研修旅行にいってまいりました（完結編）

　さてさて、昨日の続きで、研修旅行の後編となります。

緑豊中学校を後にした、建築科一行は研修旅行の目的地である、竹田市に到着しました。時間もちょうど正午となったので先ずは腹ごしらえ、近くのお食事どころに入りました。

　
　竹田市は、山に囲まれた町ということで、佐伯ではあまり食べないような、魚の皮や頭や内臓などの部分を食べる、頭料理やエノハ料理などが有名なのです。

ということで、限られた予算と下は１６歳上は６１歳という、年齢層にあった食事という無茶な注文で、エノハのてんぷらと、豆腐と野菜の煮付け、＆おそばというおなかに優しいお食事を食べました。


これはこれで旨かったけど、育ち盛りの少年達には健康的すぎて物足りないかな？

　
そして、地元の観光ボランティアの案内で、竹田市の見学です城下町とあって神社やお寺など、立派な建物があるところで、さらに作曲家の滝廉太郎や画家の田能村　竹田の生家などさまざまな建築物を見学しました。


滝廉太郎はわずか２３歳で、その生涯をとじましたが、本当に密度の濃い人生で、やっぱり才能と志しが高いと、短い生涯でもさまざまな事を成し遂げることができるんだなぁとしみじみ思いました。今の季節にぴったりの「も～いくつ　ねると～お正月～」も彼の作品なんですよ。

今回の見学で僕の一番の印象はトップの写真のお堂です、構造の断面図がありますが、わかりますか？丸太梁が天秤状態と言うか　てこの原理でさらに梁をリフトアップしているのです。この組み方は大変珍しいというか面白いですね、斗供の組み方も独特で、大陸からのデザインとか言ってましたねぇ。



最後に清川の大分プレカット工場に行きました、ここでは僕達が今勉強している木組み加工を、すべて全自動で４０坪なら、一晩で加工できる能力があるのです。

「やっぱ時代はぷれかっとやな～」と訓練生、おいおいそんなことを言うなよ、まだまだ、丸太張りや隅木など手加工でやらんと出来ない仕事もあるんだぞ、とぼくが言うと「先生、今は隅木も丸太梁も加工できる機械があるんですよ。と工場長
　

しっしらんかった、今は技術の進歩が早いもんですね、見てみると、丸太張りの加工が機械でされたいたけど、やっぱりデジタルな加工で、木を生かしきれてないというのが、正直な感想です、まだまだ手加工の方がいいよなぁと心の中で自分に言い聞かせました

日帰りで行った今回の研修旅行、時間の配分がほぼパーフェクトで、
次の仕事はＪＴＢだなと僕自身は密かに思ったんですが、いかがだったのでしょうか？青杉林や緑豊中学校など、なかなか見れないところが見れて、僕自身は良かったんだけどね、さ～て、来年はどこに行こうかなぁ。

お～と、その前に学校に帰った後、訓練生の皆さんと忘年会がセットされてます。この一年お疲れ様～　来年は模擬家屋の上棟と就職活動と修了製作といよいよ佳境ですね、みんな無事修了できるよう、がんばりましょ～　　　　　おしまい



・・・・そして、忘年会では大荒れに荒れるのでした・・・とさ。