千葉県の当時小学4年生だった栗原心愛(みあ)さんが、昨年1月に父親の虐待により彼岸に渡りました。昨日のニュースで、祖母が、心愛さんが小学校で書いた「自分への手紙」を公表したことを知りました。ご覧になられた方も多いと思いますが、私は、強い心痛と落涙を余儀なくされました。3人の孫娘への思いや高齢による涙もろさもあるのでしょう。手紙をご紹介します。
『栗原心愛さんへ』
三月の終業式の日。あなたは漢字もできて、理科や社会も完ペキだと思います。十月をめあてに、もうたっせいできましたか。自学ノート、( )さつめまで終わりましたか。五年生になってもそのままのあなたでいてください。
未来のあなたを見たいです。あきらめないで下さい。
4年1組 くりはらみあより
なぜ、このようなことが起こるのか、どうすれば、このようなことが防げるのかを、みんなで考え、できることから実行していかねばなりません。
科学技術の進歩で生活は便利かもしれませんが、現在の世情をみると、人のこころ、自然が置き去りになっているような気がしてなりません。心愛ちゃんが教えてくれたことをこころに刻み、改めてご冥福を祈りたいと思います。
東井義雄先生の「子どもは星」を添付します。
『 どの子も子どもは星
どの子も子どもは星
みんなそれぞれがそれぞれの光をいただいてまばたきしている
ぼくの光を見てくださいとまばたきしている
わたしの光を見てくださいとまばたきしている
光をみてやろう
まばたきに応えてやろう
光をみてもらえない子どもの星は光を消す まばたきをやめる
まばたきをやめようとしている星はないか
光を消してしまおうとしはじめている星はないか
光を見てやろう 瞬きに応えてやろう
そして天いっぱいに子どもの星をかがやかせよう 』
「十勝の活性化を考える会」会員