
No.0738
所在地:渋谷区 宇田川町 13・16(Google Map)
型 :くの字
段数 :23段(下から1・6・11・5段)
幅 :3.3〜3.6m
長さ :約12m
高低差:約3.5m
蹴上 :15cm
踏み面:37cm
傾斜 :22°
Photo 2010.1.18
坂全体は井の頭通りから渋谷パルコにいたる100m弱の勾配の緩い坂。北端近くがクランク状に屈折していて、その部分にくの字型の階段が設けられている。
緩やかな階段で、階段の途中にも店舗があり、屈折した部分の小さな踊り場はちょっとした舞台のようでもあり、夜にここを通りかかると踊りの練習をしている人々に出会ったりもする。
スペイン坂という名は、1975年にパルコが近くにあった喫茶店「阿羅比花(あらびか)」の店主に通りの命名を依頼し、付けられたものという。この店主は写真で見たスペインの風景に心を惹かれ、店の内装もスペイン風で統一していたそうだ。周辺の店では坂の愛称に合わせた南欧風の街づくりも行われている。
『東京の階段』p.100、『凹凸を楽しむ 東京坂道図鑑』p.142
Photo 2011.11.20