大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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犬小屋の棟上げ

2007年09月14日 | 大工の学校生活
 さてさて、本日はいよいよ犬小屋の棟上げです。



先日より、刻んでいた土台と桁周りをつなげるために、柱の加工です。



柱は1学期に作った追っかけ継ぎと金輪継ぎの材料を使用します、中央の写真をよく見ると継ぎ目や、栓などがあるのがわかるかな?


例によって緊縮財政のせいもあるけど、今一度自分が刻んだ材料を見直す良い機会です、曲がっていたり、ねじれていたら、それはそのままで、納めていただきましょう。



一方が、芯よけの短ホゾと、扇ホゾの加工を行い、尺杖を使って小屋束の高さを出します。
横架材間は700mm程度が納まりが良いみたいですね。

 

 先に書きました、ねじれていたり曲がっていても、いいんです。芯がまっすぐになっていればね、それにこの犬小屋の続きということで、鴨居を納めようと思うけど、その曲がったりねじれた柱にぴったりと納まるように、鴨居のひかりかたも教えるつもりです。そのときの良い練習になりますしね。




時間の都合もあり、自分たちは真壁造のおさまりで作っていて、他の訓練生は大壁で仕上げています、出来上がったらその違いも理解してもらえるかな?




そういえば、年配の生徒さんが「せんせ、犬小屋もこうやって本当に作るもんなの?」って聞かれました。

んなわけね~じゃん! 見た事無いでしょ、実際。


今までの、訓練で学んだ技術のおさらいとしてやっている訳ですよ。



もう少しじっくり作業をしたいけどそうも行かず、さらには来週は祝日と出張とまだ消化してない夏休みとかで、犬小屋製作にはあと2日しか取れません。

とにかく来週で鼻隠しまで納めるつもりです、(出来れば鴨居まで・・・)
規矩術などの仕上げも行いながら、上半期も終了です、良い折り返しになったかな?



あっ!夏休みの宿題に出していた、木工作品のプラン、そろそろ必要になりますぞ、連休中にでも考えといてね~


おしまい



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