大分県技能祭

　さてさて、本日は大分県技能祭です、これは大分県下の技術、技能に関するお祭りで、一般の人がたくさん来て、さまざまなイベントが行われています。


そして僕たちにとってはこの２ヶ月弱、木工作品の製作や、技能コンクールの練習など今までの成果が試される場となっております。



ということで、まずは開会式、昨年度の技能功労者や技能検定の優秀者が表彰されました。
「大工の学校」からは２名、２級の技能検定でナベさん、３級でキラ子さんが堂々の最優秀賞で表彰されました。パチパチパチ～

　
そして、販売会場もオープンです、あっという間に展示品に来場者が群がりごった返しました、どうやら、佐伯校が一番繁盛しております、うっしっし～

するとそこに広瀬県知事が来てくれました。
「お～ここも立派やの～」と褒めていただきました。
僕は「すべて生徒の自主的なデザインで、アイディアも作ったのも生徒です」と説明をすると、感心しておりました。自慢の生徒です、本当に


　初めての知事との対面、さすがの僕もチョビット（いやかなり）緊張したけど、腰の低い態度に逆に恐縮し、さすが支持率８割！よし今年の知事選にも一票入れてやろうと思いました（失礼？）

　
　他にも、昨年の訓練生の衛藤さんにあったり、日田のときの生徒や、お世話になった社長さんや、「この人誰だっけ？」と思うような人にまで、ご挨拶・・・疲れるね本当に
　
　
　そのころ、別の会場ではほぼ同時に、技能コンクールも開始されました、訓練校の部では佐伯から２名、大分・日田からそれぞれ３名の生徒が出場し、
継ぎ手と仕口を作ります。


　さらに、修了生が働きながら学ぶ、認定校の部にも去年の訓練生のナベさんが出場し、こちらは踏み台を作るのが課題です。

もう一つ、一般の大工の部にも僕が６年前指導員になって始めて受け持った生徒（裕太郎君といいます）と、３年前に教えた生徒（大石君）が出場しこちらの課題は四方転びを作るのです。


　２２歳になった裕太郎から「せんせ～弟子上がりしたよ～」と報告があり、がっちり握手をしました。受け持った当時は、ぷにぷにの、細い手で、ちょっぴりシャイで、生意気盛りだった彼が大人になり、すでにがっちりとした職人の手になっていて、うれしくて仕方がありませんでした。

僕が「指がふと～なったなぁ～」というと、「社長の指っちいわれた～」と返し、
うんうん、この調子で社長になってくれ～と願うばかりです。

　

　時間も正午をすぎ、いよいよ展示品の販売となります、販売開始前は皆さん殺気立っていて、ちょっと怖いのですが、販売責任者としてはそうも言っていられません。


　開始と同時に、商品をキープしていた方から札束（といっても３０００円くらい）が飛び交い、本当に飛ぶように売れました、ほぼ１０分で即完売、僕も巧みなセールストークで、売れ残りそうになったのもすべて売っちゃいました。


「センセ～売るのうめ～なぁ」と生徒のお褒めのお言葉、そりゃそうさ年季が違うのさ、年季が

　

　そうこうしている内に、技能コンクールもいつの間にか佳境で、出来上がった生徒もいたようです、われらが佐伯校の生徒は・・・・まだそんなんかい！

見ているこっちのほうが焦るんだけど、当の本人はいたってマイペース・・・

しかし、亀さんでもゴールにはたどり着くわけで・・・・何とか終了、おつかれさま～

そして結果は・・・・・
「Ｍ君が惜しくも準優勝！」

そして、認定校の部で、ナベさん優勝～・・・・やったね！

さらに、先述の裕太郎が一般大工の部準優勝～

ということで、残念ながら訓練生の部門で優勝は逃したけど、これでよかったと思いますね。見に来ていた大工さんとも話をしたけど、一般社会に出てからが勝負です、本当の採点はお客さんがするものです。

　これからもみんな精進して、立派な棟梁になって欲しいなぁ～と思いました。　　

皆さんお疲れ様、僕は明日代休だけどみんなは頑張ってねぇ～　おしまい