東京の階段 DB

東京階段研究会 ブログ

0962 五の坂から東向きに上る

2022-03-30 | 新宿区 
No.0962
所在地:新宿区 中井 2−20・22(Google Map
型  :直
段数 :12段
Photo 2018.12.24

 五の坂から東向きに上る小階段。上った先の住宅地内の坂を少し北へ上って行くと、尾根筋の坂上通りに出る。

 階段の上下にコンクリート製の車止めが置かれ、中央にはステンレス製手摺が設置されている。


0961 区立妙正寺川公園へ下りる

2022-03-28 | 新宿区 
No.0961
所在地:新宿区 西落合 2−20(Google Map
型  :L字
段数 :31段(下から20・3・8段)
Photo 2015.5.24

 哲学堂通りから新宿区立妙正寺川公園へ下りる階段。
 妙正寺川公園は妙正寺川の調節池も兼ねており、川沿いに道路よりも1F程度低い場所にあり、UR哲学堂公園ハイツの足下に広がっている。

 洪水対策のため敢えて掘られた場所に下りる階段なので、原地形とはあまり関係がない。西側には公園から哲学堂公園ハイツ西側へ上る階段もある。


0960 哲学堂公園 経験坂

2022-03-26 | 中野区 
No.0960
所在地:中野区 松が丘 1−34(Google Map
型  :屈折
段数 :55段(下から26・13・7・9段)
Photo 2015.5.24

 哲学堂公園、経験坂。上写真は妙正寺川沿いの広場から上る下の部分。

 下部26段を上ったところで道は東へ折り返してやや左へ屈折しながらさらに上って行く。

 階段を上った先が唯物園で、その一角に建つ霊明閣が見えている。


 途中にある石造の標柱と説明パネル

 説明パネルには、「唯物園に達する道であって、階段は、経験を表し、唯物論の立論には理化博物等の実験をその考証とすることによるものであるとしてこの名がある。」とある。ただ、この説明もやや難しい。
 どうやら「唯物論はさまざまな実験や経験を経ることで立論できる」ということを、「唯物園へは経験坂を上れば辿りつける」と置き換えて、この階段を命名したようだ。
 哲学堂公園では唯物園に辿りつく別の道もいくつかあるんだけど・・・。


0959 外苑西通り東側・通行不可

2022-03-24 | 港区  
No.0959
所在地:港区 白金台 4−10(Google Map
型  :直
段数 :24段(下から1・10・13段)
Photo 2010.12.19

 東京大学医科学研究所の西側にあるかつて悪水溜と言われた窪地から、外苑西通り(プラチナ通り)のひとつ東側の通りへ上る、わずかにくの字に曲がった比較的緩やかな階段。


 Photo 2010.12.19

 下から上っていくと、最上部に通り抜け禁止の標識が立てられている。階段上部は通り沿いの店舗のわきで、そこを通られるのが嫌だからだろう。ただ下からだと上りきるまで気付かない場合もあるかもしれない。ともあれ上部にお断り標識があるので、通り抜けはお勧めしない。私も標識が見えるところまで行ってから引き返した。


 Photo 2017.1.10

 2010〜17年の間に、階段南側(写真左側上)の家が建て替えられ、それに伴って階段も上半分が改修された。


 Photo 2017.1.10

 また、以前は階段左側が塩ビトタンの塀だったが、金属製に変えられている。


0958 日枝神社 西鳥居わき

2022-03-22 | 千代田区
No.0958
所在地:千代田区 永田町 2−12(Google Map
型  :直
段数 :11段
Photo 2007.6.12

 日枝神社、西鳥居南側の階段。

 日枝神社の西側入口は、明治初期に溜池に橋がかけられ、現在の稲荷参道や西参道からアクセスするルートが造られた時以降のものだろうと思われる。西鳥居の直下には幅の広いNo.0860の階段があるが、こちらはその南側のもの。

 土地所有の状態はわからない。日枝神社の土地ではなく南側の建物(永田町SRビル)の敷地内なのかもしれない。誰もが通れる階段だが、そのそばに西鳥居下の階段があるので、こちらを使う必要性はあまりない。


0956 笄川の谷の中で並行する道をつなぐ階段

2022-03-18 | 港区  
No.0956
所在地:港区 西麻布 2−14(Google Map
型  :直
段数 :2段
Photo 2015.4.29

 根津美術館や南青山4丁目から流れてくる笄川の谷にある小階段。3段あるように見えるが、手前は歩道と車道の段差なので、上側だけをカウントして2段とした。

 写真手前が川跡の暗渠上の道で、一段高い奥の道は川沿いに造られた道。笄川はこの付近では大正期に暗渠化され、道路にされたらしい。階段はその後、2つの道をつなぐものとして造られたようだ。


0955 青松寺境内から愛宕山へ

2022-03-16 | 港区  
No.0955
所在地:港区 愛宕 1−5・2−2(Google Map
型  :クランク
段数 :123段(下から10・10・4・8・8・13・14・14・-10・-11・15・15・15・10・8段)
Photo 2019.4.17

 青松寺境内から愛宕山の山頂へ上る長い階段。上写真は途中の13・14・14段部分。愛宕グリーンヒルズの再開発に際して新しく造られた山頂へのルートである。

 下部以外の大半はボードウォークとなった階段で、青松寺の境内から81段上り、墓地裏のデッキを通る。その後、いちど21段下って、愛宕トンネル上部を渡った後、後半で63段上って愛宕山山頂に至る。

 青松寺境内から北へ、高層住居棟であるフォレストタワーの方へ向かって上る(フォレストタワーと階段は直接はつながっていない。)。境内はかなりの部分が盛り土もしくは人工地盤。この階段もその上を上るもの。
 青松寺境内は東側の道路より高く、この階段下も道路から16段上った場所である。

 フォレストタワーに沿って西へ曲がりボードウォークへ向かう。この部分は緩やかな坂道段々。

 8段×2の部分から先はボードウォーク。この階段を上ると愛宕山の斜面に取り付く形になる。写真奥で右折して墓地裏を歩いていくと、1枚目の部分に至る。

 1枚目の13・14・14段部分を上から。斜面に杭を打ってそこにボードウォークを造っているため、起伏からは離れているため、ステップの蹴上げや踏み面の大きさは歩きやすく造られている。
 左のフォレストタワーと階段の間は墓地。奥の瓦屋根は青松寺、その奥のオフィスビルは愛宕グリーンヒルズ森タワー。

 途中でいちど下ってしまう部分。何故そうなっているのかは未把握。右側は愛宕山の山頂へ至るエレベーター。愛宕トンネルのわきから上り、上部のブリッジを介して山頂へ行くことができる。この場所からエレベーターに乗ることはできない。愛宕トンネルの脇にはエレベーターだけでなく階段もあり、そこからの道とこの道は合流している。

 後半の63段部分。撮影時点では右側は空地などだったが、近々に再開発される予定という。奥に見えているのは虎ノ門ヒルズ。愛宕山は超高層ビルが建ち並ぶ中にある。

 最上部から後半の63段部分。斜面に沿って上って行く階段で、愛宕山の木々が覆い被さっている。周辺は都心のオフィス街だが、緑に多く触れられる階段でもある。

 階段を上りきって左折すると、NHK放送博物館前の広場に出る。そこから北へ少し行くと愛宕神社の社殿前に至る。


0952 湯島聖堂・杏壇門へ上る

2022-03-10 | 文京区 
No.0952
所在地:文京区 湯島 1−4(Google Map
型  :直
段数 :26段(下から3・入徳門・23段)
幅  :6.4m
長さ :約15m
高低差:約3.5m
蹴上 :15cm
踏み面:65cm
傾斜 :13°
備考 :上記の幅〜傾斜のデータは杏壇門前の大階段部分のもの。
Photo 2010.6.6

 湯島聖堂の入徳門前から杏壇門に至る大階段。杏壇門や大成殿は、伊東忠太の設計で関東大震災後に建てられたものだが、江戸名所図会などで見るに、境内のレイアウトはほぼ変わっていないので、この階段は江戸期に造られたものではないかと思う。

 入徳門前の石段(3段)を上り、江戸期に建設された門を入ると大階段に至る。

 傾斜は約13°で階段としては緩やか。


 杏壇門前から大階段と入徳門