令和2年1月29日、NHKテレビ「ドキュメンタリー現代」で放映していたので、見た人も多いと思います。
テレビ「ドキュメンタリー現代」では、地球温暖化を原因とする
オーストラリアの森林火災を放映していました。現在オーストラリアでは森林火災が発生しており、なおも被害拡大の恐れがあるとのことで、5億匹の野生動物が死んだそうです。
カンガルー島では、今でも地面の木の根の温度が200度以上あり、コアラをはじめ多くの動物が食べものがなく、絶滅に瀕していることを報じていました。類焼面積は、日本の面積の3割に及び、北海道の面積を遥かに超える莫大なものです。
更に、消火に当たっている消防士30人が殉職したそうですが、このまま地球温暖化が進めば、動植物、人類も滅んでいくのでしょうか。
先日、通院の医師と価値観の多様化のことを話しましたが、地球温暖化に関して言えば、「価値観の多様化」は許されません。人類は「ワンチーム」で事に当たらねばいけません。喫緊のコロナウイルス、国際紛争等々も考えると自国の利益が優先で、世界は、ワンチームになっていないような気がします。
「十勝の活性化を考える会」会長
注)オーストラリアの森林火災
【NASAの可視域・赤外線放射観測計MODISによる2001年6月から2019年5月までの山火事の影響を受けた地域を赤く表示した図】
オーストラリアの森林火災は、オーストラリアで発生する森林火災である。
人間や動物たちの多くを死傷させているが、その一方、オーストラリアの原生植物の一部は、繁殖の手段として火災を利用する形に進化している。
例として、バンクシアという植物は、火災の刺激を受けて種をまくようになっている。このようにオーストラリア大陸で発生する火災は自然環境の一環として、生態系に受け入れられていた。また原住民のアボリジニも、降雨量が多い限られた地域で焼畑農業で野焼きを行っていた。
しかし、西洋人の無計画な森林伐採・野焼き・火の管理と、燃えやすい植物の導入、そして気候変動により、森林火災が拡大するようになった。
山火事や森林火災はWildfireであるが、Bushfireとなっているのは、燃える場所が低木帯という訳ではなく、オーストラリアやニュージーランドの方言で未開発地域(もしくは僻地)という意味の「The bush」から来ている。こういった地域は、農業や林業に不向きで、アクセスも悪く大抵の場合は自然保護区のような形になっている。
(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)