さてさて、これまた久しぶりの読書感想文です。
今回は 方波見大志(かたばみ だいし)著 『削除ボーイズ0326』です。
この作品は主人公である小学6年生のナオが、フリーマーケットでおじさんからデジカメのような機械KMDをうけとる事から始まります。
この機械はファインダーに写った人物がシャッターを押すことで、その人物のあらかじめ設定した、時間が3分26秒間削除されるというものです。
当然、ナオはどんどん自分の都合の悪い過去を消してしまいます、はじめは深爪を消すこと程度だったものが、だんだんエスカレートしていきます。
そして、中学生の引きこもりの兄を持つ主人公が通う、現在の小学生の様子が、車椅子の親友だったり、多動症の子供だったり、仲間はずれやいじめなどの問題と一緒に生き生きと表現されています。
必然的に、消した3分26秒が原因で、色々な状況が少しづつ変化します、機会の故障でナオ自身は変化の前の記憶が残っていることもあり、次第と心が変化していく様子が感じられます。
最後は、機械を受けとる場面を削除しようとする主人公と、ひきこもりの兄が犯した重大な犯罪が絡みどんどん状況は複雑に変化していってしまいます。
とまあ今回は、結構内容を詳しく書いたのは、もしも過去が消せるとしたら、貴方だったらどうします?と聞きたいのです。
多分誰でも消してしまいたい過去や失敗を重ねてきていると思うわけです、僕も読んでいる途中は、あのときの3分26秒がなければよかったのにぃと思うことがありました。でも災い転じてというわけではないけど、それがあって今現在があると思うのです。
もちろんフィクションだから現実味はないけど、車椅子の親友ハルは事故で車椅子になるけど、けして自分が事故にあった時間を消してくれと言わないのです、それどころか、その機械の危険性を主人公に説くわけです。実際ナオの兄は機械を預かっている間に、その機械で過去を繰り返し消すことで、屋根から飛び降りちゃいます。
今いじめとか、自殺とか子供を取り巻く環境は複雑になってきているようです、大体生き物である以上、いじめというものは存在します、それを隠そうとする事が問題です、子供はそれを知っていて、インケンないじめをするのです。
マスコミだって問題です、先生が悪い、学校が悪いって言いますが、本当に悪いのは、いじめている本人です、それがどんなに卑劣なことか伝えるべきです、(テレビの真似してイジメることも多いと思いますしね)
イタズラだって、好きな女の子にちょっかい出すのも、見方を変えたらイジメに写ると思います、難しい問題だけど、社会全体が子供のことを理解するようにしないといけないし、作者は本当に小学生のことが理解しているなぁ~と思って、作者のプロフィールを読むと、まだ25歳! すげ~
話はそれたけど、時間物と言うのは、SFで書き尽くされた感があると思ってた中、25歳の若者の感性に感動を覚えました、といっても僕と年は10歳と違わないけどね・・・
りえさまとこの本の話をしたとき、「一回だけ過去が消せたら、使う?」と聞かれました。
僕は「今のところ、消したいことはたくさん有るけど、使わない・・・いつか本当にそんな事がくるかもしれんやろ?」と答えました。ということは、
今現在まぁまぁなのかなぁと思いました。
おしまい
今回は 方波見大志(かたばみ だいし)著 『削除ボーイズ0326』です。
この作品は主人公である小学6年生のナオが、フリーマーケットでおじさんからデジカメのような機械KMDをうけとる事から始まります。
この機械はファインダーに写った人物がシャッターを押すことで、その人物のあらかじめ設定した、時間が3分26秒間削除されるというものです。
当然、ナオはどんどん自分の都合の悪い過去を消してしまいます、はじめは深爪を消すこと程度だったものが、だんだんエスカレートしていきます。
そして、中学生の引きこもりの兄を持つ主人公が通う、現在の小学生の様子が、車椅子の親友だったり、多動症の子供だったり、仲間はずれやいじめなどの問題と一緒に生き生きと表現されています。
必然的に、消した3分26秒が原因で、色々な状況が少しづつ変化します、機会の故障でナオ自身は変化の前の記憶が残っていることもあり、次第と心が変化していく様子が感じられます。
最後は、機械を受けとる場面を削除しようとする主人公と、ひきこもりの兄が犯した重大な犯罪が絡みどんどん状況は複雑に変化していってしまいます。
とまあ今回は、結構内容を詳しく書いたのは、もしも過去が消せるとしたら、貴方だったらどうします?と聞きたいのです。
多分誰でも消してしまいたい過去や失敗を重ねてきていると思うわけです、僕も読んでいる途中は、あのときの3分26秒がなければよかったのにぃと思うことがありました。でも災い転じてというわけではないけど、それがあって今現在があると思うのです。
もちろんフィクションだから現実味はないけど、車椅子の親友ハルは事故で車椅子になるけど、けして自分が事故にあった時間を消してくれと言わないのです、それどころか、その機械の危険性を主人公に説くわけです。実際ナオの兄は機械を預かっている間に、その機械で過去を繰り返し消すことで、屋根から飛び降りちゃいます。
今いじめとか、自殺とか子供を取り巻く環境は複雑になってきているようです、大体生き物である以上、いじめというものは存在します、それを隠そうとする事が問題です、子供はそれを知っていて、インケンないじめをするのです。
マスコミだって問題です、先生が悪い、学校が悪いって言いますが、本当に悪いのは、いじめている本人です、それがどんなに卑劣なことか伝えるべきです、(テレビの真似してイジメることも多いと思いますしね)
イタズラだって、好きな女の子にちょっかい出すのも、見方を変えたらイジメに写ると思います、難しい問題だけど、社会全体が子供のことを理解するようにしないといけないし、作者は本当に小学生のことが理解しているなぁ~と思って、作者のプロフィールを読むと、まだ25歳! すげ~
話はそれたけど、時間物と言うのは、SFで書き尽くされた感があると思ってた中、25歳の若者の感性に感動を覚えました、といっても僕と年は10歳と違わないけどね・・・
りえさまとこの本の話をしたとき、「一回だけ過去が消せたら、使う?」と聞かれました。
僕は「今のところ、消したいことはたくさん有るけど、使わない・・・いつか本当にそんな事がくるかもしれんやろ?」と答えました。ということは、
今現在まぁまぁなのかなぁと思いました。
おしまい
3分26秒、なんとも言えない中途半端な時間ですね
消したい過去かぁ~
沢山あるな~
いじめ問題は、いついじめる側か、いじめられる側か解らない年頃の子供を持っているので、深刻ですね
個人的には、誰が悪いって、親が悪いと思いますよ
ちゃんとした、基本的なしつけが出来ていないから思いやりがないのだと思いますよ
昔は、先生に叩かれても誰も文句を言う親なんていなかったのに、今は、ちょっとした事でも直ぐに教育委員会に訴えたりする親が多すぎますよね
過保護にしすぎと言うか、なんか変ですよね。
一回読んでみますね。
嫁は「がんばらない」「あきらめない」とか書いた
医者でもあり作家でもある鎌田實先生の書いた本が好きで、この方の本だけは、何回も何回も読み直して
しまいます。
技能祭お疲れ様でした。
ナベ兄さん、優勝おめでとうございます!
やっぱさすがですね~♪
それにベイビー達の性別も婚約もハッキリとしたみたいで素敵です。
私が帰るころにはもう誕生してるのでしょか。
楽しみだなぁ。
(あっ、私の婚約相手と就職先も探しといてもらえませんかねぇ…)
私は元気にしています。
最近少し仕事がハードで愚痴っぽくなっちゃってますが、気がつけばここの生活も残り3ヶ月半。
グチグチ言ってないでシャキシャキやろうと思ってます。
ここにいる子供達はみんなすごく元気です。
みんな怪我や障害があって、異国の地で親から離れて暮らしているのに、目が離せないほど元気です。
やっぱり人間って本当は生命力豊かな生き物なんだって実感せずにはいられないほど。
豊かな国の日本の子ども、危険が伴う国の子ども。
家族と一緒に暮らせる子ども、家族と離れて治療を受ける子ども。
何が幸せかって、本当は単純なんだろうけど、なかなか複雑になっちゃってますよね。
コメントありがとうございます。
最近やっと寒くなりました、ここ一週間でやっと半そで、半パンからスウェットになったと思いきや、この分だと、はんてん王子も登場間近のようです。
ところで、本っていいですよね~読書感想文シリーズに感想文を載せてますので、ぜひご一読を・・・
おーぅ かおりん元気かい?久しぶりにご登場ありがとう
ドイツはひたすら寒いやろうね~
そうなのさ、ナベさん優勝だわ、わが子は引く手あまただわ(ほかにも許婚が数名いるようです・・・)
めでたいめでたい
最近、日本では連日子供に関して暗いニュースが飛びかっています、それも、当事者とは関係のないところで、責任者探しがつづいてます。
かおりんの言うとおり、幸せって本当は単純なことなのに、なんか世の中おかしくなってるみたいです。
追伸 あと、3ヶ月半だそうやね、MIXIみると、なんか、かおりんの奮闘ぶりが目に浮かんできます、大丈夫、自分の正しいと思うことで、間違ってないと僕も思います。がんばってください
追伸2 シューマッハ様とシューショック先(就職先)は、まず自分の考えをまとめておいてください・・・