囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

中国の日本語教師「入郷髄俗」を読む・・・

2023-12-07 16:23:40 | 囲碁きちのつぶやき

日中友好協会所沢支部の支部長の山口榮一さんが自費出版した「入郷髄俗」を読ませてもらいました。

筆者は元小学校の教師で、退職後一念発起、中国に渡り七年間、日本語教師をしたそうです。

中国・山西省の奥地での奮戦記です。

 

帯の紹介文です。生徒は大学生だったようです。

如何に学生とコミを図ったか その苦労の跡が伺われます。

帯の裏の目次です。

読んでみて、「さすがに元小学校の先生だ!」と感心することが色々ありました。

日本の生活も理解してもらうために「浴衣着付け病室」を開いたり、街頭で即席のカラオケをあってみたり、寅さんの映画を観たり、私などには発想さえ出来ないことばかりです。

夏休みを利用しての自転車乗り講習会も面白かったです。中国の奥地の山々の中で暮らす人たちは平素、自転車に乗ることはなかったそうです。平地に来て急遽、自転車に乗る楽しさを味わってもらったそうです。

読んでいて、私もそんな冒険が出来ればいいな~と思いましたが、勇気も・才覚もありません。

驚いたのは、「男はつらいよ」の山田洋二監督に送り、読んでもらい礼状をもらったそうです。また、自費出版は初版だけが多いのですが、第2刷も出版したそうです。それだけ誰が読んでも面白い本だったのでしょう。

謹呈していただき、山口さんに感謝です。

コメント
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