夜波ログ-グ-

おはようございますzzz ぐだぐだなほぼ日記ブログです。

ぽんぽこ…の被害者某Aさん

2016年06月23日 23時47分00秒 | 腐女子とかBLとか妄想とか
タヌキと読んで、家康とか上皇とか書く。
俳優さんでいうなら津川雅彦さん、長門裕之さんのご兄弟を置いては語れない。いいですよねタヌキオヤジ。ふっふっふ。
あ、いや今回はタヌキたちにいじめられた可哀想なウサギさん、もとい崇徳院のお話。

 ■ ■ ■

ウェブ上のネタをつらつら見ていましたら、縁切り寺を見つけて、ちょっとすがりたいとか思ってみました。

神頼みするくらいなら、自分でばーんと裁ち切ってやらあとも思わないでもない。
とか、
縁を切ったら自分だけ吹っ飛んでって円満にいきそうな気もしなくもない。
けどまあそこらへんはそれ。

縁切り寺というのが、容赦なく悪縁をぶった切り良縁を結ぶと評判だそうで。安井金比羅宮て、寺じゃなくて神社か。崇徳院縁らしいと。
怨霊として名高いですが、あれどんな人だったか。
私のここら辺の入り口は百人一首なのだけどけど、あれどれだ? 世を思う故にもの思う人?ももしきやの人?別れても系の人?
で、結局「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞおもう」の人だったわけですが。(一応他の二首は時代下って後鳥羽院とその子供の順徳院でした)
歌は好きですよ。引き裂かれてもまた逢おうね、必ず逢うよみたいな。
こんな人が怨霊って言われてもなあ。ってインパクトが薄い。

またはまわりが濃すぎて何とも。
いやまあ、そういえば昔も思ったけどかわいそうだなーと改めて。

じいさんもしくは実は父なのかもな白河院。院政はじめたのってこのタヌキさんじゃなかったっけか。ですよねー。この人からは可愛がられたらしい。この人の後見で天皇にもなれたっぽい。

父、もしくは実は違うかもな、鳥羽上皇。
この人にとことん嫌われたのが諸悪の根源だったらしく、白河じいさんが亡くなってから集権中枢から締め出そうとあれやこれやと。

でもって鳥羽上皇のあの手この手の駒1号弟の近衛天皇は大きな動きもなく夭逝と、
2号弟、後白河(自分の中では法王って感じなんだけど、ここでは天皇って表現がいいのかしら)。これが妖怪腹黒タヌキ。源平合戦の暗躍者とか、義経追い詰める原因作ったとかの人ですね。

さて、天皇の位から追いやられて、院政の時代の上皇なのに権力に関わらせてもらえず、
保元の乱を迎え、呆気なく降伏して、四国に流刑。これもなんか言い掛かりをつけられて逃げて、出てきたら罪人になってたみたいな感じがしなくもない。

意外と配流先では静かに過ごせていたっぽい。写経したりなんだり。
だが後白河タヌキは呪詛をかけていると言い掛かりをつけていびってくる。
そのうち流刑先で亡くなると。暗殺説もあるあたりなんだか。

優しい人だったのかなーという感じしかしない。
いろいろされてしんどかっただろうに、恨み辛み怒りをしたためるでもなし。寂しさをにおわせた詩くらいはさすがにあったけど。それでも再会を願ったり、人恋しかったりで。
覇気はなかったんだろうね。

うーん可哀相だーってのもあるけど、かわういわー。ぴるぴるしたウサギみたいだー。

そして呪詛感がない(´・ω・`)

あっちじゃないのか。無実の罪で人を貶めて罪悪感に押し潰されるという。
そっちのがしっくり。

結局残るのは肉食タヌキなんだな。食い散らかされた小動物の骨におびえるタヌキもなかなかオツなものですが。
かわいらしい小動物は煮て焼いてガブガブ喰われて葉っぱ被せられちゃうんだなあと思うと切ないなあ。せめてこう良心のあるタヌキさんに頑張ってもらう世界でいて欲しいなあと願うばかりです。

とりあえず、行ってみたいシリーズに崇徳院史跡巡りは追加されました。