NHKテレビで、瀬戸内海の総工費32億円で完成した橋のことを放映していた。橋を作る話が持ち上がったのは、高度経済成長期である。現在は、人口減少によりシカのための橋になっているそうである。
ある時期、民主党政権が掲げていた「コンクリートから人へ」のスローガンがあったが、現在は国にお金が無く、公共インフラを見直すべきだと思う。参考までに、Yahoo検索した記事を載せる。
“野生シカ毎晩群れで橋を渡ってやってくる!食い荒らされるみかん畑―カメラでキャッチ”
深夜に20頭近い野生シカが、橋を渡る。岡山県備前市にある頭島と鹿久居島を結ぶ頭島大橋の光景だ。頭島では野生のイノシシやシカが繁殖し、食物被害が広がっている。被害にあった農家は、「イノシシが好んで食べるのはサツマイモやジャガイモなんだ。一晩で畑の半分近くがやられた」と話す。 別の住民は「鹿久居島までは約700メートル離れているが、イノシシは海を泳いで渡ってくる」という。
公共インフラについての話であるが、先日、大学の工学部出身の役人だった人が講演していた。「公共インフラは必要である」というのである。私も異論はないが、そのお金を誰が出すのか、公共インフラは選択と集中が大切で、コスト(投資効果)を考えなければいけないと思う。
確かに、津波防止のための防潮堤が必要なことは言うまでもない。ただし、その建設費を誰が払うのか、海が見えなくなる自然を失っても良いのか、地震が発生したらすぐに高台に逃げるとかの“教育”の方が、重要だと思うのだが・・・・・。
日本には世界に誇る美しい自然がたくさんあり外国にいって分かったが、大変に美しい国と思うからである。
「十勝の活性化を考える会」会員