ぴよこ のSmall World

宝塚歌劇やタイガースや日常のたわいのないことをつれづれなるままに・・・

帝劇「マリー・アントワネット」

2006-11-17 17:28:27 | 観劇、コンサート、イベント
11月帝劇公演の「マリーアントワネット」初演
エリザベートのクンツェとリーヴァイコンビの作品。
リーヴァイの音楽はエリザベートで聞きなれてるから、すぐ耳になじんだ。

原作は遠藤周作、だいぶ前に読んだなあ。
他にもアントワネット物、読んでるから頭の中で話が混ざってしまってるけど。

マリー・アントワネットと同じイニシャルを持つマルグリット・アルノーがもう一人の主人公。
その二人をうまく利用して歴史を動かそうとする詩人ボーマルシュ、オルレアン公、錬金術師のカリオストロがうまく配置されている。
カリオストロって人間じゃない感じだぞ。山口さんてそういう役多いねえ。
この話は、彼が見せてる話ということか?

アントワネットの生涯を描くとともに、マルグリットを通して民衆の怒り、憎悪がこれでもかと描かれていく。
それに悪意がくわわり、革命が暴走していくさまを描いてる。
今の世界のテロ行為の状況なども意図されてるね。

処刑されたアントワネットのかなめが横たわってる前でフィナーレが次々と進んでいく。
で、自分の番まで横たわったままだった。だから処刑されたときのボロ衣装のままだった。
きれいな衣装のかなめをもう一度見たかったなあ。

例年再演が決まってるし、変更箇所があるかも知れないし、また観にいくよ!