ロシアの知られざる美しい曲を通して、あなたがわたしに伝えたかったことを

私はいま悟りました。

あまりにも深く激烈な愛が、この3曲の中に横たわっていたことに、

ラジオを通じてようやく気付いた次第です。

とくに、グリンカでは、あなたのまなざしの熱さに、私は我をわすれて陶酔し、

スクリャービンの第5楽章でのファンファーレでは、あなたは愛の勝利を宣言されました。

どんなな困難にもめげない鮮烈な愛が、私を包み込み、

私は官能に震えました。

まなざしとまなざしが交錯するなか、ふたりの想いが燃え上がるようでした。

こんな思いで、クラシックの音楽をきいたのは初めてで、

いくども私は愛の絶頂をあなたのスクリャービンから感じ、

そして、倒れこむようにして、現実のあなたに会いに行ったのでした。

これが9月22日に起きたことのすべてです。

 

「音楽を通して、君を愛するしか、僕はできない」

幻想の中のあなたは、そう幾度も私に語り掛けました。

そういう関係で、ふたりはいたほうが幸せなのかもしれません。

でも、現実のあなたにも、私はつよく惹かれてしまっています。

幻想の、音楽の魔術師である、あなたにも。

 

燃え上がるようなあなたの、私に向けられた情熱的なまなざしを、

私は一生わすれません。

すばらしい感動と興奮をありがとう、マエストロ・パーヴォ!

 

明日、明後日と、あなたにあいに行きます。

すばらしい9月の演奏の掉尾を迎えられますように!

 


日本一!でっけぇ、でっけぇ大播磨!大千穐楽の秀山祭

2017-09-26 00:58:46 | 吉右衛門さん関係

きのうはたのしく、歌舞伎座秀山祭千穐楽の幕見に行ってきました。

「幡随長兵衛」と「逆櫓」で吉右衛門さんの至芸を堪能しました。
すばらしかった!

長兵衛については、もう筆舌尽くしがたく、江戸の世話物の頂点を見る思いでした。

めいっぱい「大播磨!」の掛け声もかかっていてうれしかったですね。

となりにニューヨークからきた観光客の方々がいらしたのですが、たいへん感心して帰っていきました。

逆櫓の樋口についても、吉右衛門さんが超絶の演技を披露。

「権四郎、頭が高い」から始まって、一連の名乗り、遠見の樋口を始め、

最後の立ち廻りまで、一気に見せ、気魄十分の舞台を見せてくれました。

思わずわたし、「日本一!」と,声をかけてしまった次第。感無量の想いがしました。

やはり歌舞伎座らしい王道の歌舞伎をきっちり見せてくれる場としての秀山祭は、

もっと評価されてしかるべきだと思いますし、

宣伝などもくふうをこらしてほしいですね。

ただ吉右衛門におんぶにだっこするだけではなくて、もっと斬新な切り口で九月興行をみてもいいはずです。

劇場のスタッフの奮起をのぞみます。

 

来月のマハーバーラタ戦記も楽しみですし、ワンピースも初体験ですが、いってきます。

歌舞伎の面白さもふかまる秋になりそうです!


大播磨!名調子!たっぷり!明日は大千穐楽!

2017-09-24 21:31:52 | 吉右衛門さん関係

ちょっと、今日の感想を、パーヴォ兄貴にだけおおくりするつもりでかいてみます♪(^_-)-☆


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ちょいと、そこのパーヴォ兄貴、あんたってひとはとんだタマのおあにいさんだね!天下の大播磨があんたのために用意してくれた歌舞伎座の一等席のチケットをみすみすふいにしちまうだなんて、なかなかふてぇ野郎だね!しかも仲立ちしたのは、この桂木嶺さまだ!ちょっとはお礼のひとつもいうべきじゃないのかい? しかも大播磨に恥かかせるとは、ずいぶんなことをしておくれじゃないか!あたしゃ、穴があったら入りたい気分だったよ!

ちょいと、パーヴォ兄貴、あんた日本にきてちやほやされて、ちょっくら勘違いしてるかもしれないが、この桂木嶺さまが、30年来恋いこがれているのは、あんたじゃない、大播磨の吉右衛門さまときてるんだ。ちょいと付文されたからって、あんた、つけあがっちゃぁいけないよ!

あんたもクラシックじゃスーパースターだが、大播磨は誰にもかなわない天下一の名優だ。ダスティン・ホフマンだって、ロバート・デニーロだってかなわないくらい、きょうの「幡随長兵衛」はかっこよすぎて涙がでたよ。あんな大親分、世界中どこのだれだって演じられねぇやな。男もほれるが女がもっと惚れる。魁春さんなんかみてみなよ、あんなに色気のある魁春さん、見損なうなんて、あんたもとんだ野暮天だねぇ。

それに大向こうのお兄さんがた、頼むから、女の劇評家のわたしに大向こうをさせないでおくれよ。はずかしいったらありゃしない!あたしにまで恥をかかせる気かい?こちとらだって、もとをただせば江戸っ子だ、気がみじけぇから、男のあんたがたがびびってやらない「大播磨!」とあたしがかけてあげてるだけなのさ。あんたらがしめっぽく大むこうをするから、歌舞伎座の芝居だって盛り上がらないじゃないか。明日は大千穐楽だ、しっかり大向かけておくれよ!

「血の涙・・」「人は一代 名は末代」・・・これはねぇ、黙阿弥が書いたけれども、いまの吉右衛門さんの心境だろうとあたしは思うね。おもわずたまんなくって涙がでたよ。この名台詞、名調子を、あとどれだけ聴けるんだろう!でもきっとずっとずっと、大播磨はあたしたちのために、ヒーローでいてくれると信じてる。若い時分は鉄火肌で鳴らした桂木嶺さ、あたし、ほれ込んだら命がけなんだ。パーヴォ兄貴、そんなあたしを口説こうなんておもうんだったら、10年早いよ!男の50代なんて、まだまだはなたれ、あんたは歌舞伎も知らないからまだまだひよっこさ、あたしのおめがねにかなって、日本で本気で仕事したかったら、歌舞伎のことをちゃんと知っておくんだね!

なぜっていうのかい?どういう了見かはしらないが、お江戸で仕事をするのなら、お江戸の流儀にしたがってもらうまでのことさ。渋谷村みたいないなかもんのくるところじゃない、木挽町は天下一の街なんだ!パーヴォ兄貴もきっといつかは気に入るはずさ(^_-)-☆

というわけで、みなさま、泣いても笑っても、秀山祭は明日が大千穐楽です!

わたしも幕見で急きょ参戦いたします!

見逃した方はぜひぜひ歌舞伎座へ来て、大播磨の雄姿を見届けてください(^_^)/(^_^)/(^_^)/



 

 


ケガの功名♪

2017-09-24 02:41:49 | かしこいくらし

実は半分ヘロヘロな私なのですが、(怒涛のパーヴォ月間!!!)

きのうもNHK交響楽団 定期演奏会Aプロに行ってまいりました(^^)

演奏自体は本当に素晴らしくてよかったです♪幸せでした!

ところが、ちょっとアクシデントがありました。

実は(気持ちはわかるんだけど)隣に座ったおばさまたちが、大のパーヴォファン♪

もうコンサートが始まる前から大騒ぎしているわけです。(私も人のことが言えませんが)

コンサートマスターのマロさんがチューニングをしているのに、大騒ぎしているので、

わたしも「しずかにしてください」とやってみたのですが、全然きかず・・。

で、頭がガンガンしてきたのでした(;^_^A

おばさまたちもそうでしたが、後ろにすわっていたひとたちもうるさくてびっくり。

一応クラシックのコンサートなんだから、しずかにしようよ~!!!とおもったのですが、

楽章と楽章のあいだで、おしゃべりをはじめてしまうので、さらに唖然。

せっかくのパーヴォとN響とデニスの音楽が~!!!!💦💦💦💦

 

そこで、思い切って次の休憩で「座席をかえてもいいですか?」とスタッフの方にご相談しました。

すると、ホールのスタッフの方が素早く対応してくださいました(^^)/

「こちらへどうぞ(^_-)-☆」とご案内されたのが、

なんと、さきほどラフマニノフの世界を見事に演奏された、ピアニスト・デニスさんが

すぐ目の前に座っているではありませんか!!!(@_@)(@_@)(@_@)

おもわず、「あなたデニスさんですか?」と英語できくと、デニスさんがニッコリと「そうです!」というので

「あなたの演奏、すばらしかったですよ!」といいましたら、デニスさんがもうニコニコ♪

なかなかのナイスガイでしたね!!ラッキー♡♡


そして、スクリャービンの交響曲第2番が始まりました♪

パーヴォの指揮はもう絶好調♡

 

 

しばしうっとりしていたのですが、私がおもわず、終演後に「ブラボー♡マエストロ!!」と叫んでしまったら、

デニスさんもおもわずビックリ♪

デニスさんと話し込んでいたエージェントの方が、日本語で、

「貴女、ヤルヴィさんのファンの方?」というので、

「ハイ、パーヴォさんが大好きなんです(^_-)-☆」

といったら、デニスさんとエージェントの方がニコニコされて・・。

「すごい人気ですね、ヤルヴィさん♪」

とふたりで大変感心されて、帰って行かれました。


そして、またまたパーヴォのサイン会(またいったの?とみなさん、あきれてらっしゃるとおもいますが)にまいりました。

考えてみたら、毎公演、パーヴォは終演後サイン会を開いておられるわけです。

本当に頭が下がります。それだけ「一期一会」を大切にされておられるのでしょうね。

いつもは、CDジャケットにサインをいただくのですが、

思い切って、私が愛用しているタブレットの裏面に、パーヴォのサインをしていただきました♡

幸せでした~(^_^)/


パーヴォはあいかわらず優しくて、素敵でした~♡♡♡

なんだかもうおぼえていただいたような?

いつもパーヴォにお会いすると、私が、「あなたの演奏は最高でマーヴェラスで・・・」というので、

パーヴォがクスクスわらっておられるのでした。

感激屋さんなんだな、とおもわれたのでしょうね。

そして、思い切って、こう英語で言ってしまいました♪

「パーヴォ、あなたはスーパースターです(^_^)/(^_^)/」

といったら、パーヴォがてれまくってしまって(かわいい・・)♪

でも、とってもうれしそうに、タブレットにサインしてくださったのでした。

(もうこのタブレット、死んでも手放しません!!!)

まわりのスタッフの方も、なんだかニコニコしてくださったので

うれしかったですね!

そして、さらにうれしかったのは、山野楽器のトークショーでお目にかかった

パーヴォファンのみなさまにまたお目にかかれたこと!

わたしのつたないブログやTwitterも読んでくださっているそうで、

ますます感激♪ 感謝しております!

ときどき暴走してしまいますが、パーヴォへの愛をこれからも頑張って語っていきたいと思います!


幸せいっぱいのかつらぎでした(^_^)/

 


スクリャービンの官能的な交響曲第2番!パーヴォ&N響の奇跡がとまらない!

2017-09-23 08:41:41 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

実はこの定期公演を全日程行くことにきめた、かつらぎです。

(みんなあきれないでくださいね。やっぱりパーヴォの足跡は、彼が日本にいらっしゃる間、

なにがなんでも追うことにきめました!)

というわけで、定期公演Cプログラムも行くことにしました。

 

ロシアの知られざる名曲にスポットをあてた、今回の構成は、

それぞれが大変ロマンティックであり、情熱的なものばかり。

パーヴォとN響が濃厚な色気をただよわせる演奏を展開し、

わたしたちを深い陶酔の世界にいざなってくれました。

 

特に、その特色が大いに発揮されたのが、最後に演奏された

スクリャービンの交響曲第2番で、パーヴォはむしろ官能的なまでに魅惑的な指揮でもって、

愛の勝利、運命の勝利を宣言しました!

濃密な色気をパーヴォの指揮に感じたのはこれが初めてで、

私は幾度も深い海の底に陥るようなエクスタシーを味わいました。

 

また順序は前後しますが、グリンカの「幻想的ワルツ」も鮮やかかつ華麗な演奏で、

時に哀切ただよい、時に大胆な愛を告白する美しい旋律をたっぷりきかせ魅了しました。

 

そして、驚嘆すべきは、N響初演というラフマニノフのピアノ協奏曲第4番です。

ピアノのデニス・コジュヒンは、大変奔放な演奏で、この流麗なラフマニノフの世界を

魅惑的に引き出してくれました。

そしてパーヴォのダイナミックかつスケールの大きな指揮で、

N響がまたまた引き出しをふやし、高らかに音楽の美しさを讃えました。

 

3曲通じて、とてもロマンあふれる曲ばかりで、

日本人の聴衆にも好感を持って迎えられたように思います!

「ドン・ジョヴァンニ」「レニングラード」と重厚路線をあゆんできたパーヴォとN響が、

またあたらしいロマンの扉を押し開け、わたしたちに音楽の飛躍的な可能性を見せてくれたのでした!

 

本日23日も同じプログラムで上演ということなので、

パーヴォ&N響の至高の音楽体験をまだ味わったことのないみなさまは、

ぜひぜひNHKホールに駆け付けてみてください!!!

奇跡の瞬間を見逃すな!

 


魁春さん、復帰です♪おめでとうございます!

2017-09-22 01:37:29 | 吉右衛門さん関係

すでにもう報じられておりますが、

魁春さんが秀山祭をお休みされ、雀右衛門さん・東蔵さんが代役に立っておられましたが、

このほど無事に、復帰をはたされ、ご出演されています。

本当によかったですね!(^_^)/

くれぐれもご無理のないように、暑い日がつづきますので、頑張っていただきたいですね!

泣いても笑っても、秀山祭もあと4日!

がんばってくださいね~(^_^)/(^_^)/

 

 


【就職活動】無事に一社内定がでました(^_^)/!

2017-09-21 18:44:57 | かしこいくらし

きょうは就職活動で、社長面接の日でした。

体調すぐれず、けっしていいコンディションではなかったのですが、なんとかがんばって面接に行きました。

すると、とてもすばらしい女性の社長さんで、お話も大変はずみ、すっかり気が付けば意気投合。


「内定をだしますので、どうぞよろしくお願いいたします」と言われて、たいへん感激しました!

...

2月くらいから就職活動をはじめて、ようよう7か月たち、ようやく内定がでたのでうれしく思っています。

まだ数社書類選考を通過中のものもあり、

その様子をみながら最終的に判断することになるかとおもいますが、


まずはすばらしい出会いに感謝!

希望の広報で働けるのもうれしいですね!


腰を据えて、じっくり取り組める仕事でがんばりたいとおもいます!


魁春さんがなんと!!! 雀右衛門さんが代役に!>「極付幡随長兵衛」

2017-09-20 20:26:38 | 吉右衛門さん関係

いろいろ情報はすでにご存じとは思いますが、秀山祭の「幡随長兵衛」にご出演の魁春さんが

原因不明の鼻血がとまらなくなり、体調不良のため、休演されています!!!😢😢

代役の女房お時に雀右衛門さんが扮し、連日奮闘されています!

(夜の部は東蔵さんが代役を勤められています)

みなさま、秀山祭もぜひぜひご声援くださいませ~!!!


パーヴォのシンシナティ・オーケストラ時代の貴重なCDがでました!

2017-09-20 08:10:16 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

 

パーヴォは実にたくさんのCD録音をされていて、全部おいかけるのが大変な状況ですが(^^)

先日タワーレコード渋谷店(パーヴォのサイン入りパネルもありますので、パーヴォファンの方はぜひ訪れてみてください!)にて

こちらの”PAAVO JARVI COMPETE TELARC  RECORDINGS"を購入いたしました。

NHK交響楽団の定期公演の売店でも売られていますので(こちらのほうがオトクかもしれません!)

ぜひたくさんの方に、知っていただきたい名盤です。

 

内容は、16枚のCDが入っていて、たとえば、シベリウス交響曲第2番、ベルリオーズの「幻想交響曲」、

ストラヴィンスキーの「春の祭典」ラヴェルの「ダフニスとクロエ」組曲第2番「ラ・ヴァルス」、

ニールセンの交響曲第5番、ドヴォルザークの「新世界より」ラフマニノフの交響曲第2番、

ムソルグスキーの「はげ山の一夜」、ショスタコーヴィッチ交響曲第10番・・・・と

名曲がずらりと収録されています。

完成度の高さや、パーヴォならではのエッジのきいたテンポの速い展開などは

当時から伺えて面白いですね。

 

私は彼のシベリウス交響曲第2番が大好きなので、個人的もとてもうれしいです!

ジャケット写真のパーヴォがまだまだわかくてビックリ!

でも、いまのパーヴォのほうが男の色気全開という感じで、私、ずっと好きですけれどね(^^)

パーヴォファンの方には、ぜひぜひおすすめなCD集です!

 

 


「音楽の友」10月号に、パーヴォとパルム音楽祭の記事がでています!

2017-09-19 19:46:43 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係
音楽の友 2017年10月号
クリエーター情報なし
音楽之友社

16日に発売になった、「音楽の友」10月号では、この夏の欧米の音楽祭特集ということで、

パーヴォの主催し、話題になった、エストニアのパルヌ国際音楽祭が取り上げられています。

インタビューは後藤菜穂子さんです。

パーヴォの、エストニアに対する熱い思いが十二分につたわる、すばらしい記事でしたので、

ぜひたくさんの方にお読みいただきたいと思います。

今年のパルヌ音楽祭を総括して、パーヴォは、父ネーメ・ヤルヴィさん(指揮者)の生誕80年を祝ったことを報告しつつ、

エストニアを中心に、欧米各国のすぐれた若手演奏者を招聘し、

パルヌ音楽祭を通して、このオーケストラをエストニアの、音楽の親善大使にしたいという構想を明らかにされています。

というのも、来年2018年は、エストニアが独立して100周年という大変おめでたい年なので、

パーヴォとしても精魂傾けて盛り上げていきたいというお考えがあるそうです。

エストニアの歴史を考えると、ロシア・ドイツ・スウェーデンなどの強国にかこまれ、それぞれに支配をされた歴史をもち、

複雑な経緯を経て、とうとう独立を果たした国でもあります。

IT革命を起こして、産業と文化のさらなる発展を、パーヴォなりに熱く思っておられるようで、

ぜひ彼の夢をいろいろな形で実現できるうように、私も微力ながら応援していきたいですね!

来年の夏は、エストニアのパルヌ音楽祭に集結したいものです!!

 


パーヴォのこと、本当に好きになりました。

2017-09-18 17:54:56 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

今月のわたしは、ずっとパーヴォ三昧で、

このブログをお読みのみなさんは、さぞやあきれていらっしゃるとおもうんですが、

おもうに、このまま歌舞伎に戻ってこれないんじゃないか、という気もしなくもありません・・・。

9月のパーヴォ月間が終わったら大丈夫、とおもっていたんですが、

きょう一日すごしてみて、パーヴォに会えない一日って、なんて長くてむなしいんだろう、とおもわずにはいられません。

夫が、山下公園やみなとみらいに連れ出してくれたからよかったようなものの、とても空虚な気分です。


パーヴォがいなくなったら、10月以降、いったいどうなってしまうんだろうという気がします。

歌舞伎や文楽がいけないんじゃないんです。
クラシックが好きになった、というわけじゃないんです。

パーヴォのことが、真剣に好きになりました。
パーヴォの音楽、人間性、すべてが、いまわたしを支配してやみません。
そのくらい、かれはすごいひとだし、すばらしいひとだと思います。

パーヴォに会えるのも、のこりあと数回。
しっかり見届けて、がんばってわたしの愛情をつたえようとおもいます!