桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

歌舞伎中心とした演劇・クラシック音楽・美術展・映画など芸術全般のレビューを書きます。優れた芸術は応援します!

小唄の魅力に酔う一夜。

2017-06-29 04:57:38 | 芝居のエッセイ

昨日はいろいろ日ごろからお世話になっている、小唄三味線奏者・田﨑義明さんのライブに行ってまいりました。場所は、錦糸町のインド料理店「リトル・インディア」。

日々、小唄の魅力を精力的に発信される田﨑さんですが、今回はさらにパワーアップして、江戸情緒あふれる小唄の代表曲を演奏され、場内は大変盛り上がりました。

小唄というのは、男女の恋情・機微を主にうたったもので、江戸庶民の基本的な素養ということだったのでしょうね。昭和では、かの宰相・田中角栄氏や、経団連のお歴々の7割がたが習っておられたという逸話もあるそうです。

三味線の弾き方も、ほかの長唄や浄瑠璃、常磐津などとことなり、ちいさな空間で弾くものなので、撥ではなく、爪でひくのだそうです。

全部で小唄は14曲披露されましたが、いずれも非常に粋でいなせなものばかり。ある程度の年輪を重ねて、ようやく理解できる境地に私もなりました。

仲入りでは、「お楽しみ」ということで、「シャレード」などの映画音楽も披露され、小唄の奥深さを感じさせました。

お料理も大変おいしくいただけ錦糸町の夜は、和やかにすぎていきました。
おめにかかったみなさま、そして、このすばらしい会をひらいてくださった田﨑さんに心からお礼申し上げます。

またこういう機会をどんどん設けていただいて、小唄の魅力をさらにたくさんの方に広めるお手伝いを、私もできればとおもっております!


これなら朝がたのしくすごせそうです♪ ラジオの語学講座をきいています♪

2017-06-27 02:45:11 | かしこいくらし

わたしは朝いつも5時に起き、夫に朝ごはんをつくり、お弁当を作るのですが、

夫が大体朝の7時前には出勤していきますので、

銀行やスーパーなどが開く9時前まで、

実はやることがなくて、ヒマになってしまっていたのです。

 

もちろん、おそうじ・洗濯などもやるのですが、

それでも時間がありあまっていたので、

テレビやラジオを聴いていたのですが、

あまりうれしいニュースもなくて、残念な思いをしていました。

 

ところが!

 

NHKラジオ第2放送の朝のラインナップが実にすばらしいことに気付きました。

私は実はフランス語を習おうとおもっているのですが、

朝からずっとノンストップで、ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・

中国語・ハングル・・・と語学講座が充実しているではありませんか!

これを聴かない手はありません

いまは大変便利な世の中で、

NHK語学講座の教材も、kindleで購入できるので、

タブレットを読みつつ、ながら学習ですが、大変たのしく耳にはいってきますし、

内容もユーモアたっぷり、工夫が随所に凝らされていて、

家事をしながらでもお気軽に学習ができるのがとてもうれしいですね

 

発音もむずかしいかな・・・とおもって、語学はあまりやらなかったのですが、

いざチャレンジしてみると、文法もさることながら、

耳から入ってくる外国語のたのしいこと!

翻訳する日本語のうつくしさにあらためて感激しています。

 

毎朝の楽しみができ、とても励みになりそうです

もちろん、歌舞伎の勉強もがんばるのですが、

異文化コミュニケーションを大切にすることで

自分の国の文化の良さも再発見できるので、

どちらもたのしくまなんで、成長していきたいですね

 

みなさまも、朝は忙しいかもわかりませんが、

いろいろたのしく有効活用してみてください♪


「街道をゆく」を読み始めました。そして、「坂の上の雲」のこぼれ話。

2017-06-27 02:11:06 | 読書

街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか (朝日文庫)
司馬 遼太郎

朝日新聞出版

いま横浜そごうのそごう美術館では、「司馬遼太郎展」が開催されています。

たまたま昨日は横浜に用事があり、行ってまいりました。

とてもすばらしい展覧会だったので、ぜひたくさんの方にお越しいただければと思います。

嬉しかったのは、私が、(もう書いていいと思いますが)

大河ドラマの仕事をしていたときの、

「坂の上の雲」などの衣裳が展示されていたことですね!


「坂の上の雲」に関していうと、途中までしかかかわっていないのですが、

すべての制作過程が驚くべきスケールで、

時代考証も本当に緻密で、丁寧だったことが印象的です。

私は衣裳のお仕事を手伝っていたのですが、

たとえば、海軍の軍服のボタンがあるとすると、

何十種類ものボタンを集めてきて、

その海軍の階級にあったボタンを探し、

一個一個つけていく作業がとても面白いし、大変だったことを思い出します。


また、水兵さんのシャツを300枚「汚した」ことも

大変でしたが、いまとなっては懐かしい思い出です。

「汚し」というのは、洗い立ての衣裳では、

古さや質感が出ないので、洗濯機で何度も洗い、あえてくしゃくしゃにし、

戦国時代の衣裳などは、合戦などでの場面を想定して、

石油や泥などで、いわゆる「汚し」て質感を出すという作業で、

大変根気のいる作業です。


使われる場面は数カットなのですが、

時代考証を綿密に行い、厳重なチェックの上、場面に登場します。

300人の水兵さんが、私の手掛けたシャツを着てくださったのを

画面でみたときには、うれしくて涙が出たものでした。


というわけで、話がとてもそれてしまいましたが、

日本を代表する作家・司馬遼太郎は、大河ドラマの原作を数多く手掛けており、

その品格あふれる文体と、すぐれた歴史観で、

いまなおたくさんのファンを集めています。

そごう美術館の展覧会では、偉大なる司馬遼太郎の足跡をたどり、

日本の歴史の神髄に迫る構成をとっており、

大変興味深かったですね。


21世紀が迫りくる中、司馬遼太郎が若者に向けて書いた一文が

展示されており、見る者の胸をうつ名文となっていますので、

ぜひこれもご注目いただければと思います。


 

売店でも司馬遼太郎の作品は多々売られていましたが、

 

没後20年を経て、ふたたびもっと脚光をあびるべきだと思います。

 

そこで、この「街道をゆく」1を買いました。

 

これから、丹念に読み進めていきたいと思いますし、

 

これを機会に、あらためて司馬文学と日本人の来し方行く末を考えたいですね。

 


なんと、マエストロ・パーヴォにサインをいただきました!

2017-06-25 17:48:05 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

きょうは夫とともに、

パーヴォ・ヤルヴィさん指揮のNHK交響楽団のコンサートにいってきました

なんと、終演後にマエストロ・パーヴォのサイン会もあり、

思わずかけつけてしまったワタシでした♪


サイン会に現れたパーヴォは、とても背が高くて、そして、びっくりするほど

顔が小さくてハンサム!!

はっきりいいましょう!

ハリウッドスターに何人かかつておめにかかったことのある私ですが、

正直かれらより、パーヴォのほうが断然かっこよかったです

お人柄のよさもうかがえ、終演後の疲れもみせず、

一人一人に丁寧にサインに応じていただくし姿勢に、大変感激しました。

 

おもわず、” I respect you!"と話しかけたら、”Oh!Thank you!” と

飛びきりのスマイルで対応してくださって、

すます、うっとりするワタシ・・ 

幸せでした!



演奏のほうも大変充実したプログラムで、

ラヴェル、サン=サーンス、ディティユーと詩情ゆたかな作品がそろい、

満場の拍手をあびていました。

特に、ラヴェルの二曲、

「優雅で感傷的なワルツ」と「ダフニスとクロエ」組曲第2番が優れており、

すばらしい出来栄えでしたね!

やはりダイナミックでパワフルな演奏が身上のマエストロ・パーヴォなので

魅力がいっぱいにあふれていました

 

30日のCプログラムも拝聴する予定なので、

いまからとても期待しています

 

ありがとう!マエストロ・パーヴォ 

ブラボー!マエストロ・パーヴォ


長谷寺の紫陽花を見てきました!

2017-06-23 23:33:19 | 季節の花々

 

ちょっと話題、かえましょうか。

きのうは、義母と一緒に、鎌倉の長谷寺に行ってきました(^^)

もちろんおめあてはこちらの紫陽花です。

大変見事な花の数々にいやされました


こちらは長谷寺からながめた、海のようすです。

大変うつくしいですね!

 



 

長谷寺は大変混雑していたので、整理券をいただいて、

ちかくのお蕎麦屋さんで、冷やしたぬきうどんをいただきました。

とてもおいしかった~


 

こちらは、ちょっとめずらしい色の紫陽花です。




 

こちらは、長谷寺にいく途中でであった、

人力車の「えびす屋」の車夫でいらっしゃる、山田さんです。

とても親切な方でうれしかったですね!

義母とふたりでのせていただいて、

たのしく長谷周辺をはしってきました。



 

由比ガ浜の海も美しかったですね!

 

ちょっと暑かったし、しかも大変混雑していて、

押せ押せの状態でしたが、みなさん思い思いに

紫陽花をたのしんでおられました。

こころなごむ風景に、義母も私もいやされました


いま大事なのは、こちらの会見です。

2017-06-23 18:31:41 | きょうのオピニオン

世の中は、麻央さん、海老蔵さんのことで大変ですが、

実はもっと大変なのは、こちらの会見です。

これがきちんと各ニュース番組で

報道されることを祈ります!

 

がんばれ、前川さん!

 

https://www.buzzfeed.com/jp/kazukiwatanabe/20170623?utm_term=.siX7oomV8#.siX7oomV8


タクマクニヒロ写真展に行きました!

2017-06-22 17:18:38 | 美術

きょうは、国立劇場の視聴室で調べ物をしたあと、

表参道の、青山スパイラルの「タクマ・クニヒロ写真展」に行ってまいりました

こちらはその写真集です。

すばらしい青の世界がひろがっています!

 

写真展の撮影がOKで、アップもOKでしたので、こちらに数点ご披露させていただきます。

ひまわりの写真です。青と黄色の対比が美しいですね!

 

ピンクに染め上がる空。青とのコラボレーションが見事です。


こちらは虹のショット。大変貴重な瞬間をあざやかにきりとります。




 

タクマさんは仕事としてはスターの写真集などをてがけられておられますが、

ライフワークにしている、こういう風景のお仕事も

精力的に続けていきたいということです。

「ブルー・ノート」と題された、自叙伝風の写真集もとても読ませる一冊で、

独学でカメラマンの知識を身に着けた、タクマさんの気概を感じるものとなりました。

サインにも応じていただき、大変温厚な方で

とてもファンになりました。

ぜひみなさまも青山スパイラルにお越しの上、

このすてきな「青の世界」を堪能してみてください


清栄会で清元などを堪能しました!

2017-06-20 01:51:55 | 芝居のエッセイ

きのうはこちらの会にいってきました(^^)

ご案内いただいた方々、おめにかかったみなさまにお礼を申し上げたいと思います。

清栄会というのは、清元の三味線の大変な名人とうたわれた、

清元栄寿郎という方の多大な功績を記念してつくられた会で、

昭和48年4月に、財団法人清栄会が設立されました。

しかし、今回これも解散することになり、

そのさようなら公演が、国立劇場小劇場にて行われました。

清元はもちろん、常磐津、女流義太夫、新内、地歌、宮園節など

邦楽界を代表する、すばらしいメンバーが集結し、

この偉大なる三味線奏者に敬意を表しました。

こちらが在りし日の、清元栄寿郎さんです。

大変素敵な方でいらしたそうですね!

(清栄会ホームページより)

http://www.seieikai.org/


こちらが会場です。大変な人出でにぎわいました。

はじめに、第1部は、清元栄寿郎さんがみずから作曲された清元を演奏し、

故人を偲びました。

「雪月花」「たけくらべ」「月」そして、江戸の名作で清元のおめでたい曲でもある

「北洲」で盛り上がりました。

つづいては第2部で、邦楽界を代表するさまざまな才能が集結し、

女流義太夫、常磐津、新内、宮園節、地歌が披露されました。

平野啓子さんの端正な語りで、すばらしい時間がすぎていきました。

プログラムの中で、作家の竹田真砂子さんが栄寿郎さんの魅力についてかたっておられますが、

なにしろ圧倒的な三味線の音のすばらしさにみせられたそうです。

演目の最後に、栄寿郎さんが演奏された、「斧琴草(よきことそう)」という曲を

録音テープで流し、万雷の拍手を浴び、おひらきとなりました。

 

清元など、こうした邦楽の会をききにいくのは初めての体験でしたが、

大変貴重な機会をいただいて、とても勉強になりました。

江戸文化のはなやかな世界を堪能でき、こころがとても豊かな気分になりました。

清元と邦楽、栄寿郎さんとの出会いに感謝します!



夫、すっかり歌舞伎の虜に😆✨💟

2017-06-17 19:01:01 | 芝居のエッセイ

「なんでそんなに国立劇場にかよってるの?!」と呆れられそうですが、

きょうは夫とたのしく、歌舞伎鑑賞教室にいってまいりました(^_^)/

 

きょうのお客さんは男女共学。大変にぎやかでかつノリがよくて、

隼人さんがでてきたとたん「ヒューヒュー」と大フィーバー

 



携帯禁止、という学校もあるようですが、

これからごらんになる学校の先生方、どうぞ観劇当日は

携帯持参OKにしてあげてくださいね(^_-)-☆

 

「毛抜」自体は、とてもよい出来でした。

彦三郎さんのファンでもある夫は、大向こうもかけたいと

最初は意気込んでいたのですが、さすがに「むずかしいね、大向って💦」

とにがわらいしておりました。でも、いつかチャレンジしたいそうです

♯歌舞伎みたよ

♯中村隼人

♯中村錦之助

♯坂東彦三郎

♯国立劇場

♯歌舞伎鑑賞教室

 

 

そして、見終わってから、夫をこちらの伝統芸能情報館「かぶき入門」に

案内しました(^_^)/

 

吉田弥生さんによる、歌舞伎十八番の演目の解説と、

来月の演目「一條大蔵譚」の解説がわかりやすく、

夫も興味津々。すっかり歌舞伎の魅力にひきつけられたようですね

♯かぶき入門

 

そして、こちらの半蔵門の名店「ソラノイロ」に行って

ランチをいただきました。この日はなんと、オープンして6周年というおめでたい日でした!

 


 

こちらが、開店6周年記念の、カニのビスクラーメンです。大変濃厚なカニのスープに、

野菜をねりこんだ麺が特徴の、まさに絶品の味わいでした




というわけで、大変たのしい一日になりました(^_^)/

夫が一緒に見てくれると、こんなに心強いことはないですね~

うれしい、うれしい一日になりました(^_^)


アビステで初めてブレスレットを購入しました。

2017-06-16 17:32:59 | ファッション

きょうはお天気にめぐまれた、みなとみらいです♪

お友達と待ち合わせて、横浜美術館にいきました



こちらは、私の大好きな絵のひとつ、中島清之さんの大作「緑扇(りょくおう)」です。

すばらしい作品です!お友達に感謝です!



そして、みなとみらいのロイヤルパークホテルの中にある、

「アビステ」で購入したブレスレットです。

とても素敵な色合いで気に入っています。

ネックレスもおしゃれだったのですが、

こちらはちょっと予算オーバーということで

見合わせました。いつか買えると嬉しいですが♪

お友達とも楽しくお話でき、ゴキゲンな気持ちで、一日をすごしました。

 


たくさんみにきてくださって、ありがとうございます♪

2017-06-16 03:54:58 | くらしのくふう

やはり、話題がタイムリーだったせいか、一連の共謀罪関連記事(とグチ^^)に関して、たくさんの方にこのブログにご来訪いただき、ありがとうございました。

本来は芝居のエッセイと劇評に関するブログなので、あたらしくいらした方はビックリされたと思いますが、それだけこの「表現・言論の自由」をおかしかねない、天下の悪法・共謀罪についての関心が高かったのだなと思っております。みなさまの関心の高さを伺うと、いっそう身が引き締まります。

政府がわたしたち国民のくらしを監視するというのなら、わたしたちも政府の動きを監視する、ということが必要なのではないかと思います。なんども繰り返しになりますが、次の、またそのまた次の選挙で、この暴挙をした政治家たちを落とし、こころある政治家のひとたちを当選させることが大切だと思います。

そして、安倍内閣を総辞職させ、天下の悪法を破棄し、活力あふれる日本の国を、みんなで作り出していけたら、こんなにすばらしいことはないと思っています。

芝居や映画の果たす役割は、こういうとき一体なんだろうと思いますが、これらについても監視の目が光ることを考えると、まさに歌舞伎が江戸時代に体制批判をする際に繰り広げた先人たちの知恵が生かされるのではないかと思いますし、古典をまなぶことで、芝居にさらに奥行きが広がるものと考えます。

いまちょうどあらたな論文を執筆中ですが、時宜をえて、私のひごろの思いを代弁するものになりそうです。

がんばります。これからもよろしくお願いいたします!

 

 

 


きょう唯一のあかるいニュースです♪

2017-06-15 23:55:53 | 家族・なかまたち

うーむ、明るいニュースがほとんどないんですが(笑)、しいていうなら、うちの夫の給料が、ちょっとだけ上がることになりました(^^) 真面目にやってきたのが報われてよかった! 

真面目に誠実に真摯にやれば、お給料も雇用も保証される、という世の中がくるといいですね(^^)


電車の中でのこまったおじさま。

2017-06-15 17:31:49 | ちょっと(;´д`)トホホ

きょう、帰りの電車の中で、非常に腹立たしい光景がありました。

ご年配の男性と女性が大声で話していたのですが、

裏日本と表日本というのを、いまの若い方はご存じないのだろうね。

私は裏日本の出身だが、裏日本のほうがこれからは中心になるだろうね。

わっはっは。ざまぁみろといいたいですよ。私は安倍晋三が大好きだからね。

今回の共謀罪なんて大賛成だ!」と言い出したのです(怒)!!!!

・・・電車の中のひとたちは、みんなドン引きでした。

裏日本?表日本?いいの?そんなこと、電車の中で言ってしまって・・

と呆れかえっている私たちをしりめに、そのお年寄りたちは、

安倍さんのことを持ち上げていて、みんなムカッとしていました。

でもね、そんなことを言っているお年寄りも、いまに、なにもいえなくなりますよ(皮肉)!


きょうは日本の議会制民主主義が崩壊した日です。

2017-06-15 09:13:54 | きょうのオピニオン

きょうは、やはり、こういう表現の場をもつ人間として、ひとこと言わせていただきたいと思います。とあるところに書いた文章を転載いたします。 

きょうは日本の議会制民主主義が崩壊した日です。非常に、くやしく、残念です。

長くそのことを、若いひとは記憶にとどめてください。「かつらぎは、なにをいったい言ってるんだ」と思われるかもしれません。でも、本当に、これからがおそろしいことが始まります。

あなた方がまるで空気のように享受している「言論の自由」「表現の自由」「結社の自由」が、これからは、「共謀罪」というおそろしい名前のもとに、さまざまな理由でいいがかりをつけられ、あなたは官憲の監視対象にされ、自由にものに書いたり言ったりすることができなくなります。

 

いまはものがあふれていて、情報があふれていて、なんでもあなたがたは享受しているように思えるでしょう。でも、だんだんそれができなくなります。ブログもできるようになるのか、わかりません。なんとでも拡大解釈され、そして、あなたがたのお子さんや、あなたのご家族まで監視対象にされ、犠牲になるかもしれないのです。

 

すでにそれは始まっています。テレビのニュースは、もう官憲をおそれて、この共謀罪成立のことをきちんと報じていません。そして、それは映画・演劇にもおよぶでしょう。ありとあらゆる生活におよぶのです。おそろしいことであります。戦前への逆戻りがはじまります。

 

安倍政権は、ひとびとのくらしを踏みにじる真似をことごとくしてきました。安保法案、天皇陛下退位におけるかれらのホンネのひどさ、さまざまな圧政を通じ、そして言論封殺をし、マスコミをメディアコントロールすることで、わたしたちの生活を圧迫しようとしています。そして次は、あなたのお子さんが戦争に駆り出されるように、憲法を改悪しようとしています。

 

さまざまな選挙を通じて、この悪政を、なんとしても、とめなければなりません。

このブログをかいてみたことで、痛感したことがあります。

 

なぜ100均ショップで、わたしたちはいまの生活に満足しなければならないのか?

なぜ、ファッションは、ユニクロでコーデしなくてはならないのか?

 

ものの価値がどんどんさがり、大切さが失われています。100均ショップで、UNIQLOで、くらしの工夫をすること、節約をすることは大事です。でも、もっと大事なことを、わたしたちは政府に対してもとめなくてはなりません。よりゆたかなくらし、より安心した暮らし、心の安定をはかるくらし、お互いにみとめあう暮らしが大事なはずです。だれかの顔色を窺う生活ではなく、おたがいを尊重しあう社会の形成が必要なはずです。傲慢不遜な政治家たちに翻弄されるのではなく、毅然として、いうべき意見を言える社会が、いまなによりももとめられています。

 

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これはきのうのわが家の晩ごはんです。

茶碗とランチョンマットが100均ショップで買ったものです。

ふだんのわが家は、こういう食事が多いです。

みえないところで、そういう工夫をしています。

 

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これも100均ショップでかった瓶です。中のペンネも98円です。

そういう工夫をみんなそれぞれしているのです。

 

100均ショップやUNIQLOで買うたびに、わたしたちは、その100均とUNIQLOでくらしていることを思いましょう。そして、100均とUNIQLOで働いている、(けっして賃金も高くないと思いますが)その方々のために祈りましょう。

 

そして、神をも恐れぬ安倍政権に、いつか正義の鉄槌と国民の厳しい審判が下されることを祈ります。傲慢なひとたちに、神の怒りがあらんことを。

 

「ちいさきものにしたことは、すべて私(神)にしたことなのである」

(聖書より)


オトナのみなさん、しっかりしてください!ヽ(`Д´)ノプンプン

2017-06-15 01:30:22 | きょうのオピニオン

はい、かつらぎりょうが、めずらしくキレております。私だってキレたくなるときがあるんです。はっきり言って、いまの世の中おかしいことが多すぎですよね。これじゃ私だってストレスで、ふとってしまうわけです。いったいどーしてくれるんですか!ヽ(`Д´)ノプンプン

「芝居ばっかり見て、優雅なくらししてるわね、フン」なんていうひともいます。あのね、なにも好きこのんで私劇評ばかり書いてるわけじゃないの。この年になると、女性は就職先が本当になくなるんです。ま、わたしみたいな人間を拾ってくれようという会社もなきにしもあらずですが、実際に就職活動してみておもったことは、日本の企業はそもそも人を(新入社員は別にして)雇おうなんてこれっぽっちもおもってないんです。みーんな人件費に見えてきてしまっているんでしょうね。

「働き方改革」と偉そうにいっていますが、なんのことはない、ていのいいサービス残業を、働くひとたちに押し付けてるだけのことなのです。それを政府が助長しているのは、本当にくやしく思います。だから「劇評」という形で、ものを申すわけです。

たとえば、電車の中では、足の不自由なひとが立っていても、みーんな知らん顔。目の見えない人が乗ってきても、たとえお子さん連れの女性がいても知らん顔。で、スマホに夢中になったり、自分たちのおしゃべりに夢中になる(子供じゃなくて)オトナのみなさんたちがはびこってたりします。みっともないことこの上なし。まだスヤスヤ居眠りしてくれていたほうがマシです。

テレビの中では、妙齢の女性タレントが平気な顔をしてひどい言葉遣いでしゃべっていますよね!ニュースを読むタレントがへらへら笑いながら、事故のニュースを話していたのも、もう論外!

パワハラセクハラする番組が横行していたり、とあるBS〇〇では、「なるほど、なるほど」と連発しながら、権力におもねったニュースキャスターが、平然と庶民の生活をこ馬鹿にするようなことをいっています。

新聞でも、平気でとある新聞は大政翼賛会的な、ひどい記事をかきますし、マスメディアも機能不全を起こしているような気がします。

だから、みんなテレビも新聞もみなくなり、だれも本当のことをしらなくなり、ひどい政治が行われるようになったのだと思います。これじゃ天皇陛下だって退位なさりたくなるのも無理ないくらい、無能で品格ゼロのひとが大臣をつとめていて、しかもろくな答弁もできませんね。はっきりいって、かれらに税金を払う必要なんて、これっぽっちもないと思いますし、さっさとやめてほしいと思います。内閣不信任案、大いに結構。どんどんやってほしいですね。


案外まともなのは子供たちで、わたしたちオトナのなさけないありさまを、「なんだか、子供っぽいね。アハハハ」と笑い飛ばす元気があるので、かれらの未来のためにも共謀罪などは成立させたくありませんね!

いったいなんで、こんなひどい国になったのでしょう?どこからダメになってしまったのでしょう?最高学府を出た人間や、一国の宰相になった人間でも、平気で読み書きを間違えるし、不祥事を起こしても平然と嘘をつき、恥の上塗りをして、厚顔無恥なみにくい姿をさらしています。そんなひとたちは即刻、断罪すべきです。

人間として、まったく尊敬すべきでない、ろくでもない人間たちが、権力の座にあり、2ちゃんねるなどのひどいページをよみあさり、ろくな本もよまず、傲岸不遜で、謙虚さのかけらもなく、最低限のマナーもしらない連中がトップにいるから、こんなまちがった日本ができあがってしまったのだと、憤懣やるかたなく思う、かつらぎです。

はやく、そんなひとたちは、一掃されるべきです。いなくなるべきです。

神様が、この国の奢れる権力者たちに、天罰を与えてくださることを、祈ります。そしてひとびとは、己の恥と罪をしるでしょう。