その後のこのごろです。
...現在書き途中ですが、なんかすごく長い?...もしかして自分、歴史の話になると長くなる(゜ー゜;)?
* 4月1日(木) *
友人に誘われて鎌倉へ行ってきました。
適当に鎌倉幕府見物をするつもりだったんですが、前日にガイドブックを見ていて、鎌倉倒幕から建武の新政で活躍して、足利に敗れるという人生を送った、”大塔宮”が閉じ込められた地下牢などがあることを知りキラーン(☆∀☆)
時宗(踊る念仏僧”一遍上人”の宗派、我が家の宗派です)のお寺があるということで興味をそそられたり。
まぁ...人と行くには、けっこう趣味に走っていたり、渋いところだという自覚はあったのですが、連れて行っちゃいました。えへ(゜▽゜;)
風が少し強かったけど、暖かめで桜もきれいだったので、とてもよかったです。
~ 鎌倉宮 ~
大塔宮の幽閉されていたという牢は...はっきり言ってかなり怖かったです。
どんよりしていて、ずっしりした空気で、手を合わせて祈らずにいられないような感じでした。
牢の前に小さな塔婆みたいな板が置いてあって、訪れた方々がメッセージを書けるようになっていたのですが、大塔宮を悼んだり、慰めたりする文章がたくさんありました。重い空気の中でそのメッセージに慰められたり、癒されたりする気分でした。
確かに、ああいう場所で、浮かれた言葉書かれたり、カップリングされたりすると、激しく嫌だよなとかも思ったり。(実は鮫ヶ尾城行った時もこんな感慨持ったよ。そしてミラージュ関係に悩んだんだよ、若干/ふ)
大塔宮っていうのは野心家で描かれているものばかりを見てきたのだけれど、この人はこの人で実現したい日本の姿っていうのがあって、それに向かって頑張った人なんだなぁと改めて思いました。
考えてみればこの時代もかなり熱いです! 北条執権は覚えてないが...まぁ旧勢力がいるわけで、新勢力が足利、後醍醐天皇はじめとする朝廷の皇族とか、楠木正成とか新田義貞とか入り乱れているわけです。足利なんざさらに尊氏、直義、高師直やら泥沼になるわけで、それぞれに信念や理想や保身や利己心やら強くあるわけですよ! 熱い!
なんかちょっと萌えてしまったよ。
ちなみにこの人が手厚く祀られたのはずっと下って明治時代です。鎌倉幕府から親政を取り戻して、さらに簒奪しようとした足利幕府と戦って敗れた方ですから、天皇崇拝を広めようとした時にいい題材だったろうと思います。こんなところにも歴史感があったりするのです。
~ 源頼朝の墓、絵柄神社 ~
と、まぁその後、ぽてぽて歩いて、鎌倉初期に戻りまして源頼朝の墓にお参りしてきました。
その近辺でいうと、薩摩の島津さんが頼朝の庶子の子孫だっていうことで、島津藩主の方がお墓を立て直したって言うことらしいです。庶子の子孫って、本当なのかしらー眉唾じゃねー?とか思ったりしてました。思いませんか(´・ω・`)?
あとは、何でこんなところに菅原道真公まつってあるんだ? あれか祟り神的な扱いか。的な荏柄神社へ立ち寄り。
~ 来迎寺...というか一遍さん ~
でもって、時宗の来迎寺(らいごうじ)へ駄々っ子して連れて行ってもらう。道案内はすっかり連れにまかせっきりでした(^^;)
なんか有名な観音様が見れるということでしたが、本日は見られません。との張り紙が貼ってありました(´;ω;`) けっこう遠かったのに。まぁ見慣れた一遍さんの像と、世界平和を願う塔を見て、ホームのにおいを感じられて小満足でした。
時宗は、我が家の宗派ではありますが、それを抜きにしても一遍さんはけっこう好きなお方です。
歴史で出てくると、なんだこりゃって思います。
先ほども言いましたが、本当に”踊る念仏僧”です。浄土真宗のお家からやってきた叔母に言わせると、お経が歌のようにリズム感があるそうです。私はあれが普通ですが。
市井で踊りながら念仏を唱えて仏教を広めたそうです。でもって、亡くなるときには自分の教えの経典をすべて焼かせて、弟子達が一遍さんの教えを布教することを禁じたそうです。まぁ、弟子達、記憶をたどって布教しちゃったわけですが(´・ω・`) 人の口伝に教えが正しく伝わらなくなることがいやだったんだろうなぁと、推測するのですが。
そんな一遍さんの私の中での人物像は、若干人間不信(笑)、仏教を大事にしつつも茶目っ気があって笑いながらの信仰を許す、やさしい人。
自分の家の宗派が一遍さんだったって気づいた時にはちょっと嬉しかったです。
お坊さんは面白いと思うのです。室町あたりまでかなぁ。最近NHKドラマに出た行基とか、他、西行さんなんかもいい味です。一休さんは実は自由じゃなかったけど、でもやっぱり茶目っ気があって好きだーー。法然さん、親鸞さん。古く行くと鑑真なんかも好きです。
その心意気は、権力者の言うことを聞かない。自由人。信念の人。俗世を捨てて、解脱っていうのはこういうことなんじゃないかなぁ、違うかなぁ?と思うんですが。
基本的に世捨て人は好きですけどね。
戦国になると、お坊さんが大名並の勢力になっちゃうし、なんだか脂ぎってるし。戦っちゃってるし。ほとんど武士と変わらなくなっちゃってるし。...千利休は別でって思ったが、坊さんじゃないかも。
江戸時代が近づくと、土地の権力者がが市民管理を始めて、お坊さんの生活とかもはっきり区分されちゃって、なんていうか浮世を離れてっていう感じがとうていしないんですよねぇ。江戸の良寛さんは好きだけど。そういえば代官かなんかとケンカしたらしいようなことを見た気がする。
~ 鶴岡八幡宮 ~
まぁちょっとした右往左往ありつつ、「鎌倉といえば」の鶴岡八幡宮へ。
ぎんなん(☆∀☆)!? まず炒り銀杏の屋台に狂喜する(爆) 食べ歩き用と、お土産2袋買いましたw
そういえば大銀杏が倒れたってニュースがあったような、そういえば連れが大銀杏ってさわいでいたような(酷/ ^^;)ってことで、でーーんと大銀杏が、引っこ抜けたのを立たせてありました。帰ってからニュースで芽吹いたとか言ってたけど、よく覚えてないが、にょきにょき生えていたような気もしなくもない(ばく
あと適当にお参り(汗)して、お池に向かう。すんごい桜がきれいでした。
そして、あざらし大の鯉がいました∑( ̄△ ̄;)
池が広いから、餌をいっぱいあげても水質悪くならないし、いっぱい大きく慣れるんだね(^_^;)
しかしでかいのばかりで、普通サイズのがほとんどいないなーと思っていたら、
空から鯉を狙ってトンビがダイブを繰り返していました∑( ̄△ ̄;)
ばっしゃんばっしゃんと、いやートンビのというか鳥が餌をとろうとする瞬間は初めて見ました!
獲れてなかったけど。さすがにアザラシ大のは持っていけないだろうから、小さい鯉がいないのは、捕食されてるからかっ!?て理解しました。理解しちゃっていいんでしょうかねー?(^_^;)
~ 小町通、若宮大路 ~
買い食い...したいものはいっぱいあったが、昼と銀杏で腹が膨れていたため諦める。おばあちゃんのお土産に着物みたいな柄の何かないかなーって友達に言ったら千代紙屋さんに連れて行ってくれました。折り紙は当然ですが、シールとか付箋とか色々あって、自分の分を含めて目移りめいっぱいして、結局おばあちゃんに写真を入れるアルバムを買いました。表紙に千代紙を使っていて、アルバムだったら目に付くし、けっこう写真取るしいいんじゃないかと^^
あと漬物屋さんについていったり、手拭屋さんに連れて行ってもらったり。
という感じで、鎌倉駅に着いて東京まで帰りました。
以上、12:00ごろ鎌倉駅着~16:00過ぎころ鎌倉発 の鎌倉見物でした。
今度は妙法寺とか、大塔宮のお墓とかにも行って見たいと思います。何分、その後18:00集合で飲み会の予定が入っていたので、次の時にはもっとゆっくりしたいと思います。