大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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パブリックビューイング

2006年06月19日 | その他
さてさて、昨日は九石ドームに行き、パブリックビューイングにて「日本 クロアチア」を見てきました。
 
 会場でまず驚いたことは、たかだか、日本の片田舎ででっか~いモニターで試合を見るだけなのに、すべての自販機が封印されており、飲み物は公式スポンサーのコカコーラとバドワイザーのみという、徹底した管理、よ~く見るとスタジアムの広告すべてが隠されているのです。恐るべしFIFA(国際サッカー連盟)

 世界的なスポーツになると大人の事情が色々孕んでおり大変なんだな~と実感しました。そうでもないと世界最大の組織の統制はとれませんよね。

 夜10時にキックオフされたこの試合、正直勝てるとは踏んでいませんでした。
結果は皆さんご存知のとおりですが、惜しいシーンもあり、残念な結果ではあるものの、120%の実力を出した引き分けだと思います。
 
しかし、国がいくつも分断された中で、旧ユーゴスラビアの強さといったら只者ではないと思います、このまま分断されなかったら、東欧のブラジルと、本家ブラジルで決勝なんてのもと、今では見れない幻想を抱いてしまうのと、平和のありがたみを感じたりします。
 それだけ、クロアチアも強いのです、ダテにフランス大会で3位に入ったわけじゃないと思います。

そんな国に勝とうという皮算用が厚かましかったのかも知れません、ましてや今度はブラジルに2点差以上、・・・無理です。絶対に・・・

 確かにドーハの悲劇から13年、日本の進歩が目覚ましいのは、国外のメディアも認めています、ただしここからです、100年以上、他の国からついた差は、そう簡単には縮まりません。日本が成長した分、他の強豪国も同等もしくはそれ以上進歩しているのもこの大会で見て取れました。

 たとえば韓国、正直好きにはなれない国ですが、一生懸命サッカーに取り組み、日本だけには負けないと、常識を超えるライバル心をむき出しにしてます。対する日本はどうでしょう?隣国で仲良くという感情を無理やり煽り、テレビでも報道してます。
 敵対しろとは言いません、ただ2002年の大会のように、人のふんどしで相撲をとるような真似はしないで欲しい、実際悔しくてなりません。
ただこれが、現実かな?一生懸命サッカーを愛した国民の数と年月により、数年に一度スーパースターがその国に舞い降りてきます。ブラジルのロナウジーニョやアルゼンチンのメッシなど、見ていて絶対にそうだと確信しました。
本当にうらやましくて仕方ありません。

トリノ五輪でもそうですが、マスコミが無理やり煽って、熱しやすくそして冷めやすい国民感情、この敗戦にめげることなく、そして懲りることなくサッカーが盛り上がって欲しいと思います。(出来ればラグビーもなんですが・・・)

 野球のイチローだって、なんやかんや言ってもこの国が野球を好きであり続けた結果、数千万人の野球少年の中からイチローが生まれたと思います。このまま続ければ、いつかはロナウジーニョの日本版もしくはサッカーのイチローが出ることを心待ちにしてます。それからですね勝負は!

 冗談で、「兵役が無いからこの国は詰めに弱い!」と言ってきました、だけど本当は冗談ではありません、戦争しろとか、その準備をしろではありません、ただ「負けてもいいとか、テレビで言ってから、勝つのが当たり前」と決め付けてしまう風潮が現在の若い人には多いと思います。
 自分の人生、何が何でもというのを持って欲しい、少なくとも自分達の代わりにサッカーをしているわけでは無い日本代表に夢を託したりではなく、自分のやりたいこと、些細なことでも良いから、自分の目標ややるべき事を見つけて、自分自身の力でこの国を何とかして欲しい、サッカーの応援にあれほど情熱を傾けるのであれば、きっとそれは出来ると思うし、それが出来た時、すべてにおいて、世界から一目おかれる日本であり続けることが出来ると、パブリックビューイングで届かない声援を声を枯らしながら一生懸命送る、若者達を見て思うのでありました。
 
 
 ・・・ところでブラジル戦見ますよ!絶対、責任を持ってね。



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