GPD WIN Max 2021
Ryzen搭載8型「GPD WIN 2021」の価格が決定 - PC Watch
WIN Max (2020)に後継機として今年5月にWIN Max 2021がリリースされることが発表されたが、同時にWIN Max (2020)購入者はメインボードを換装することでWIN Max 2021相当にアップグレード可能であることが発表されていた。今回、そのWIN Max 2021および換装用のメインボードのIndieGoGoでの価格が発表された。
WIN Max 2021にはIntel Core i7 1165G7/1185G7・AMD Ryzen 7 4800Uの3種類が存在するが、Core i7-1165G7・Ryzen 7 4800UがUS$999、Core i7-1185G7がUS$1400、換装用基板(Core i7-1165G7・Ryzen 7 4800U)はUS$669とのことである。
個人的な率直な意見としては微妙な価格設定だと思う。
そもそもWIN Max (2020)はIntel "Ice Lake" Core i5搭載でIndieGoGoでの価格はUS$780だったので、WIN Max 2021のCore i7-1165G7/Ryzen 7 4800Uの換装用基板US$669・システム全体US$999というのは相対的に高めの価格設定である。
新規ユーザーならばUS$999で用途に合わせてGPU性能重視=Core i7-1165G7またはCPUマルチスレッド性能重視=Ryzen 7 4800Uから選択することになると思うが、筆者のような既存WIN Max (2020)ユーザーの場合は換装用基板を買うぐらいなら+$230で本体を丸ごと買い替えた方が割安かもしれない。
Steam Deckという選択肢
ここで個人的に気になるのは、奇しくも時期を同じくして発表されたValve Steam Deckである。Steam Deckには64GB/256GB/512GB版が存在し、それぞれ$399/$529/$649である。
注目すべきは価格設定であろう。既存WIN Max (2020)ユーザーとしては基板を換装するよりも安価に買えてしまうわけで、用途によってはWIN Max 2021への乗り換えではなくSteam Deckを買うという選択肢も考えられる。
もちろん、Steam DeckはWIN Max 2021に対してははCPUもGPUも見劣りしてしまうが、重量でも恐らくバッテリー持続時間でもSteam Deckの方が優れているし、特にWIN Max (2020)に対してはiGPUも上回っているので、既存WIN Maxユーザーとしては基板換装も1つの選択肢ではあるがSteam Deckに乗り換えというのも1つの選択肢であろう。
GPD WIN Max (2020) | GPD WIN Max 2021 | Valve Steam Deck | ||
CPU | Intel Sunny Cove x4 1.2 GHz (Base) 3.7 GHz (Turbo) | Intel Willow Cove x4 3.0 GHz (Base) 4.8 GHz (Turbo) | AMD Zen 2 x8 1.8 GHz (Base) 4.2 GHz (Turbo) | AMD Zen 2 x4 2.4 GHz (Base) 3.5 GHz (Turbo) |
GPU | Intel Gen11 1075 GFLOPS | Intel Xe LP 2073 GFLOPS | AMD Vega 8 1792 GFLOPS | AMD Navi2 1600 GFLOPS |
Memory | LPDDR4-3200 51.2 GB/sec 16 GB | LPDDR4X-4266 68.2 GB/sec 16 GB | LPDDR5-5500 88.0 GB/sec (?) 16 GB | |
Display | 8-inch 1280 x 800 | 7-inch 1280 x 800 | ||
Battery | 57 Wh | 40 Wh | ||
Dimensions | 207 x 145 x 26 mm | 298 x 117 x 49 mm | ||
Weight | 790 g | 790 g (?) | 669 g |
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