大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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今年度を振り返る1 4月編

2006年03月05日 | 平成17年度を振り返る
 さてさて、今年度を振り返るということで(注:まだ、準備中、本格稼動は18年度からです)
 4月に、この地に異動し、気持ちも新たに新年度を迎えました。新しい生徒さんと初めて会い、緊張しながら挨拶をしました。
 授業では、新しい科目を担当し、実習も任せてもらえることになりました。
過去4年先輩の先生と共に実習を行い、もし自分が一年間を実習するなら、こんなながれでしたいな~漠然と考えてたので、嬉しさ半分、不安さ半分ってところでしょうか?
 とはいえ、目標は一人前の大工さんの第一歩を踏み出させるという共通の目標は58年間変わりなく続いてるで、良い伝統を引き継ぎ、新しい事を添えて来年に続けばいいな~と思いました。
 そういうわけで、実習はまず道具の名称等の説明をし、生徒に一年間貸し出します。これからは自分の道具のつもりで、自分で手入れをしないといけません。
 そこで、研ぎの練習から入ります、まずは鉋(カンナ)からです、鉋は大工道具の代表の一つですが、現在は既に鉋をかけた、既製品の商品や、鉋をかける必要がない新建材や工法などで、使用頻度が少なくなりました、がウチの校では基本を大事にすべく、4月から2ヶ月間みっちり研ぎを教えます、「穴掘り3年・錐(キリ)7年・研ぎは一生」という、大工の格言のとおり非常に研ぎの奥は深いのです、ホント一生しても満足できないのかな~なんて今でも思います。
 詳しい研ぎの説明は、来年度で日々報告します。 お楽しみに~

写真は鉋と削り華(鉋屑)です




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