東京の階段 DB

東京階段研究会 ブログ

0793 南青山陸橋 北西詰

2020-02-28 | 港区  
No.0793
所在地:港区 南青山 2−34(Google Map
型  :直
段数 :44段(下から24・20段)
幅  :2.0m
長さ :14.1m
高低差:6.6m
蹴上 :15cm
踏み面:30cm
傾斜 :27°
Photo 2013.12.23

 南青山陸橋北西詰。南青山陸橋(1997年完成)の架設時に、陸橋上の歩道へ上るものとして同時に造られたものらしい。コンクリートブロックのステップだが、ベースは鉄骨造で歩道橋のような造り。

 この階段も含めて、同様の階段が陸橋の東西南北に計4ヶ所設置されている。本ブログでは、No.0173、No.0792、No.0793、No.0794だが、手摺支柱の先端に照明が取り付けられているなど、4ヶ所とも似たデザインに仕上げられている。


0792 南青山陸橋 北東詰

2020-02-26 | 港区  
No.0792
所在地:港区 六本木 7−1(Google Map
型  :直
段数 :39段(下から19・20段)
幅  :1.8m
長さ :12.6m
高低差:5.9m
蹴上 :15cm
踏み面:30cm
傾斜 :27°
Photo 2013.12.23

 日本学術会議事務局のそばで、南青山陸橋(赤坂通り)へ上る。橋の両側に2ヶ所ずつ階段があるが、この階段は北東詰のもの。正面奥の階段はNo.0793で、奥は青山墓地。

 かつては東大生産研究所裏の階段だった。南青山陸橋(1997年完成)を架け、乃木坂トンネルと接続した際に再整備が行われ、改修された。


 Photo 2006.4.22

 手摺の支柱部分に多くの照明が設置されていて、この一連の橋詰階段の特色になっている。


0791 乃木公園内

2020-02-24 | 港区  
No.0791
所在地:港区 赤坂 8−11(Google Map
型  :クランク
段数 :48段(下から6・8・14・14・2・4段)
Photo 2013.12.23

 乃木公園内を上る階段。乃木神社の参道の途中から西へ階段を上った場所に乃木公園があり、園内にはX字型に上る階段がある。園内の階段の段数48段の内訳は以下。

 乃木神社の参道を上り、一の鳥居をくぐった先の場所から西へ6段上ると、公園の低い側に入る。そこから上写真のX字型立面(左右対称)を持つ階段を上る。下部は8段、L字型に曲がりその上14段で中央の平場に至る。この平場の下、中央には壁泉が造られている。そこから14段、L字型に曲がって2段で、左右どちらから上っても同じ段数で外苑東通りに面した上側エリアに至る。


 X字型立面の階段上部から

 最上部、4段で外苑東通りに出る。


0790 NTTdocomoの鉄塔が見える小階段

2020-02-21 | 北区  
No.0790
所在地:北区 西が丘 2−7・8(Google Map
型  :直
段数 :11段
Photo 2017.9.2

 北耕地川沿いの谷地から西が丘の高台方面へ北向きに上る小階段。階段は緩やかで、東側部分はスロープになっている。

 階段下に立ったとき、正面奥にNTT docomo 十条ビルの鉄塔が見えるのが印象的。


0789 円通寺坂公園内

2020-02-19 | 港区  
No.0789
所在地:港区 赤坂 5−2(Google Map
型  :屈折
段数 :58段(下から9・9・10・10・10・10段)
Photo 2008.11.2

 港区立円通寺坂公園内の階段。戦前に近衛歩兵第三連隊の兵営があった高台へ北側から上る。

 階段はくの字を組み合わせた屈折型で、煉瓦色のブロック舗装。ベースはコンクリート造のようだ。

 現在は階段を上った先に、赤坂ザ・レジデンスや、赤坂パークビルが建っている。


0788 赤坂BLITZ・赤坂ACTシアター前

2020-02-17 | 港区  
No.0788
所在地:港区 赤坂 5−3(Google Map
型  :屈折
段数 :47段(下から8・7・7・17・8段)
Photo 2010.4.6

 赤坂サカス内、赤坂BLITZ・赤坂ACTシアター前を北向きに上る階段。赤坂BLITZの入口前から22段上ると赤坂ACTシアター入口前に至る。更に25段を上るとサカスエリア北側の高台上に至る。

 赤坂サカスの場所は、江戸期は広島藩主浅野家の中屋敷。その後、明治前期は陸軍囚獄所、明治中期から戦前は近衛歩兵第三連隊の兵営だった場。また戦後はTBSの社屋・スタジオ群になり、2008年に赤坂サカスになった。
 江戸期から一帯は岬状の高台で、再開発で地形は改変されたが現在も赤坂ACTシアター北側は尾根状の高台になっている。


0787 悪水溜の煉瓦擁壁わきの小階段 2

2020-02-14 | 港区  
No.0787
所在地:港区 白金台 4−12−6・7(Google Map
型  :直
段数 :5段(下から4・1段)
Photo 2017.1.10

 前項、No.0786の階段の反対側(西側)にある階段。

 前項でも述べたが、一帯は悪水溜と呼ばれた小さな谷で現在は窪地状になった一角。谷に向かって煉瓦で擁壁が築かれており、この階段は擁壁直下の小路から坂へ上るもの。東側で坂へ上るのがNo.0786で、この階段は西側。


0786 悪水溜の煉瓦擁壁わきの小階段 1

2020-02-12 | 港区  
No.0786
所在地:港区 白金台 4−12−1・3(Google Map
型  :直
段数 :6段(下から5・1段)
Photo 2017.1.10

 旧国立公衆衛生院(港区立郷土資料館)と外苑西通りの間に、悪水溜と呼ばれた小さな谷がある。かつて谷を流れる川は聖心女子学院の東側を抜け古川に流れ込んでいたが、東大医科学研究所設置の際に谷を横切る堤が造られたため、この周辺は窪地になった。

 付近では谷の南側に煉瓦で擁壁を築いて宅地が造られており、その煉瓦擁壁の直下を東西方向に通り抜ける小さな道ができている。この道の両端に階段があり、写真の階段は東側のもの。西側にも同様の階段(No.0787)がある。


0784 NTT東日本青山ビル 公開空地内

2020-02-07 | 港区  
No.0784
所在地:港区 北青山 2−7(Google Map
型  :直
段数 :15段
Photo 2006.4.22

 NTT東日本青山ビルの公開空地内に造られた小階段。ビルの西側を上り、敷地西側へ通り抜けられるようになっていた。西隣の建物の建て替えに伴う措置かどうか分からないが、2017年頃から同所の通り抜けはできなくなっている(階段を上りビルへ入ることは可能)。

 階段を含むビル外周部の設計は、隈研吾建築都市設計事務所によって行われた。


0783 住友不動産新赤坂ビル・公開空地内の抜け道

2020-02-05 | 港区  
No.0783
所在地:港区 赤坂 4−2−25・32(Google Map
型  :クランク
段数 :105段(下から32・9・13・13・13・13・12段)
幅  :1.6〜4?m
長さ :約50m
高低差:13.7m
蹴上 :10/15cm
踏み面:45/30cm
傾斜 :13/27°
Photo 2010.4.6

 2005年に竣工した住友不動産新赤坂ビルの公開空地内に造られた階段。敷地東側の一ツ木通りから公開空地内をジグザグに抜けて、西側の高台へと抜けることができる。

 公開空地内なので、夜間(19:30〜翌朝07:00)の通り抜けは不可。またオフィスが営業していない土・日・祝日も通行できない。

 下部32段は蹴上げ10cm、踏み面45cmで緩やか。黒い石を張った壁と建物に挟まれた中を進む。上った先でビルに突き当たり右へ向かい、北側へ回り込みながら9段上る。

 そこから北へ向きを変え、さらに52段(13段×4)上り、最後に12段を上って敷地西側の高台へ抜ける。敷地内に2〜3フロア分の高低差があるため、蹴上げ高さはさほどないが、段数が多く長い階段が造られている。