東京の階段 DB

東京階段研究会 ブログ

0743 ARK HILLS コンテナガーデンヤード内

2019-10-30 | 港区  
No.0743
所在地:港区 赤坂 1−13(Google Map
型  :屈折
段数 :39段(下から14・6・6・3・10段)
蹴上げ:10〜12cm
踏み面:30〜35cm
Photo 2017.8.25

 鼓坂からアークヒルズ内のコンテナガーデンヤード内を上る階段。

 鼓坂から14段上ると小広場に出る。広場内の角形階段6段、その上の6段を上り、左折して3段、右折して10段を上る。

 アークヒルズの再開発事業に伴って造られた階段で人工地盤が多用されているので、階段の直下が地面かどうかは分からないが、谷地と丘の境目を含む再開発なので、元の地形に基づく高低差を越えるための階段ではある。


 鼓坂から小広場へ上る部分 Photo 2017.8.25

 建築計画的に設計された階段なので、変則的な部分はない。ステップ表面と側壁はタイル張り。ステップ中央には滑り止めのマットも敷かれている。蹴上げ高さは小さく、踏み面は歩きやすい奥行き。


0742 日枝神社 山王橋参道

2019-10-28 | 千代田区

No.0742
所在地:千代田区 永田町 2−10・11(Google Map
型  :くの字
段数 :132段(下から7・20・20・16・17・13・12・8・19段)
幅  :9.8〜15.8m
長さ :64m
高低差:20m
蹴上 :15cm
踏み面:35cm
傾斜 :23°
備考 :『東京の階段』p.020
Photo 2007.6.12

 山王橋参道は山王パークタワー隣に新設された階段。赤坂通りが外堀通りに突き当たる交差点から北へ上って行く。道路沿いの部分は幅16m近くとかなり幅が広い。7段を上ると大きな山王鳥居。その先も大きな階段で、東側にはエスカレーター(上り)も設置されている。




 Photo 2010.4.6



下段を上ると向きがさらに北方向になり、山王橋で道路を越える。立派な参道階段だが、社殿は江戸城の方を向いているので、山王橋参道からアクセスすると、回廊で囲まれた社殿前の境内には南側わきから入ることになる。




 階段上部から Photo 2010.4.6


 階段上部から振り返ると、かなり上ったことに気付く。外堀通りの向こう側は赤坂で、オフィスビルなどが建ち並んでおり遠くまで見通せるわけではないが、なかなかダイナミックな景色を見ることができる。



0741 朝香マンションAP

2019-10-25 | 渋谷区 
No.0741
所在地:渋谷区 道玄坂 2−26−18(Google Map
型  :直
段数 :18段(下から1・17段)
Photo 2010.1.18

 奥に見えている朝香マンションへのアプローチ階段。

 2019年時点で周辺一帯は渋谷区道玄坂二丁目開発計画で再開発中。マンションが閉鎖され、階段へもアクセスできなくなった。再開発で階段は消失する見込。


0740 神南小学校西側

2019-10-23 | 渋谷区 
No.0740
所在地:渋谷区 宇田川町 10・11(Google Map
型  :直
段数 :16段(下から8・8段)
Photo 2011.11.20

 渋谷区立神南小学校西側の階段。クランクしたやや急な坂を上った先に階段があった。


 Photo 2011.11.20

 階段下には飲食店などが建ち並び、また途中の踊り場からは階段わきの店舗の2階に上がる階段があって、繁華街の階段らしい雰囲気。手摺に広告のシールなどがベタベタ貼られているのは渋谷らしいが、あまりきれいではない。


 Photo 2019.6.25

 以前は階段わきにジャズ喫茶があったりした。現在は階段下に鮮やかな照明を施した飲食店があり、それが印象的な道になっている。


0739 神南小学校下交差点

2019-10-21 | 渋谷区 
No.0739
所在地:渋谷区 宇田川町 11(Google Map
型  :直
段数 :4段(以前は6段)
Photo 1997.6.12

 神南小学校下交差点にある小階段。信号のある横断歩道から歩道に上がる部分がいきなり階段になっている。都内でもこのような階段は珍しい。歩道も広くないので信号待ちをする人が階段上に立ち止まっていることも多かった。


 現在の様子  Photo 2010.1.18

 上写真の頃には6段だったが、車道面が嵩上げされて下2段が埋没して実質的には3段になった。また、この改修によって道路沿いに平らなスペースができ、階段を下りて信号待ちをすることができるようになった。それでもまだ珍しいタイプであることに変わりはない。


0738 スペイン坂

2019-10-18 | 渋谷区 
No.0738
所在地:渋谷区 宇田川町 13・16(Google Map
型  :くの字
段数 :23段(下から1・6・11・5段)
幅  :3.3〜3.6m
長さ :約12m
高低差:約3.5m
蹴上 :15cm
踏み面:37cm
傾斜 :22°
Photo 2010.1.18

 坂全体は井の頭通りから渋谷パルコにいたる100m弱の勾配の緩い坂。北端近くがクランク状に屈折していて、その部分にくの字型の階段が設けられている。

 緩やかな階段で、階段の途中にも店舗があり、屈折した部分の小さな踊り場はちょっとした舞台のようでもあり、夜にここを通りかかると踊りの練習をしている人々に出会ったりもする。

 スペイン坂という名は、1975年にパルコが近くにあった喫茶店「阿羅比花(あらびか)」の店主に通りの命名を依頼し、付けられたものという。この店主は写真で見たスペインの風景に心を惹かれ、店の内装もスペイン風で統一していたそうだ。周辺の店では坂の愛称に合わせた南欧風の街づくりも行われている。

『東京の階段』p.100、『凹凸を楽しむ 東京坂道図鑑』p.142


 Photo 2011.11.20


0737 駐車場へ上るアプローチ階段・消失

2019-10-16 | 渋谷区 
No.0737
所在地:渋谷区 道玄坂 2−26−1(Google Map
型  :直
段数 :11段
Photo 1997.6.12

 1996年頃まで旅館聚楽があった場所。旅館時代から使われていた階段だと思われるが、当時の様子は知らず。撮影時点では駐車場へ上るアプローチ階段になっていた。

 2019年時点で再開発事業(渋谷区道玄坂二丁目開発計画)が行われており、階段は既に消失している。


0736 道玄坂小路から百軒店・円山町方面へ上る

2019-10-14 | 渋谷区 
No.0736
所在地:渋谷区 道玄坂 2−27・28(Google Map
型  :直
段数 :33段(下から5・18・10段)
Photo 2011.11.20

 道玄坂小路から百軒店・円山町方面へ上る階段。全体に傾斜が緩やかな階段で、なかでも下部5段は傾斜が特に緩い。

 ファッションヘルスの前のこの階段を上り、左へ進むと百軒店の入口に至る。階段下の道玄坂小路からだと、西北へ上る急坂とこの階段の姿が印象的。