◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

第11回、2007ツアーオブジャパン

2007年05月20日 21時21分33秒 | サイクルスポーツ
世界的にはジロデイタリア真っ最中ですが…
以前、サイクルロードレース好き都民統一志向Jクラブ関連の友人との会話で、
その友人が「日本でもツールドフランスみたいな、
日本一周ステージレースみたいなのやってくれないんですかねぇ?」
と言ってたのを聞いて、「いや、実は日本にもそう言うレースは有るんですよ!」
と教えてあげました。
そのレースが、この”ツアーオブジャパン”です。

まぁこのイベントは、日本一周とまでは行かず、いわば日本縦断。(しかも本州の真ん中だけ)
ステージも21も有る訳で無いですが、
その時その友人とも話したんですが、もしやったとしても、
3週間の長丁場だと、世界の主要レースと絶対に日程が被ってしまうので、
世界のトップが全然来ないんじゃないかな?と言いました。
なので、まだ日本の競技の実力からしては、これ位の規模で良いんじゃ無いかな?
と言う感じがします。
それでも、全7ステージ(休養日も有るので1週間以上)
本州センター地域とは言え、日本縦断は縦断です。

ちょうど、ミニ版ツールドフランス的なレース、フランス縦断レースの、
パリ~ニースの規模位ですので、ちょうど良いと思います。
まぁ、世界の主要レースが、スポーツ新聞社が開催している。と言う事で、
朝日新聞が主催って言うのが、筆者的には何だかなぁ~な感じでは有るんですが、
まぁそれはおいといて

そして、ステージは↓こちら

[大阪ステージ] 堺市
[奈良ステージ] 奈良県/奈良市/山添村/(独)水資源機構木津川ダム総合管理所/東大寺
[美濃ステージ] 岐阜県/美濃市
[南信州ステージ] 飯田市/飯田観光協会
[富士山ステージ] 小山町(静岡県駿東郡)
[伊豆ステージ] 静岡県/伊豆市/伊豆の国市/函南町/(財)日本サイクルスポーツセンター
[東京ステージ] (財)東京港埠頭公社

大阪からスタートして、本州の進路を東にとり、
ゴールは何と東京ゴールの東京ステージです!!

この大会も、やはりまだ国内の競技レベルがまだまだな状況なので、
世界的TOPクラスなチームや選手は来て貰えない様ですが、

TOPチームのアジア支部的チームや、隆盛著しいカザフスタンの選抜チーム等、
その過去(去年)のメンバーには、今年のジロでも既に活躍している選手も居る等、
(アスタナのアッサン・バザイェフ等)
TOPでは無いにしても、これから延びそうな若手有望選手が来る。
と言うレベルでは有ります。
また、コンチネンタルプロ(Jリーグで言えばJ2)のスキルシマノ(オランダと日本の合作チーム)
等は、所属して居る日本人主要レーサーは皆来て居る感じなので、
プロツールにも活躍している選手も既に居ます。
そして、国内のクラブチームや、実業団チーム等は、まさに国内TOPクラス。
国内でTOPは勿論、NIPPOの新城選手等は、日本人では別府史之選手の後を継ぐ程の逸材、
と言われていますし、グランツールで活躍する選手の、先物買いをするには、
持って来いな、国内最高峰ステージレースと言えそうです。
ちなみに、チームの監督では、Jスポーツでの放送で、解説で御馴染みの、
栗村修氏や、市川雅敏氏が居たりするので、そう言う意味でも楽しそうですね。

と言う事で、折角、国内最高峰ステージレースの、見所有るレースが、
東京で観れる(しかも総合のゴール)って、凄い事だよなぁ~
と最近思い始め、東京ステージを凄い観に行きたい衝動に駆られています。

東京ステージは、来週の27日(日)です。
日比谷公園南側付近からスタートして、一路品川の大井埠頭へ!
そして大井埠頭で数周回の周回レースをしてゴールです。
大井埠頭の周回コースならば、何回か走る様子が観れるので、
面白そうです。マジ行っちゃおうかな?って思ってます。
それと、初日の大阪ステージは今日開催されたので、今日が開幕ですよ!!


ちなみに、国内最高のレースは、毎年秋に宇都宮で開催される、ワンデーレース、
ジャパンカップですね。
これは1990年に、同地で開催された、ロードの世界選手権を記念して、
92年から、毎年そのコースで行われています。
経緯が経緯だけに、こちらにはUCIプロツアーチームも参加して、
派遣する選手も、かなりレベルが高いです。
(今年のジロ優勝候補の、クネゴや、シモーニ。
若手で優勝大穴の、リッコは、この大会に出場して優勝して居ます。)

ツアーオブジャパンHP

ジロ デ イタリア第5・6・7ステージ

2007年05月20日 16時06分26秒 | サイクルスポーツ
5st
前日、ディルーカがマリアローザを獲得するも、
チームの消耗が激しい為(総合リーダーは、不文律として、プロトン先頭を牽かなければいけない)
一旦ジャージを明け渡したい意向で、逃げを容認して積極的には集団を牽引しなかった。
が、結局スプリンターを擁するチームの頑張りも有り、結局逃げを吸収して、
平坦では通常のスプリント勝負へ。
結局ゴール前の位置取りの運の良さも有り、ゲロルシュタイナーのフォルスターが優勝した。
リクイ瓦斯は、ちゃっかり(と言うか難なく)プロトン内でのゴールをした為、
マリアローザに変動は無かった。

6st
このステージは軽度の山岳ステージ。まだ山岳ポイントは誰も大きくは積み重ねて居ない為、
このステージの山岳を全てゲットすれば、一気に山岳ジャージ”マリアヴェルデ”を獲得出来る。
この状況に頑張ったのが、コンチネンタルプロチーム(Jリーグで言うとJ2)の
チェラミカ・パナリア所属のマリア・ラベルデ。
初め5人で逃げ集団を形成して居たが、山岳を率先して獲得して言ったので、この集団では、
山岳はラベルデに獲らせよう。と言う雰囲気に成っていく。
普通ならば、最終山岳の手前程で、プロトンに捕まってしまう位のタイム差だったが、
リクイ瓦斯は、序盤でのマリアローザに固執して居ないので、三味線を弾いた感じで、
逃げに追いつかない。
山岳と言う事も有り、スプリンターを擁するチームも、率先しては牽きたがらない。
この状況で、逃げ集団からの勝者輩出が決定的と成り、この5人の中から、
更にラベルデと、Tモバイルのビノッティー残り3人を引き離し、
このビノッティーは。この時の時点でバーチャルリーダーなので、出来る限り早い時間でゴールをしたい、
と言う思惑が働くので、ビノッティーの最後の山岳ポイントも積極的に協力し、
ゴールまでの区間までも、変わらず協調体制を続け、最後ゴール直前スプリント勝負か!?
と言う瞬間に、ビノッティーが、「今まで俺のマリアローザ獲得への強力ありがとさん」
と言わんばかりに、ポンっとラベルデの肩を叩き、ラベルデはステージ優勝もプレゼントされた事を知る。
これで、ステージ優勝はラベルデ!
そして彼はこの日の山岳ポイントを全て一位で通過したので、山岳賞のマリアヴェルデも獲得した。
そしてビノッティーは、見事マリアローザを、ディルーカから譲られた格好と成った。
また5人で逃げた内の3人も、数分遅れでゴールしたので、この中で1分遅れでゴールした、
クイックステップのシュワブは、新人賞ジャージ”マリアビアンカ”を獲得する等、
ポイント賞のマリアチクラミーノ以外は、全てのジャージ所持者の変動が有ったステージと成った。

7st
このステージは、典型的平坦ステージの為、総合順位に変動は無し。
変わったところと言えば、このコースの最終版は、レースのサーキットを周回する。と言う事だ。
なので迫力有るスプリント勝負を見る事が出来た。
勝者は、先日、復活の狼煙を上げたペタッキが見事再優勝!