大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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模擬家屋3 「小屋の仮組」

2008年12月25日 | 大工の学校生活
 さてさて、2学期(うちでは第二過程といいます)もあっという間に過ぎ。明日は終業式ですね。皆さんお疲れ様でした。



技能検定の実技試験も無事に終わりましたので、課題も模擬家屋を残すのみとなりました。

何度かお知らせしたとおり、今年の模擬家屋のテーマは「大黒柱の家」ということで、
切妻の本家と方形の離れを、廊下で繋ぐような間取りです。
それぞれに大黒柱を立て、四方から梁が挿さり、双方を支えあうような構造となります、


日本家屋では当たり前だったんだけど、段々少なくなってきた形ですね。

でも、やはり五重の塔などにもある芯柱と同様、
古来の建築に使われているこの技術は、高層ビルの耐震装置に応用されるほど考えつくされた形です。


効率化を優先させる現代に於いて、このような形・技術を残すこともまた、大工の学校の使命だと思うんですよね。



難しい話は置いといて、二学期はここまで進みました、写真でどうぞ~


こちらが本家の方です。


そしてこちらが離れですね。


二方挿しの男木です。



二方挿しの女木です。


大黒柱の挿し口です。



わざわざ、仮組用の大黒柱も作ったんですよ~


配付たる木も、少し入りました。


と今年はこんな感じで、実技が終了しました。


三学期は、あっという間に終わるので、大事なことを聞き逃さないように頑張っていきましょうね。


おしまい。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あっちゃん)
2008-12-31 21:57:23
今年一年もお世話になりました。

来年も宜しくお願いします。


では、良いお年を
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あっちゃんへ (TOM-P)
2009-01-01 22:26:01
こちらこそありがとうございました。
’09年もよろしくお願いします。
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