◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

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ヴェルタ・ア・エスパーニャ 7ステージ

2006年09月02日 13時48分12秒 | サイクルスポーツ
↓の表彰台の女の子は置いといて(汗)この日は山岳ステージと言うカテゴリーながら、
実質は終盤までが平坦、ゴール手前20kmだけ1級山岳と言う、複合ステージ。
 展開は、平坦を得意とする選手3人が、平坦ステージでよく見る数人での大逃げを決め、それを終盤の山岳で、山岳が得意な選手も居る集団から、逃げ切れるのか?と言うのが、まず第一のテーマ。として展開した。
 実際登坂区間に突入すると、先頭の三人はガクっとペースをお年、ランプレの選手一人が気を吐く状態。
残り二人は、峠中盤で、早々に集団に吸収されてしまった。
 この峠は登坂と平坦を繰り返す様な峠だったが、ランプレの選手も、斜度15%を越す場面では一気に集団から詰められたが、平坦に成ると逃げおおせるのでは無いか?と思われるほどの走りを見せて、微妙な展開か?と思われたが、やはり最終盤に来て、一気に集団のペースが上がり吸収してしまった。
 そのペースアップで、先頭を追い抜けるのが見えた時点で、先頭を捉える事は既に眼中に無く、すでに集団内の総合を狙う選手達を中心に、アタック合戦が始まっていた。
 そんな中飛び出したのが、開幕前に優勝候補だったアレキサンドル・ヴィノクロフ。
 この飛び出しが決まってしまい、このままヴィノクロフのステージ優勝か?と思われたその瞬間、ゴール500m手前位から、それまで後方集団を一人で引きながら(集団を引くのは、風の抵抗を一人で受け、更に後ろの選手の体力を温存させる為、非常に不利)も、一気に集団を引き離し、ヴィノクロフに追いつき、そして一瞬で追い抜いてそのままブッ千切ってしまった、こちらも優勝候補筆頭の、アレハンドロ・ヴァルベルデが、驚異のステージ優勝を飾ってしまった!!
 解説の栗村氏は、ツールに優勝候補に挙げられながら、出場出来なかった鬱憤を晴らす為に、ヴィノクロフ復活!として優勝すると思った。が違いましたね。
と言ってましたが、このヴァルベルデだって、優勝候補に挙げられながら、ツール序盤で落車に巻き込まれて骨折、不本意なリタイアを強いられ、復活を期する物は大きかったろう。と思いますので、彼も復活!なのですよ。
 これで優勝候補に挙がっていたヴァルベルデなので、此処までも総合上位だった事も有り、マイヨオロか!?とも思われましたが、それまでも何度か逃げに加わったり、コンスタントに十位ゴールをして居て、今回も先頭集団のメンバーに加わっていた、ディクカバリーチャンネルの若き才能、ブライコヴィッチが、僅か5秒でヴァルベルデを上回り、マイオオロを獲得しました。

 脱線:あ、栗村氏の解説と言う話で思い出したけど、斜度15%の登坂して居た時、「この15%を登っちゃうと言うのは普通じゃ考えられませんよ!」と言って居たが、筆者の友人の家の近くの坂には、22%と言う有り得ない斜度の坂があります(苦笑)
 登るのに恐怖を感じるこの坂が、この栗村氏の解説で、更に確信しましたよ。
筆者の中では、あの坂を越える坂は、今まで見た事が有りません。
(初めて見た時は本当に怖かった)
筆者の中ではキングオブ坂です。