高い買い物で脳を活性化

日経のネット配信記事で面白い記事があったので紹介します。
「時には”高い買い物”をして脳を刺激しよう」という記事だ。

高い買い物は脳に軽度のストレスをかける。
すると、アドレナリンを分泌し脳を全開状態にし新しい情報をどんどん吸収する、というものです。

例として別荘購入の話が出ていた。
買い物をする前の「事前情報の分析が重要」、「別荘は決して高くない」、と解説していた。

管理者もこの両方を実体験しており、頷くことしきりであります。
マンションの購入と違って、地方の日ごろ住んでいないところに家を建てるというのは非常に多くの情報を必要とします。

天候、水害、水、電気、電話、ガス、インターネット、こういった生活インフラの情報に始まり業者との折衝やら土地の登記内容の吟味とやらなければならぬことはヤマほど。

あのときほど（良い意味で）緊張し、また楽しんだことはなかった。
一方でこのくらいで購入できるのだ、ということも知った。（周囲の家具付建売別荘の半値以下であった）

よく、うまい投資話にのって虎の子の退職金を失った、という話を聞く。
「うまい話には裏があるとか、だまされるほうが悪い」などとと一蹴してはならない。

高価な買い物をするときには（楽しみながら）適度な緊張で情報を徹底的に吟味するのがいいのかも知れない。

ひとは知っていることによって知慮あるひとたるのではなくして、それを実践しうるひとたることによってそうなのである。
アリストテレス　「ニコマコス倫理学」