昨日の「しんぶん赤旗」の「読者の広場」に掲載された投書です。
嘉部明子さんの男のおまごさんが15歳の誕生日を迎えた翌日に防衛相から入隊案内が届いたと言うのです。
陸上自衛隊高等工科学校に入隊すれば、衣食住は無料、県立高校卒業資格が取得でき、その上、毎月9万8500円が支給されると言うのです。格差と貧困が広がる中、生活の苦しい家庭では飛びつきたくなるような勧誘です。これが「経済的徴兵制」と言うものなのか と改めて実感しました。
それと共に、15歳の男の子の誕生日や住所・氏名を自衛隊はどこで知ったのだろうか と言う疑問もわきました。自治体がそれらの情報を提供しているとしたらとんでもないことです。鳴り物入りで強行された「マイナンバー制度」がこんなことに利用されているとしたらさらに恐ろしいです。投稿者も書いているように、「太平洋戦争」中と同じだと思います。
国がすべての国民の情報を取得し、その情報を意のままに使う 嘗ての軍国主義時代の再来です。平和憲法を変え、9条をないがしろにしたいアベ政権は、すでにこんなことまで始めていると思うと空恐ろしいとしか言いようがありません。