東京の階段 DB

東京階段研究会 ブログ

0874 崖地に架かる細長いブリッジタイプの階段

2021-07-30 | 大田区 
No.0874
所在地:大田区 東馬込 1−25(Google Map
型  :直
段数 :25段(下から13・12段)
Photo 2014.2.23

 都営浅草線馬込駅の東側で池尻堀の谷から高台へと南向きに上る階段。
 2階分ほどの高低差がある崖地で、小路の奥に細長い階段が設けられている。幅が狭く小路の半分ほどの幅しかない。
 また、階段を上りきった場所の西側(写真右側)にはポストがある。

 階段は斜面に石を載せたタイプではなく、鉄筋コンクリートで橋を架けるように造られたもの。このため階段の下に空隙ができている。また、手摺は四角い鉄の管を組み合わせたやや珍しいタイプのもの。


0873 新幹線から見える階段

2021-07-28 | 大田区 
No.0873
所在地:大田区 東馬込 1−34・37(Google Map
型  :くの字
段数 :59段(下から16・15・6・14・8段)
幅  :2.5m
長さ :約35m
高低差:8.5m
蹴上 :14cm
踏み面:40〜60cm
傾斜 :13〜19°
備考 :『東京の階段』p.73
Photo 2007.3.19

 東海道新幹線上り列車のE席(山側)から一瞬見える階段。
 マニアックな階段の見方として面白いかなと思って階段本にも掲載した場所。


 Photo 2020.2.21

 新幹線から見える階段なので、逆に階段からも新幹線が見えるのだが、遮音壁もあったりするので新幹線の姿は見えるがあまりかっこよくは見えない。通ってるのが見えるけれどそれで?な感じ。これはやはり車内から見ないと面白くないのかもしれない。

 実は「新幹線から」ではなく、「新幹線が」見える階段は他にもある。もちろん新幹線からその階段が見えないことはないのだが、階段の位置が新幹線より高いこともあって、高速で走る新幹線からはよく見えない。この階段のあたりでは新幹線の速度がやや遅いのと、高架で窓から見て下方に階段があるため、比較的はっきり階段を認識することができる。


 Photo 2019.11.26

 階段じたいは2段階に折れ曲がって上るもので、奥行き感がある景色。野村證券の2017年に放送されたCMのロケ地にもなっている。


0872 新宿パークタワー東側

2021-07-26 | 新宿区 
No.0872
所在地:新宿区 西新宿 3−4・5(Google Map
型  :直
段数 :16段(下から1・15段)
Photo 2007.3.21

 新宿パークタワーの東側を通る公園通りから東向きに上る階段。階段下の公園通りには首都高の新宿ランプがある。
 埋設管の交換かなにかのために写真右側部分のステップは舗装がなおされている。

 写真左側(階段北側)の手摺は上部だけで、途中から下は階段わきの擁壁に突っ込む形になっている。

 階段南側の建物は2013年に解体され、2015年には新しい建物が完成しているが、階段じたいには変化はない。


0871 妙経寺わき

2021-07-24 | 港区  
No.0871
所在地:港区 六本木 6−15−15・16(Google Map
型  :直
段数 :10段
Photo 2007.3.30

 妙経寺わきの階段
 六本木ヒルズの再開発に際しては妙経寺も参加し、堂の建て替えや境内、墓地の整備を行った。この階段は、さくら坂から同寺の東側を抜けて内田坂へ至る道として新設されたもの。


0870 区立さくら坂公園内

2021-07-22 | 港区  
No.0870
所在地:港区 六本木 6−16(Google Map
型  :直
段数 :27段
幅  :不規則
長さ :約10m
高低差:約4m
蹴上 :15cm
踏み面:45cm
傾斜 :18°
Photo 2007.3.30

 六本木さくら坂公園内の木製階段。公園はかつての麻布保健所の跡地に六本木ヒルズ再開発に伴って造られたもの。さくら坂と内田坂の間にある公園で、敷地は斜面になっており、そこに鉄道の枕木を並べた階段が設置されていた。


 Photo 2007.3.30

 枕木は間隔をあけて並べられており、間は土で草が生えていた。横方向の本数が多い場所と少ない場所があるので、階段の幅はかなり変化する。


 Photo 2014.10.11

 数年経って枕木が傷んだのか、六本木ヒルズの完成から10年ほどした時に訪れたら、素材が替えられていた。この頃はたしかコンクリート製の擬木だったような記憶がある。


 Photo 2015.4.29

 その翌年に訪れたら公園全体がリニューアルされており、階段は直線的なものに替えられていた。またこの写真の右手の外にも別の階段が造られている。


 Photo 2015.4.29

 現在のステップは、恐らく木質プラスチックを用いたもの。木のような肌理があるが、プラスティックが混ざっているため耐候性が高く、かつコンクリートより柔らかく安全なものになっている。


0869 六本木ヒルズ内の大階段

2021-07-20 | 港区  
No.0869
所在地:港区 六本木 6−10(Google Map
型  :直
段数 :36段(下から12・12・12段)
Photo 2007.3.30

 六本木ヒルズ内、1Fから2Fへ上る大階段。エスカレーターを挟んで両側に段々がある広幅員のもの。六本木ヒルズの1Fから2Fの階高がかなり高いので、1フロア分でも36段あり平場も2ヶ所ある。


 Photo 2015.4.29

 No.0868同様、六本木ヒルズ内の階段は人工地盤相互を結ぶものが多く、ビル内の階段と大差ないため、地形と密接な関連のある階段だとは言い難いものが多い。
 この階段は人工地盤上の66プラザや大屋根プラザのある2Fからけやき坂方面に下るものだが、写真で見えている階段下の1Fは、けやき坂を空中で渡る連絡通路の高さで、けやき坂やテレビ朝日前のアリーナはその更に下のB2Fにある。

 この階段じたいは地形とは直接的で密接な関係はないが、この階段を下りて更にこの先の階段を下りると、北側の六本木通りよりかなり低い位置を通っているけやき坂に至るわけで、少々恣意的だが広く考えれば地形との関連もなくはない階段である。


0868 六本木ヒルズ入口

2021-07-18 | 港区  
No.0868
所在地:港区 六本木 6−4(Google Map
型  :カーブ
段数 :39段(下から9・11・19段)
傾斜 :下9段は緩やか、中段から上は並の傾斜
Photo 2007.3.30

 六本木通りから六本木ヒルズエリア内に入り、2Fの66プラザへと上る階段。

 六本木ヒルズ地区は大規模な市街地再開発が行われた場所で、従前の地形はかなり改変されている。再開発に際しては人工地盤も多用されており、どこからどこまでが地形と関連のある階段なのかは判断しにくい。

 六本木通りから再開発エリアへは、もともとは階段や坂を上ることはなく、旧テレビ朝日局舎のあたりまではほぼ平坦な地形だった。従って、66プラザに上るこの階段は、実は元の地形とはあまり関連性がないもの。66プラザは元の地盤よりも高い位置に掲げられた人工地盤で、この階段はそこへ上る建築的な屋外階段である。


0867 中野バプテスト教会東側

2021-07-16 | 中野区 
No.0867
所在地:中野区 中野 2−13・23(Google Map
型  :直
段数 :9段(下から5・4段)
Photo 2021.5.8

 中野バプテスト教会の東側の道を上る階段。蹴上部分に土留めの石が並べられたタイプの緩やかな坂道段々で、踏み面部分は斜めでアスファルト舗装されている。この感じからすると舗装されていなかった頃は、土留め石が並べられただけの坂道状の段々だったのだろう。

 段々の上の方の西側(写真左側)が教会で、階段からも敷地内の礼拝堂などが見える。

 階段は途中ところどころで幅が変わり、中心が左右にずれたりする。これは沿道の建物の建て替えに際して徐々に幅が広げられているからなのかもしれない。また現在は蹴上げ部分の一部がアスファルトで埋められてスロープ化されている。


0866 オランダヒルズ南側

2021-07-14 | 港区  
No.0866
所在地:港区 芝公園 3−6・虎ノ門 5−11(Google Map
型  :クランク
段数 :76段(下から1・16・18・11・12・18段)
Photo 2013.3.29

 オランダヒルズ森タワー南側の階段。オランダヒルズと都の芝給水所公園の南側を回り込んで桜田通りに下るもので、オランダヒルズの再開発に際して改築されたもの。再開発前の地図には記載されていないので、再開発でタワーが完成した2004年にできた階段のようだ。
 クランクした階段になっていて、上写真は下部35段。階段奥に見えているのは給水所の上部に造られたグラウンド。


 Photo 2013.3.29

 中段部には長い平場がある。高低差をつなぐものだが、少なくとも中段部から下は歩道橋のような構造になっているようだ。


 上部から Photo 2009.4.12

 比較的新しい階段で、しかも地形の起伏とは別に計画的に設置された階段なので、整然としてきれいなものになっている。


 Photo 2009.4.12

 下段部を上から見ると、桜田通りの反対側にNo.0366の西久保八幡神社の男坂がほぼ正面に見える。逆に西久保八幡の側からもこの階段がビルの間、正面に見えている。


0865 グランドプリンスホテル高輪 貴賓館前

2021-07-12 | 港区  
No.0865
所在地:港区 高輪 3−13(Google Map
型  :直
段数 :9段
Photo 2007.4.1

 グランドプリンスホテル高輪(旧高輪プリンスホテル)貴賓館前、ホテルへ至るさくら坂から西向きに上る緩やかな小階段。

 貴賓館はかつての竹田宮邸の洋館建物(1911年竣工)。さくら坂は邸宅へのアプローチだった坂なので、古くからあったものだが、この階段がいつ頃からあったものなのかは知らず。左側のスロープは比較的新しそうに見えるので、この写真の少し前に作られたものと思われる。