大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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10月は木づかい推進月間です。

2014年10月05日 | 読書感想文
詳しくは、林野庁ホームページで

というわけで、林業に関するおすすめの本を紹介します。

林業少年

堀米 薫 (著), スカイエマ (イラスト)


内容(「BOOK」データベースより)
山持ちとして代々続く大沢家の長男・喜樹は、祖父・庄蔵の期待を一身に受けていた。家族から「干物」と陰口をたたかれる庄蔵だが、木材取引の現場では「勝負師」に変身する。百年杉の伐採を見届け、その重量感に圧倒された喜樹は―。山彦と姫神の物語。


だそうですが、実は主役は姉の楓なんだな~~と、小中学生向けですが、心地よい読破感にかられること、間違いありません、進路に悩む子供や、林業が抱える問題なども垣間見ることができます。

僕が一番勉強になったのは、家の土台には萱の木が最も適しているということでしょうか?


これまでは、栗の木と授業では言っていましたが、事実萱の木は一般の流通では手に入らないようなのでご容赦。



そして、この本の魅力はタイトルを含めた挿絵が素晴らしい!


本の内容とスカイエマさんのイラストのイメージがここまでリンクするのも珍しいですね。


続いては、神去なあなあ日常 (徳間文庫)
三浦 しをん (著) 以前このブログでも書きました、今年公開された映画「WOOD JOB」の原作本です。



内容紹介
高校卒業と同時に三重県の山村に放り込まれた平野勇気19歳。林業の現場に生きる人々の1年間のドラマと勇気の成長を描く。
内容(「BOOK」データベースより)
美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。

これは、本を読むのが苦手な人はDVD化されたら見てみると良いですね。ウォーターボーイズとかスイングガールの矢口監督の作品なので、テンポが良く、気分転換にもってこいです。

最後は、その続編

神去なあなあ夜話  三浦しをん です。


前作で語られなかった、神去り村の名前の由来だったり、林業の研修を終えて、再び神去り村に帰ってきた勇気の後日談です。

とりあえず、前作が面白かった人にはおすすめです。

あまり映画の興行成績が良くなかったので、映画の続編は期待できませんので、これは本を読んでもらうしかないかな。

というわけで、秋の夜長&木づかい推進月間におすすめの3部作でした。


おしまい。


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