東京の階段 DB

東京階段研究会 ブログ

0129 日枝神社 西参道

2008-10-06 | 千代田区
No.0129
所在地:千代田区永田町 2−10(Google Map

型  :カーブ
段数 :101段
幅  :3.3m
高低差:15.2m
長さ :約60m
蹴上 :15cm
踏み面:45cm
傾斜 :18°
Photo 2007.6.12
階段下に掲げられた「再開発の記」によると、平成5年(1993)に永田町2丁目山王地区再開発地区計画が決定し、平成7年〜12年に山王パークタワーや山王橋参道の建設などが行われた。
その際、神社外周道路の拡幅整備も行われ、これに伴い、西参道、稲荷参道の付け替えが行われたという。
また、以前は西参道と稲荷参道の入口は一つだったが、この時に南北に分かれることになったという。
100段を超える長い階段で、上りきると山王橋参道の上部に出て、更に階段を上って山頂部に到る。

0128 日枝神社 山王男坂

2008-10-05 | 千代田区
No.0128
所在地:千代田区永田町 2−10(Google Map

型  :直
段数 :52段
幅  :8.0m
高低差:約9.5m
長さ :約32m
蹴上 :18cm
踏み面:60cm
傾斜 :17°
Photo 2008.5.27
日枝神社の正面参道。
日枝神社は現在は西の溜池側から上ることが多いが、もとは北東の江戸城から辿り着く山王男坂が正面であり、このため、社殿も東を向いている。
山王男坂は江戸期からの道筋であり、多少の改修はあるのだろうが、当時とほぼ同じではないだろうか。
幅が広く堂々としている。踏み面が大きいため、現在の歩き方だと案外上り下りしにくい。
「東京の階段」p.162

0127 九段小学校わきの往復型階段

2008-10-04 | 千代田区
No.0127
所在地:千代田区三番町 12(Google Map

型  :クランク
段数 :37段(下から4・1・19・13段)
Photo 1994.8.8
九段小学校の東側の道にある階段。
北側の靖国通り側が高く、小学校の北側が崖地になっている。
上部から段々を下り、東へ折れてスロープ付きの階段を下り、西向きのスロープを下りる。
全てが階段にはなっていないが、屋外では珍しい往復型(折り返し型)階段。

0063 駿河台男坂

2008-08-01 | 千代田区
No. 0063
所在地:千代田区神田駿河台 1-7・猿楽町 2−4・1-6(Google Map
型  :直
段数 :73段(下から39・34段)
幅  :4.0m
高低差:13.1m
長さ :約25m
蹴上 :18cm
踏み面:33cm
傾斜 :29°
踊り場:1
Photo 2008.4.21

 駿河台女坂と同じく、関東大震災後に行われた震災復興土地区画整理(1924(大正13)年8月)に際して造られた。直線的なものと屈曲したものなので、寺社の階段に倣って男坂・女坂と名付けられたらしい。
 階段上に坂名を記した標石がある。

「東京の階段」p.14
駿河台女坂


0018 駿河台女坂

2008-04-27 | 千代田区
No.0018
所在地:千代田区神田駿河台2-11と、猿楽町2-4、2-8の間(Google Map
型  :屈折
段数 :82段(下から42・27・13段)
幅  :3.8m
高低差:14.7m
長さ :約30m
蹴上 :18cm
踏み面:33cm
傾斜 :29°
踊り場:2ヶ所
素材 :石
Photo 2006.8.9

猿楽町から駿河台へ上る。関東大震災後に復興区画整理によって完成。
コンクリート製手摺柱、鉄製手摺。階段の上下に「女坂」の標石あり。
100mほど東に駿河台男坂あり。
男坂、女坂となっているが、寺社の参道などではない。建設時に性格の異なる二つの階段が出来たことから呼び習わされたものらしい。
「東京の階段」p.16

「にちぶんMOOK 荷風!特別編集 決定版!神保町」(日本文芸社)pp.130-131
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