桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

歌舞伎中心とした演劇・クラシック音楽・美術展・映画など芸術全般のレビューを書きます。優れた芸術は応援します!

吉右衛門さん、ぶっちぎりにカッコいいです💕💕💕歌舞伎座昼の部、超ミーハー観劇記

2017-11-17 02:46:55 | 吉右衛門さん関係

きょうは、スポーツクラブで仲良くなったお友達と一緒に、たのしく歌舞伎座昼の部をみてまいりました♪(なんと今回で3回目!すっかりハマってます^^)うれしかったのは、「チコちゃん、きょうはお仕事モードじゃなくて、たのしく歌舞伎座周辺を堪能しましょ(^_-)-☆」とお友達がいってくださって、(彼女は御年81歳!!!でもとっても若々しくて素敵な女性です。ちょっとフランス人女性みたいでおしゃれです♡)新橋駅からトコトコと銀座を通って銀ブラをして、歌舞伎座に到着しました。

 

いつもはあわただしく劇場にいきますので、こうした楽しみも観劇のよさだなぁと感じつつ、とおってまいりました。とてもラッキーだったのは、新橋で降りて(私はまったく知らなかったのですが)レーズンウィッチで有名な、小川軒というお店のお品が無事に買えた事でした!お友達曰く、「小川軒のレーズンウィッチって本当に手に入るのが大変なのよ♪ あなたとってもツイてるわ♪」とのこと。大変気を良くして、買わせていただきました。こんどいろいろとほかのお知り合いにもおすそ分けできたらなと思います(^^)歌舞伎座鑑賞の楽しみがまたできました!



きょうはなんと2階席で拝見しました。中央のど真ん中で贅沢な気分♪ お友達も大喜びです!


来月の演目がかかっています。もう早くも12月なのですね・・・!

一年があっという間です!

来月は個人的には、愛之助さんの「実盛物語」松緑さんの「蘭平物狂」

中車さんの「瞼の母」玉三郎さんの「楊貴妃」・・・などが楽しみです!

(結局全部たのしみなんですけどね^^)



左側には、いよいよ再来月にせまってきた、高麗屋三代襲名の看板。

吉右衛門さんももちろんご出演です♡♡


お芝居もすばらしくて、とことん、ミーハーモードでみなさんと応援しました(^_^)/

「鯉つかみ」はお友達が「こんなにすごい演目見て、私感動して泣いちゃった😢」と目をウルウルさせたので

わたしもとってもうれしくなりました。染五郎さん、本当に気持ちいいくらい大活躍で、

児太郎さんとのコンビも美しくて、お似合いでした~♡

「直侍」の菊五郎さんと時蔵さんのコンビも、ため息がでるほど素敵でした。切ないオトナの恋をまたまた堪能しましたね!


で、われらが「奥州安達原」ですが・・

吉右衛門さんは、もう信じられないくらいかっこよくて!!!

赤旗を投げる時の豪快さ、「何奴の、仕業なるか」の音遣いのみごとさ、これ以上りっぱな顔はないという、男の顔、黒の衣裳に身を包んで、上手から登場するときのセクシーオーラ全開の大きさ!

やっぱり「日の本一の役者だなぁ~♡♡」とわたしもお友達もすっかり大満足。幸せでした!


すっかり満足したところで、なんとお友達が、横浜のご自宅にさそってくださいました。私が就職活動中なのですが、「がんばってちょうだいね(^^)/」ということで茶色のそれはそれは素敵なバッグをプレゼントしてくださったのです!!!もう大感激のかつらぎでありました。大事に大事に使いたいと思います(^^)うれしいです!

お友達の家を出た後は、夫と合流して、ちょっとプチ飲み会♪

野毛の「でんがな 桜木町店」で串カツと一品料理をいただきました。

さっそくビールで乾杯していますが・・・・明日から、また塩なめです(笑) 

 






牛カツ、つくね、アスパラ・・・どれもこれも絶品の味わい!


 

こちらは鶏の皮と、ミミガーのつけあわせ。こちらも大変おいしかったです!

 

帰宅してからは、夫が「ぜひ食べたい」というので、

お土産の小川軒のレーズンウィッチをいただきました!

こちらもビックリするほどおいしかったです!

甘くて最高~♡♡



 

ほんとうは全部買いたかったくらい、超~フォトジェニックな吉右衛門さん♪

この日本一の顔を永久保存版にしたくて、買いました!

で、私の書棚にさっそくかざっております♪

うーん、素敵♡



 

というわけで、きょうは(まったく仕事抜きで)とことん歌舞伎座と銀座を楽しめた一日になりました!

最高にハッピーです!

お友達に、そして、歌舞伎座のみなさんにお礼を申し上げたいと思います(^_^)/(^_^)/(^_^)/!


ガンバレ 吉右衛門さん、雀右衛門さんキャンペーン!\(^o^)/「奥州安達原」が泣かせます!

2017-11-04 06:39:23 | 吉右衛門さん関係

 

今回、なんで私が歌舞伎座に3回も足を運ぶかと申しますと、それは実はすべては昼の部の「奥州安達原」を見たいがためなのです。これは歌舞伎学会での、吉右衛門さんの論文でも書かせていただきましたが、近松半二の傑作で、しかも吉右衛門さんが、2001年1月の国立劇場で演じられた時には、もうそれはそれはかっこよくて、かなしくて、素敵でびっくりしたものでした。このときの安倍貞任の姿を写真に撮ったのが、稲越功一さん撮るところの写真集での吉右衛門さんの雄姿です。

袖萩は今回雀右衛門さんに譲って、貞任一役を演じておられる吉右衛門さんですが、袖萩を演じられた時も、それはそれは泣けてしまう哀れな女を(あのタッパの高さなのに!)熱演されておられたのでした。三味線も弾かれ、まさに大活躍。雀右衛門さんも今回頑張っておられますけれども、三味線も、やっぱりもうちょっとがんばってもらいましょうか(笑) とにかく、難役だらけの「奥州安達原~袖萩祭文」であります。

吉右衛門さんの今回の貞任は、やはりとにかくでっけぇ!!!かっこいい!!そして目を炯々といからせて、錦之助さん扮する八幡太郎義家に迫るあたりは、ぞっとするほどの妖気が漂い、見事でありました。なぜ、吉右衛門さんが演じるとこれだけのすさまじいリアリティが出るのか、ふしぎでなりません。「何奴の、しわざなるか」と音遣いの工夫も天下一品ですし、赤旗をぽんと投げ出して、振り回す演出も実に豪快です。豪壮な貞任のキャラクターが、現代に不器用に生きる多くの男たちに重なるようで、ふかい共感を呼びます。

歌六さんの傔杖(けんじょう)直方も愚直でよく、大きさがよくでました。吉右衛門・歌六で今度一度「寺子屋」も見てみたいような気がします。東蔵さんは次の「直侍」の丈賀とも合わせての名演。錦之助さんの朗々たる八幡太郎義家、又五郎さんの宗任の豪儀さに、心打たれますね。そして殊勲賞の子役のお君の安藤然、高安えみりさん。

こちらも傑作の呼び声高い「奥州安達原」なので、幕見にも通いたいなと思っています!

若いみなさまも、絶好調の吉右衛門さんの雄姿を見逃すなかれ!

 

 

 


吉右衛門さん、12月国立劇場「梅の由兵衛」ついに始動!

2017-10-28 01:27:49 | 吉右衛門さん関係

 

いよいよ、その全貌が明らかになってきた、12月国立劇場の「通し狂言 隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)~御存梅の由兵衛~」です。

製作発表が26日、都内で行われました(^_^)/ くわしい記事はこちらから。

http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171027-OHT1T50111.html

 

また、あぜくら会のご案内をいただきましたので、その解説をもとに、私も説明をしてみます。

(当然ですが、私、まったくこの芝居をみたことがありません!)


梅の由兵衛(うめのよしべえ)とは、侠客です。

下総千葉家の重臣・三島隼人を旧主に持つ男で、隼人のもとから盗まれた、お家の重宝を探索しています。

そして、隼人の娘で、男と駆け落ちし、芸者になった小三(こさん、雀右衛門さん)を請け出すべく、金策に奔走し、悪事の糾明に乗り出しています。

一方、由兵衛の女房・小梅(菊之助さん)は、弟で米屋の丁稚の長吉(菊之助さん二役)に、小三の身請け金の工面をたのみます。ところがその事情を知らずに、由兵衛が行き違いで長吉を殺め、金を奪ってしまいます・・・・・。

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大坂に実在した人物がさまざまな芝居に仕組まれ、江戸の男伊達(侠客になった)梅の由兵衛。その芝居の集大成ともいえる、並木五瓶(ごへい)の傑作です。初演は1796年(寛政8年)。大正から昭和にかけて、吉右衛門さんのおじい様である、初代吉右衛門が大当たりとし、吉右衛門さんの実父である白鸚(初代、8代目幸四郎)に継承された、因縁の役でもあります。

今回は、吉右衛門さんが、初代の台本と原作を踏まえ、「通し狂言」として新たに補綴。宗十郎頭巾もあざやかな、由兵衛にチャレンジします。忠義をつらぬく由兵衛の心意気と、さまざまな人間模様の面白さを、ぜひご堪能ください!また、この前に、「今様三番三(いまようさんばそう)」がつきます。こちらは雀右衛門さん、歌昇さん、種之助さんほかの出演となりますのでお楽しみに!

年末はなにかときぜわしいですが、「梅の由兵衛」で痛快無比な舞台にふれて、素敵な年の瀬を迎え、大ヒットとまいりましょう\(^o^)/!

 


 

 


吉右衛門さんが文化功労者に選ばれました!

2017-10-24 12:40:04 | 吉右衛門さん関係

我らがキッチーこと、吉右衛門さんが!

今年の文化功労者に選ばれました!

うれしすぎて死んでしまいそうです!💘😃🎵💝❤💖😋⭐💞✌💟😍😘

OMG!

おめでとうございます!!

取り急ぎ、こちらの映像をごらんください!!!

https://www.youtube.com/watch?v=_zmyNSFus3A


功労者の選出の知らせをうけたときは、

奥様がその電話をうけられたそうです(^^)

で、吉右衛門さんがニコニコと「美しい夫婦愛です(^_-)-☆」とおっしゃったのでした。

奥様もほんとうによかったですね(^_-)-☆


わたしも、この知らせをしったのは、とある

洋食屋さんでランチをいただいていたときでした。

もうあまりにビックリしてしまって、「きゃあぁぁっぁぁぁぁぁぁ~♡♡♡」と

叫んでしまいました(´∀`*)ポッ


11月6日にホテルオークラ東京で顕彰式があるそうですので、

気を付けて頑張って行っていただきたいですね!

(すみません、場所がちがっておりましたのでお詫びして訂正いたします。)

吉右衛門さん、来月は歌舞伎座で顔見世にもご出演ですし、

ますますかがやいていらっしゃいます!

来年は、なんと初舞台から70周年!!!

まさにメモリアルイヤーになる2018年も

めでたくお祝いしたいですね!


まずは、この文化功労者に選んでくださった皆さまにお礼を申し上げます!

お国もたまにはいいことしますね(^_-)-☆(クスクス)


まずはめでたいです!大播磨~(^_^)/(^_^)/(^_^)/


立憲民主党 神奈川大作戦! 動画をご覧になれる方はぜひごらんください(^_^)/ みんなで盛り上げましょう!

2017-10-16 22:41:43 | 吉右衛門さん関係

枝野さんの、みなとみらいでの演説、全内容です!

https://www.pscp.tv/hamanokuroneko/1gqGvYkQDbwKB

ダウンロードできるかたは、ぜひみなさまごらんください。

そして、すばらしい演説なので、

ぜひたくさんの方に拡散してください(^_^)/!

あ、テレビでは多分放送してくれません(苦笑)

それから、やたら「そうだ!」「その通り!」「がんばれ!」といってる

女の人は・・・私です(さらに苦笑)。

 

 


日本一!でっけぇ、でっけぇ大播磨!大千穐楽の秀山祭

2017-09-26 00:58:46 | 吉右衛門さん関係

きのうはたのしく、歌舞伎座秀山祭千穐楽の幕見に行ってきました。

「幡随長兵衛」と「逆櫓」で吉右衛門さんの至芸を堪能しました。
すばらしかった!

長兵衛については、もう筆舌尽くしがたく、江戸の世話物の頂点を見る思いでした。

めいっぱい「大播磨!」の掛け声もかかっていてうれしかったですね。

となりにニューヨークからきた観光客の方々がいらしたのですが、たいへん感心して帰っていきました。

逆櫓の樋口についても、吉右衛門さんが超絶の演技を披露。

「権四郎、頭が高い」から始まって、一連の名乗り、遠見の樋口を始め、

最後の立ち廻りまで、一気に見せ、気魄十分の舞台を見せてくれました。

思わずわたし、「日本一!」と,声をかけてしまった次第。感無量の想いがしました。

やはり歌舞伎座らしい王道の歌舞伎をきっちり見せてくれる場としての秀山祭は、

もっと評価されてしかるべきだと思いますし、

宣伝などもくふうをこらしてほしいですね。

ただ吉右衛門におんぶにだっこするだけではなくて、もっと斬新な切り口で九月興行をみてもいいはずです。

劇場のスタッフの奮起をのぞみます。

 

来月のマハーバーラタ戦記も楽しみですし、ワンピースも初体験ですが、いってきます。

歌舞伎の面白さもふかまる秋になりそうです!


大播磨!名調子!たっぷり!明日は大千穐楽!

2017-09-24 21:31:52 | 吉右衛門さん関係

ちょっと、今日の感想を、パーヴォ兄貴にだけおおくりするつもりでかいてみます♪(^_-)-☆


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ちょいと、そこのパーヴォ兄貴、あんたってひとはとんだタマのおあにいさんだね!天下の大播磨があんたのために用意してくれた歌舞伎座の一等席のチケットをみすみすふいにしちまうだなんて、なかなかふてぇ野郎だね!しかも仲立ちしたのは、この桂木嶺さまだ!ちょっとはお礼のひとつもいうべきじゃないのかい? しかも大播磨に恥かかせるとは、ずいぶんなことをしておくれじゃないか!あたしゃ、穴があったら入りたい気分だったよ!

ちょいと、パーヴォ兄貴、あんた日本にきてちやほやされて、ちょっくら勘違いしてるかもしれないが、この桂木嶺さまが、30年来恋いこがれているのは、あんたじゃない、大播磨の吉右衛門さまときてるんだ。ちょいと付文されたからって、あんた、つけあがっちゃぁいけないよ!

あんたもクラシックじゃスーパースターだが、大播磨は誰にもかなわない天下一の名優だ。ダスティン・ホフマンだって、ロバート・デニーロだってかなわないくらい、きょうの「幡随長兵衛」はかっこよすぎて涙がでたよ。あんな大親分、世界中どこのだれだって演じられねぇやな。男もほれるが女がもっと惚れる。魁春さんなんかみてみなよ、あんなに色気のある魁春さん、見損なうなんて、あんたもとんだ野暮天だねぇ。

それに大向こうのお兄さんがた、頼むから、女の劇評家のわたしに大向こうをさせないでおくれよ。はずかしいったらありゃしない!あたしにまで恥をかかせる気かい?こちとらだって、もとをただせば江戸っ子だ、気がみじけぇから、男のあんたがたがびびってやらない「大播磨!」とあたしがかけてあげてるだけなのさ。あんたらがしめっぽく大むこうをするから、歌舞伎座の芝居だって盛り上がらないじゃないか。明日は大千穐楽だ、しっかり大向かけておくれよ!

「血の涙・・」「人は一代 名は末代」・・・これはねぇ、黙阿弥が書いたけれども、いまの吉右衛門さんの心境だろうとあたしは思うね。おもわずたまんなくって涙がでたよ。この名台詞、名調子を、あとどれだけ聴けるんだろう!でもきっとずっとずっと、大播磨はあたしたちのために、ヒーローでいてくれると信じてる。若い時分は鉄火肌で鳴らした桂木嶺さ、あたし、ほれ込んだら命がけなんだ。パーヴォ兄貴、そんなあたしを口説こうなんておもうんだったら、10年早いよ!男の50代なんて、まだまだはなたれ、あんたは歌舞伎も知らないからまだまだひよっこさ、あたしのおめがねにかなって、日本で本気で仕事したかったら、歌舞伎のことをちゃんと知っておくんだね!

なぜっていうのかい?どういう了見かはしらないが、お江戸で仕事をするのなら、お江戸の流儀にしたがってもらうまでのことさ。渋谷村みたいないなかもんのくるところじゃない、木挽町は天下一の街なんだ!パーヴォ兄貴もきっといつかは気に入るはずさ(^_-)-☆

というわけで、みなさま、泣いても笑っても、秀山祭は明日が大千穐楽です!

わたしも幕見で急きょ参戦いたします!

見逃した方はぜひぜひ歌舞伎座へ来て、大播磨の雄姿を見届けてください(^_^)/(^_^)/(^_^)/



 

 


魁春さん、復帰です♪おめでとうございます!

2017-09-22 01:37:29 | 吉右衛門さん関係

すでにもう報じられておりますが、

魁春さんが秀山祭をお休みされ、雀右衛門さん・東蔵さんが代役に立っておられましたが、

このほど無事に、復帰をはたされ、ご出演されています。

本当によかったですね!(^_^)/

くれぐれもご無理のないように、暑い日がつづきますので、頑張っていただきたいですね!

泣いても笑っても、秀山祭もあと4日!

がんばってくださいね~(^_^)/(^_^)/

 

 


魁春さんがなんと!!! 雀右衛門さんが代役に!>「極付幡随長兵衛」

2017-09-20 20:26:38 | 吉右衛門さん関係

いろいろ情報はすでにご存じとは思いますが、秀山祭の「幡随長兵衛」にご出演の魁春さんが

原因不明の鼻血がとまらなくなり、体調不良のため、休演されています!!!😢😢

代役の女房お時に雀右衛門さんが扮し、連日奮闘されています!

(夜の部は東蔵さんが代役を勤められています)

みなさま、秀山祭もぜひぜひご声援くださいませ~!!!


女だてらに幡随院♪

2017-09-04 22:44:50 | 吉右衛門さん関係

きょうは歌舞伎座の幕見にいってきました(^^)

もちろんおめあては昼の部の最後の「幡随長兵衛」です。

大播磨、実にみごとな大侠客ぶりで、圧巻でした。

ちょっと幕見の方にお詫びなのは、

大向こうさんが少なかったので、

不肖わたしが女だてらに大向こうをちょっとやってしまったことでした(;^_^A

私としては、はじめはとってもはずかしかったのですけれど、

やっているうちに、なんだかとても気持ちがすっきりしました(^_^)/ 

タイミングのいいところで「大播磨!」「播磨屋!」「高麗屋!」と

かけられたのでうれしかったですね(^^)


まぁ、あまり女性の大向こうって、私もあまり感心しませんが、

きょうはほとんど静かだったからいいでしょう(^^)
あとは本職の大向こうさんに、たのしくお任せしたいと思います。

おめにかかったみなさま、ありがとうございました。
あ、結構外国の方もおおかったですね。
かなり楽しんでいただけたみたいで、

特に花道で坂田何某(吉之丞さん、吉兵衛さん熱演)が大暴れする場面で、

場内大爆笑でした♪


秀山祭、まだまだ始まったばかりです。


たくさんの方のお誘いあわせをおまちしております♪


外国人の方のための、9月歌舞伎座のみどころ♪

2017-09-02 11:56:19 | 吉右衛門さん関係
きのうは歌舞伎座で、名優・中村吉右衛門さんの舞台を一日通しで拝見しました。
実に傑作ぞろいの舞台で感動しました!
歌舞伎の場合、一日に5~6本の作品を上演します。
吉右衛門さんはメインの作品を2本出演し、1本は別に演出・脚本も担当されています。
ことにみなさんにおすすめなのが「幡随長兵衛」「逆櫓」という江戸時代の侠客と、
鎌倉時代の武将をそれぞれ主人公にした作品です。
 
In yesterday Kabuki-za Theater, were we saw in one day through the stage's Kichiemon Nakamura.
I was touched by the stage of a masterful work!
In the case of Kabuki, we will perform 5 to 6 works a day.
Kichiemon appeared two main works, and one was responsible for directing and scripting separately.
Especially recommended to you are "BANZUIIN CHOBE" and "SAKARO"
It is a work which made the warlords of the Kamakura period the hero.
 
これらの作品のすばらしいところは、私のブログにも書いているのですが、
まず前者は江戸時代という17世紀から19世紀にかけての、
日本独特の文化の生成に貢献した時代を扱っていること、
いわゆる「世話物」といって、江戸情緒ゆたかな風物詩となっていること、
また、後者は、ひとりの男性の英雄的な生き方を通して、
人間が生死の際に立った時の理想的な死の迎え方と尊厳を描いていること、
台詞がまるで音楽のように際立った美しさで聴かせてくれることなどがあげられます。
 
The wonderful aspects of these works are also written in my blog,
First of all, the former was the Edo period from the 17th century to the 19th century,
It deals with the era that contributed to the creation of unique culture in Japan,
The so-called "SEWAMONO" is said to have become a richly poetic expression of Edo emotion,
In addition, the latter, through a heroic way of living for a man,
It depicts how ideal death welcomes and dignity when man standing in life and death,
You can say that the dialogue makes you listen with distinctive beauty like music.
 
吉右衛門さんはこれらの英雄的な演技に加えて、セリフ術にたけており、
脚本への解釈も実に的確かつ深く斬新で、
まるで、オペラ「ナブッコ」の主人公のように重厚な魅力をもった俳優です。
まさに日本を代表する名優のひとりといえます。
 
In addition to these heroic performances, Mr.Kichiemon has taken advantage of dialogue art,
The interpretation of the script is also quite precise and deeply innovative,
It is an actor with a heavy charm like a hero of an opera "Nabucco".
It is just one of the leading actors in Japan.
 
 
吉右衛門さんは今年73歳になりますが、ますますエネルギッシュに
新作・古典両方の歌舞伎に挑み、歌舞伎界をけん引するカリスマのひとりとして君臨しています。
 
Kichiemon will be 73 years old this year, but increasingly energetic
It challenges both new and classic Kabuki, and reigns as one of the charisma towing the Kabuki world.
 
日本では、歌舞伎などの古典芸能の表現者を保護する意味で、
「人間国宝」という顕彰制度をとっていますが、
彼もその数少ない「人間国宝」の一人です。
しかし、素顔の彼は、まったく偉ぶったところがなく、謙虚で、ユーモアもあり、穏やかな紳士です。
政治的にもリベラルなので、国民的な人気を誇っています。
30年間、私は彼のファンをしていますが、ほんとうにすばらしい俳優です。
 
In Japan, in order to protect the expression of classical performing arts such as kabuki,
We are taking a honor system called "Human National Treasure"
He is one of the few "human national treasures".
However, he is a gentle gentleman who is modest, humorous, gentlemanly without any great achievements.
Politically he is liberal, so he is proud of its national popularity.
For thirty years, I am a fan of him, but indeed it is a wonderful actor.
 
歌舞伎にはいろいろユニークな点がたくさんありますが、
ひとつは演出家と主演俳優が兼任していることが大きな特色として挙げられます。
また、女形とよばれる、男優が女性の役をすべて演じることも、
エリザベス1世時代のシェイクスピア劇のようで面白いですね。
代表的な女形としては、坂東玉三郎さんがあげられますが、
今月の歌舞伎座に登場している、坂田藤十郎さん、尾上菊之助さん、中村雀右衛門さん、中村魁春さんなども
すぐれた女形です。
 
There are many unique points in Kabuki,
One thing is that the director and the leading actor are concurrently concurrently featured as a big feature.
Also, actors playing the role of women, all of which are called female figures,
It seems like a Shakespeare play in Elizabeth I generation, is not it?
As a representative female figure, Mr. Tamasaburo Bando is mentioned,
Mr.Sakata Toujurou,Mr. Onoe Kikunosuke, Mr. Nakamura Jakuemon, Mr. Nakamura Kaishun etc. appearing in the Kabuki-za this month
It is an excellent female figure.
 
音楽的にも、大変ユニークなシステムをとっているのが歌舞伎の大きな特色です。
たとえば、下手にいる「黒御簾音楽」のチームは、効果音・音楽・歌すべてを担当します。
そして、上手には、竹本・清元・長唄といったチームが、
主題のテーマや歌詞を歌い、奏でるオーケストラのような役割をはたします。
 
Musically it is a big feature of Kabuki to have a very unique system.
For example, the team of "Kuromisu music" who is not good is responsible for all sound effects, music and songs.
And, well, teams such as Takemoto, Kiyomoto, Nagauta,
Singing the theme and lyrics of the theme, it plays a role like an orchestra playing.
 
「黒衣」の存在も大変ユニークです。みていただくとわかるのですが、
芝居の進行の補助的な役割をはたし、コロスの役割も演じますが、
舞台では「存在していない」という前提なのです。これもとても面白いと思います。
 
The existence of "Kuroko" is also very unique. As you can see,
It plays a supplementary role in the progress of the play and also plays a role of the colos,
On the stage it is a premise that "does not exist". I think this is also very interesting.
 
ぜひ、一度日本にいらっしゃる間に、彼の舞台をみなさんにも見ていただいて、
歌舞伎を中心とした日本の芸術の豊潤さをしっていただければと思っています。
ちなみに、歌舞伎座のチケットHPはこちらなので、ご参考までにどうぞ!
 
By all means, while you are in Japan, I hope you will see his stage,
I hope that you will appreciate the abundance of Japanese art mainly in Kabuki.
By the way, the ticket HP of the Kabukiza is here, so please for your information!
 
 

 

【速報!】吉右衛門さん、ついに名作「奥州安達原」に登場!!11月歌舞伎座顔見世です!そして12月国立劇場に登場!

2017-09-02 09:19:18 | 吉右衛門さん関係

 

さて、11月顔見世歌舞伎座の公演概要がでました(^_^)/

今回はなんと、藤十郎さん、菊五郎さん、幸四郎さん、仁左衛門さんと並ぶ壮観さ!!!

吉右衛門さんは昼の部の、傑作の誉れ高い「奥州安達原(おうしゅう・あだちがはら)」で

安倍貞任役で登場されます!

私も、吉右衛門さんに関する論文を歌舞伎学会で発表して、この舞台の彼のすばらしさについて

たくさん書かせていただいたのですが、まさに渾身、文字通りの名作なので、

こちらもぜひぜひたくさんの方にご覧いただきたいと思います。

戦争とは、愛とは、平和とは、そして民族の壁を超えるにはどうしたらいいのか____

現代の混迷した世相にもまさに訴えかける、近松半二畢生の大作です!

 

 

そして、こちらは国立劇場12月公演です。

「梅の由兵衛(よしべえ)」というお話ですが、

ちょっと私も見たことがない・・・・というより、復活狂言なので、あたりまえですね。

初代の当たり役でもあり、吉右衛門さん念願の登場となります。

こちらもいろいろ調べてみて、研究し、またあらためてみなさんにご報告しますね!\(^o^)/

 

とにかく、12月まで大車輪で活躍の大播磨、お体に気を付けて頑張っていただきたいですね!

 


えっ、そんなのあり?!爆笑・感動・ラブ&ホラー!?なんでも満載の秀山祭夜の部「再桜遇清水」は必見です!

2017-09-02 08:41:52 | 吉右衛門さん関係

さて、実は今回、超ダークホースだったのが、秀山祭夜の部「再桜遇清水(さいかいざくらみそめのきよみず)」!!!!

吉右衛門さんが30年以上前に、こんぴら歌舞伎の金丸座で上演するために、「松貫四(まつかんし)」のペンネ―ムで

お書きになったのを、戸部和久さんが補綴してお書きになったのが、今回の上演台本です。

これが実は大変に面白くて、笑って泣いて感動できて、

しかも最後には大どんでん返しの恐怖(!?)が待っているという

超・ジェットコースター歌舞伎なのです!!!!

あらすじは、もうとってもお話したいですが・・・(笑)(笑)(笑)

あえて、ネタバレしないでおきます!!!とにかく劇場で見てください(^_^)/(^_^)/(^_^)/

特に、いま熱烈恋愛中のカップルのみなさんにおすすめの、「デートムービー」ならぬ「デート歌舞伎」です。

ディズニーランドもいいけれど、この歌舞伎をみてもらって、

お互いの愛をしっかりたしかめあっていただきたいですね(^_-)-☆

 

というのは、ほかの人がこれを書いたのなら

「ふーん、そうなんだ、なんかてんこ盛りな内容だよね(^_-)☆」なんですけど、

これを、天下のきっちーさまが書いたので、仰天!!ビックリすることだらけです!!!

「ええええっ?!!これが吉右衛門さんの(女の人に対する)ホンネなの~!?」」

「えええええっ?!これは歌舞伎で誰をいったいモデルにしてるんだろう?!」

「わぁ、このセリフ、吉右衛門さんにいわれたら、もう悶絶しちゃうよね♡♡」

というセリフのオンパレード。

もう~たまりません♡ もう大播磨ったら♡♡♡

ファンのみなさま、妄想モードでぜひぜひこの舞台をご堪能あれ(^_-)-☆

 

もちろん、このヒーロー・ヒロイン役を演じている

染五郎さん、雀右衛門さんも大変魅力的ですので

こちらも必見の舞台です!!!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

 


匂いたつ男のエロティシズム~九月歌舞伎座秀山祭昼の部「幡随長兵衛」 夜の部「逆櫓」~吉右衛門さん、フェロモン爆発!

2017-09-02 08:06:43 | 吉右衛門さん関係

(※松竹(C)歌舞伎美人のHPよりいただきました)

 

見てください、この匂いたつような色気とリリシズム!

吉右衛門さんが主宰する「九月歌舞伎座秀山祭」が1日初日を迎え、さっそく行ってまいりました。

結論からいえば、もう「男のエロティシズムとダンディズム」いっぱいのすぐれた舞台の誕生です。

ぜひたくさんの方に見に行っていただきたいと思います!

 

やはりなんといっても、すばらしいのは、昼の部の「幡随長兵衛」!!!

私が見た中でも、過去最高の長兵衛を、吉右衛門さんがみごとな描写で演じておられました。

まず、客席から登場するときの圧倒的な華やかさとカリスマ性が、吉右衛門さんの場合図抜けていることが素晴らしい。

また、江戸一番の大立者という風格が、ごく自然にそなわっているのが見事です。

「この江戸じゅうにゃ、俺を待っているひとがたくさんいるのだ」というセリフが、

彼でないと、まったくリアリティをもって伝わらないのですね。

そして、二幕目の、長兵衛の家での、女房お時とせがれ長松に対する、長兵衛の述懐は、

今回さらに進化と工夫をとげ、見事な成果をあげています。

「おい長松、おめぇは、こんな稼業はついじゃいけねぇよ」というせりふ、

昔は吉右衛門さん、もっとなかせよう、なかせようとしていたんですが、

今回は、江戸の青空のごとく、からりとさわやかにいってのけたので、

かえってそれが悲しみを際立出せて、泣かせてくれました。

水野十郎左衛門(染五郎さん好演)との対決も、しずかな緊迫感にみちており、

ときどきぎらりとするような殺気をはらむのが、またこのひとらしくて素晴らしいですね。

まさに、江戸の香りのする大歌舞伎といえます。

まわりも歌六さん、又五郎さん(二役ご苦労様)、魁春さん、錦之助さん、

歌昇さん、種之助さん・・という手堅いかおぶれで、

黙阿弥のセリフの良さをぞんぶんにこの劇団で味わうことができました。

「湯殿の長兵衛」の場面も凄艶な最期、死にゆく長兵衛を抱える人々が、ピエタのように美しかったです。

 

そして夜の部の「逆櫓」の樋口次郎兼光!!

久しぶりにみたので、ちょっと物語を思い出しながらみていましたが、こちらも大変傑出した出来栄えなので、

好劇家のみなさんは必見ですね!

まず花道の出が素晴らしいのはいうに及ばず、時代と世話、両方のセリフの活殺自在な大播磨・吉右衛門さんの魅力が

舞台いっぱいに横溢していて、圧巻です。

また、舞台のすみずみにまで、吉右衛門さんの神経がゆきわたっているのがわかります。

「権四郎、頭が高い!」と喝破するときの迫力はさながら鬼神マルスのよう。

終盤の立ち廻りでも、地の底から吹き上がるマグマを感じさせて、思わず背筋が凍り付くようでした。

歌六さんの権四郎がすぐれた出来栄え。本当のわが孫・槌松への想いと、現在の血のつながらない孫への愛惜の想いが

ドラマに奥行きをもたせています。

 

この二本の歌舞伎は、現代の歌舞伎の最高峰のものであり、今日の歌舞伎の水準ともいえる好舞台といえるでしょう。

その他の作品については、また別のページにて。

劇場へ急げ!!!!

 


本日初日!秀山祭へみなさんもぜひぜひ(^_^)/

2017-09-01 00:54:37 | 吉右衛門さん関係

http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170831-OHT1T50127.html

 

本日初日の九月歌舞伎座秀山祭ですが、きのう歌舞伎座で囲み取材が行われました!

昼の部の「幡随長兵衛」夜の部の「逆櫓」など見所が満載ですが、

「再桜遇清水(さいかいざくらみそめのきよみず)」という、

吉右衛門さんがみずから筆を執られた新作舞台が楽しみなところです!

 

「命がけでやってきました」とおっしゃる吉右衛門さんですが、

りっぱに秀山祭も定着し、初代の功績とともに、ご自身の芸の集大成の場としても

活用されてこられました。

吉右衛門さんワールドをまだ体験したことのないあなたも、

ぜひぜひこの機会に吉右衛門さんの至芸にふれていただき、

かれの凄みや迫力を知っていただければと思います(^_^)/

 

私も初日にまいりますので、初日いらした方はぜひお声かけください!

ではでは、歌舞伎座でお会いいたしましょう(^_^)/