愛、麗しくみちる夢

おだやか
たゆやか

わたしらしく
あるがままに

Vermilion あとがき

2021-11-05 21:50:23 | 小説の解説
久しぶりにセラムンアニメを観ていて、
なんとなく懐かしくなって書きました。

あと、ちょっとテレビで折り紙の歴史を見てしまって、興奮しました。
神事に使われていたというところから始まって、だからこれはきっとレイちゃん、折り紙得意なんじゃないの?!って。

実写で、レイちゃんの部屋に折り鶴がおかれていたのをちゃんと覚えていたので、一気に書き上げました。

レイちゃんと美奈子は、互いに大事にしあっていて、でも命のすべてをプリンセスに捧げている同士として、手を取らない道を生きるというパターンも好きなんですよ。

色々と道はあるのですが、レイちゃんは美奈子を恋しいとか愛しいとかそういう風に見ているわけじゃないけれど
でも、1人の友達として「愛野美奈子」として無事でいて欲しいと心のどこかで思っているんだと思います。
でもそんなことを望むことは許されないし、美奈子は受け取らないだろうと。だから火野レイから愛野美奈子に対して、想いを込め、祈り、1羽の鶴を折ります。
運命や前世を背負い生きていくことを受け入れ、孤高である親友である愛野美奈子。仲間はみんな、プリンセスのため、そして地球の平和のために、戦います。レイも同じような気持ちを持っているけれど、でも、誰からも無事を祈ることを許されない、命を懸けることを生きがいとしている美奈子のために、レイは祈るのです。

でも、美奈子の希いは生き抜くことではないし、レイもそれはよくわかっています。

お互いに、何のために生き、何のために命を捧げ、未来のすべては誰のためにあるのか知り尽くしている。

互いの孤高を認め合い、語らないことで得られる愛の形が二人の間にはあるんだろうと。そう思うのです。

Twitterで呟いていた、高橋真梨子のFriendsという歌の歌詞がとてもいいので、一度、読んでみてください。



修羅のごとく生きた 青春の抜け殻
争いの酒に 眠る事も忘れ
命まで賭けた 愛さえ勝てないほど
とてつもない未来(あす)に しがみついた二人
フレンズ あれからの フレンズ 歳月は移り気で
フレンズ とにかく今 長い時間(とき)を君に打ち明けたい

覚えている今も 最後に逢った夜を
何か云いたそうな 背中見せた君を
フレンズ あのときの フレンズ 優しさに気づかずに
フレンズ 三度巡る 
風の噂 耳を離れないよ

重いまぶた 開けた
親指立てながら
横たわる 姿 疲れたのか 夢に
フレンズ 約束を フレンズ 果たせずにいるならば
フレンズ 苦しまずに ここへ連れておいで あの景色を

oh フレンズ 空白の フレンズ 歳月を飛び越えて
フレンズ とにかく今 長い時間(とき)を君に聞いてほしい




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