拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

函館はミント色

2016-05-24 17:30:05 | 日記・エッセイ・コラム

週末を利用して母に顔を見せるために函館に帰ってきた。母はドライブが好きで夕日が見たいのだという.....夕暮れ前の弁天町の奥の昔泳いだ懐かしい浜や、幼い頃に住んでいた商店街跡地や小学校区の隅々まで廻るドライブだった。

旧箱館奉行所である函館公会堂は現在は水色のペンキで塗られているが私の記憶では薄いパステルピンクだった。パステルなピンク色、水色そしてミントグリーン色が函館三大原色であると断定する。函館の街の中にはミントグリーンに塗られた建物がたくさんある。

実は....私は二世帯住宅を建てることにした。夫婦ですごく話しあい、考えて答えを出した。離婚した長女と孫たちの生活ぶりを垣間見ていて、親としていたたまれないことが多くあり....今回の二世帯住宅建築計画になった。当然はじめは銀行に相談した。弊社のメインバンクも心よく理解を示してくれたので計画はトントンと進んでいった。

56歳になってからの新築なのでそんなに長くは住宅ローンを組みたくないのでシンプルな家になるが、かといっても巴座の社長である私の家でもあるので色は当然に白や黒ということはない。薄いパステル・サックス(水色)や薄いミントグリーンも候補にある。当然、家の中も函館三大原色や美しい色の世界で構成する.....年内には完成させたいのだが、肝心の土地の契約がまだ難航している。農地転用や開発がらみで境界確定が少し遅れているのが原因なのだが、こればかりは国の指示なのでいたしかたない...と、いったところである。

 

結婚記念で旅した台湾でもときたま古い集落の間にミントグリーンや水色で塗られたドアや窓があり興味深く感じた....ゴールデンウィークの前半戦なので日本人の観光客が多くいた。故宮博物院は中国本土の人間の無礼ややりたい放題を眺めているのが面白かった....写真は台北(タイペイ)から1時間のドライブで到着する九份(きゅうふん)の街だ....JTBのガイドさんが「千と千尋の神隠しの湯婆ばの家のモデルになりました!」と声高らかに説明していたがスタジオ・ジブリはこの件に関しては否定しているところが面白い.....でも実際はそっくりであったが.....

台湾の旅の往復は中華航空(チャイナエアライン)だったが....キャビン・アテンダントの教育がなっていないのか....まことに質の悪いサービスであった.....昨日、全日空で帰ってきたが新人のキャビン・アテンダントでも立ち姿・姿勢などすべてがよかった.....中華航空は機内食も最悪だった.....ホテルはリージェントだったのでまあ及第点ではあったが....ただ救いが往路の映画が良かったことだ。

『レヴェナント 蘇りし者』よかったな.....

『007 スペクター』これまた面白いのなんのって....大英帝国万歳!!って感じで、この二作を空の上でたっぷりと楽しませてもらった。この二作はまだ劇場公開している。早くブルーレイ版で我が家の大きい4Kで堪能したい。『フォースの覚醒』もブルーレイを4Kで観て...さらに感激した....やはり劇場は画像が悪い。迫力はあるのだが色がだめだ....映画ファンは4Kとブルーレイで楽しむべきだ。画像と色も圧倒的に素晴らしいのだ....

『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』は新宿テアトルで観たがやはり光やブルーレイで4K画面で見直したい。

この話題の三作品はどれも見応えがある。『レヴェナント』は撮影監督のエマニュエル・ルベッキがまたまたやらかしてくれている....とにかく映像が凄い。この映画は監督のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウ、レオナルド・ディカプリオと撮影監督ルベッキがアカデミー賞を取ったが心から祝福したい。個人的には悪役のトム・ハーディーに拍手を送りたい。クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト・ライジング』のベイン役も圧巻であったが・・・凄い役者である......

007に関してはダニエル・クレイグの衣装が素晴らしい。トム・フォードのスーツが恐ろしくかっこいい。気になり二作前の『慰めの報酬』を観なおしたが絶対に今回の『スペクター』のトム・フォードのスーツがいい。『スカイ・フォール』のトム・フォードの衣装もよいのだがダニエル・クレイグの体型をシャープに見せている今回のスーツがかっこいい.....40万円ほどで購入可能だそうな....高いからトム・フォードのサングラスだけでも買おうかな.....そういえば007のMI6長官の新しいM役のレイフ・ファンズはハリーポッターのヴォルデモート卿でもある....実に面白い

さて酷評?されているワーナー・ブラザース映画が気合で制作した渾身の娯楽映画『バットマンVSスーパーマン』だが....「暗い」など酷評されている。クリストファー・ノーラン監督が制作に関与している段階で明るくなるわけないのだから監督のザック・スナイダーは良くがんばっていると褒めてあげたいかな.....もともと『ダークナイト』の評価が異常に高すぎた?のではとも考えるべきなのではないだろうか....バットマン映画を明るくするほうが危険だと思うし、ワーナー・ブラザースが収益をあげていきたいが為にDCコミックのヒーロー映画を増産したいのはショービジネスにおいては当たり前のことだと思う。日本では知名度が少ないDCコミックのヒーローたちの出演映画が今後楽しみだ.....DCコミックの二大看板のバットマンとスーパーマンがスクリーンで喧嘩をしていることにワクワクしない輩は最初から観るべきではない。 集英社で言ったら『ルフィーVS悟空』なのだから.....  

さておきワンダー・ウーマンのガル・ガドットがイスラエル美女で100点である。彼女の美しさを観るだけでも『バットマンVSスーパーマン』は価値がある。アベンジャーズもスカーレット・ヨハンソンのプリプリの、でか尻を観るのも楽しみにしている私のような でか尻(でかじり)ファンはいるはずだ....彼女のGUCCIの香水のポスターも「さすがっすね!」と云いたくなる美しさだ.....だがガル・ガドットは小尻(こじり)なので私はスカーレット・ヨハンソンの方がタイプである。毎回書くのだが我が妻は巨大な桃尻(ももじり)でたいへん素晴らしい....

 最後になるが配信専門の楽曲のMS.OOJAの『花』を紹介したい。MS.OOJAはFNS歌謡祭のバックボーカルで見かけていたが今年の初頭に彼女の曲を数曲ダウンロードした。この方は幸(さち)が少ない顔立ちが郷愁を呼ぶ.....具体的に書くと男運がない顔である(実は幸せだったらごめんなさい)そして器用貧乏な顔でもある....なにか...いつも男に騙されたり....捨てられたり.....といった泣きはらして化粧がドロドロに落ちた顔も似合う.....そんな先入観と偏見をもって聴く彼女の歌は素晴らしい.....近くこの『花』をBGMにした映像を制作したいと考えている....

さて私は母と大沼公園にも行ってみた.....母がどうしても私に見せたい場所があるのだというのだ・・・・なつかしい子供の頃の思い出がつまった湖畔でもある。湖畔に二隻の手漕ぎボートのミントグリーンのペンキの色は目に入った......母に「今度の家はきみどりかな・・・・」と話すと「いいべさ...」と笑っていた。きみどりとはミントグリーンの函館語である....函館ドックのシンボルでもあった赤と白の巨大なクレーンは無くなったがミントグリーンに塗られた大型クレーンは今でも健在で弁天台場のドックの浜に浮かんでいる。

函館はミント色である......グレイではない......


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