十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

中心市街地活性化について

2020-10-31 05:00:00 | 投稿

 

令和21023日付け「十勝毎日新聞」の記事に、中心市街地活性化の記事が載っていました。その記事を読むと、帯広商工会議所商業委員から、「なぜ中心部活性化なのかを整理しなければ、市民からの共感が得られない」といった意見が上がったそうですが、以下のように帯広市を含めて“まち”の活性化を見ています。

 

①物事には、組織の管理部門などのように核の存在が必要であること。

②帯広市市街地の中心は、交通網等から今もそしてこれからも、JR帯広駅周辺に変わりないと考えられること

③帯広市内には、新興住宅団地、旧新興住宅団地などが混在して市の基盤を形成していること 

④全国の人口が減少した中心市街地を見てきましたが、人口が減少すればまち全体が寂れていくこと

⑤25年後の十勝の人口は、7万人の減少が予想されており、帯広市も人口減少が避けがたいこと など

 

以上の点も踏まえて、まずJR帯広駅周辺を活性化することが、市全体の活性化につながると思います。もちろん、活性化の意味するところは人によって異なります。あくまでも商業集積が進んだ中心市街地に限った活性化(GDPの拡大)のことを考えています。

 

予算を含めた人材、観光資源には限りがありますから、帯広市が市民の意見を聴きながら実行に移すことは言うまでもありません。具体策としては、様々なことが考えられますが、帯広市は“豚丼のまち”としては定着しているようです。

 

また、中心市街地にある北の屋台では、アイヌ料理を出している店が流行っているそうですので、アイヌ観光の活用も市街地活性化になるものと思っています。

「十勝の活性化を考える会」会長

                         

注) 活性化

活性化とは、沈滞していた機能が活発にはたらくようになること。

活性化したものが再び元に戻る状態、あるいは不可逆的に活性化できなくなることは、「不活化」または「失活」と呼ぶ。

経済、政治

地域の活性化

  • 地域地方)の活性化 → 地域活性化
    • 地域コミュニティの活性化
    • 地域の産業の活性化
    • 地域の観光の活性化

その他

  • 「国会審議の活性化」 
  • 「特定自由貿易地域活性化」
  • 「中小企業の事業活動の活性化」
  • 「中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化」
  • 「公務の活性化のために民間の人材を採用する場合の特例」 
  • 「特定産業集積の活性化」
  • 「特定農山村地域における農林業等の活性化」 

 

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

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お役所用語がわからない、役所言葉の「バリアフリー化」を切に求める

2020-10-29 05:00:00 | 投稿

作家雨宮処凛さんのブログから

『このまま行けば、年明けには、住居確保給付金(収入が減って家賃が払えない人に家賃が支給される制度。上限あり)の支給が切れる人が続出する。その数、3000世帯以上。この制度の支給は最長9ヶ月で、4月から受給を始めた人は1月に期限を迎えてしまうからだ。このままでは、年明け早々に大量ホームレス化が起きてもおかしくない状況だ。』

お役所用語がわからない、役所言葉の「バリアフリー化」を切に求める

「制度を使わせたくないから難解にしてるの?」と思われてしまうような役所用語の慣習を、根底から取り払ってほしい。

ハフポスト

 

 

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忠類ナウマン象記念館

2020-10-28 05:00:00 | 投稿

 

先日、幕別町忠類(旧虫類村)にある“ナウマン象記念館”に行ってきた。忠類地区は、人口約1,500人で、牛(乳牛、肉牛)が11,000頭いて、人間1人に対して7頭いる酪農主体の地区である。

 

この旧虫類村では50年前、太古の動物といわれるナウマン象の化石が、ほぼ原形に近い形で発見された。私の母親の実家があったすぐ近くである。

 

発見場所は、地質学的に第四紀層と言われる地層の中であった。第四紀層とは、地質年代区分の呼び名にひとつで、古い順に先カンブリア代、古生代、中生代、新生代と呼ばれ、第四紀はこの中の新生代に属する。なお、人類はこの時代に出現したといわれる。

 

ナウマン象は南方系のマンモスで、マンモスは現生のゾウの類縁であるが、直接の祖先ではないそうだ。ナウマン象 302 年前の日本や朝鮮半島、中国などの南方に住んでいた対し、マンモスは 4001 万年前の ユーラシア大陸北部からアラスカ・カナダ東部にかけての北方に住んでいたという。

 

ナウマン象がほぼ原形に近い形で発見された理由は、象は重量があるから、湿地帯で動けなくなりそのまま死んでしまった可能性が高いという。発見した偶然性や湿地で死んでいったとみられる偶然性など、奇跡とも思える偶然性が、太古の日本や人類の歴史を解明する手掛かりを与えてくれた。

 

ナウマンゾウは、明治初期、東大教授をしていたドイツ人「ナウマン」が、日本に存在していた象を研究していたのにちなんで名づけられたそうである。

 

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注) 忠類ナウマン象記念館

現在、絶滅したナウマン象は、約2〜3万年前の新生代更新世後期まで日本列島や東アジア大陸に生息していたと言われています。
現代のアジア象と比べるとやや小型で体高は2.5m〜3m。氷河期時代の寒冷な気候に順応するため、全身は体毛で覆われていて皮下脂肪が発達していたと伝えられています。

ひとつの偶然が生んだ世紀の発掘・・・

「カチン!」
 それは、忠類村(当時)の歴史を大きく変える衝撃の音でした。
日本で初めて全身骨格の復元に成功したナウマン象の化石は、1969(昭和44)年7月、忠類晩成地区の農道工事現場で偶然に発見されました。
 側溝掘り作業の際、アルバイトの少年がツルハシを地面に打ち下ろした先に、湯たんぽのような模様がある楕円形の塊(かたまり)が出てきました。少年はそれが理科の教科書に載っているゾウの歯によく似ていることに気づきました。 そして、専門家による調査の結果、その掘り起こされた塊が、なんとナウマン象の臼歯だということが分かったのです。

長い眠りから目覚めた大昔の古代ロマン

 その後の発掘調査には、全国から多くの研究者、教師、学生らが参加し、全骨格の70〜80%にあたる計47個の化石を掘り出しました。世紀の発掘に関わった研究者は168人。当時約3千人の静かな村に、村内外からの見物客なども約1万6千人集まり、村を挙げての大発掘となったのです。

(幕別町観光物産協会ホームページより)

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プライドとは、どんなもの?

2020-10-27 05:00:00 | 投稿

 

 プライド”とは、辞書を引くと、誇りや自尊心、自負心を意味する言葉で、良い意味で使われるのが一般的であるが、好ましいとはいえないプライドを持っている人も意外に多い。

 

肩書に頼って生きている人にも言えることで、肩書を失えばただの人になってしまうのをたくさん見てきたが、大変に残念に思う。

 

先日、「生きる意味の探し方〜大人や子供が輝いて生きるために〜という講演を聞いてきた。講師は、東工大教授の「上田紀行氏」で、同氏は若い時に様々な挫折を経験しており、人間は挫折して初めて、生きる意味が分かってくると語っていた。

 

また、私の知人で脳出血を罹患し一旦、挫折した人がいる。しかし、脳出血を罹患したことで、一人では生きられないことを悟り、第二の人生をスタートしている。 彼は有名大学を出たにもかかわらず、人間は自分らしく謙虚に尊厳を持って生きることが大切だという。

 

尊厳とは、尊くおごそかのことをいい、 人間の尊厳を尊重する”ということは、人間として存在していることを、かけがえのない価値として大切にすること意味している。

 

プライドとは、自分らしく尊厳を持って生きることだと思う。肩書などを失うとタダの人になってしまうプライドとは、真のプライドではない。

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注) 上田紀行

上田 紀行は、日本の文化人類学者東京工業大学教授。専門は文化人類学。特に宗教癒し、社会変革に関する比較価値研究。学位は医学博士

東京都出身、東京大学教養学部文化人類学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科文化人類学専攻博士課程単位取得退学。

1993年から1996年まで、愛媛大学助教授。19964月より東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻准教授、20122月に東京工業大学リベラルアーツセンター教授となる。同大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻教授を兼任。この間、国際日本文化研究センター助教授(19941997年)、東京大学助教授(20032005年)を併任。

母は翻訳家の上田公子。妻はアナウンサーの武内陶子春風亭小朝は従兄弟。

[著書]

  • 『宗教クライシス』(岩波書店1995年)
  • 『癒しの時代をひらく』(法蔵館1997年)
  • 『日本型システムの終焉自分自身を生きるために』(法蔵館、1998年)
  • 『がんばれ仏教!』(NHK出版2004年)
  • 『生きる意味』(岩波書店、2005年)
  • 『「生きる力」としての仏教』(PHP新書2006年)
  • 『かけがえのない人間』(講談社現代新書2008年)
  • 『「肩の荷」をおろして生きる』(PHP新書、2010年)
  • 『慈悲の怒り震災後を生きる心のマネジメント』(朝日新聞出版2011年)
  • 『生きる覚悟』(角川SSC新書2011年)
  • 『人生の<逃げ場> 会社だけの生活に行き詰まっている人へ』(朝日新書2015年) 

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)より抜粋』)

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