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私的コラム&雑記(&メモ)

GPD WIN Max (5) GPD WIN Max 2021, Steam Deck

2021-07-25 | ガジェット / PC DIY

GPD WIN Max 2021

Ryzen搭載8型「GPD WIN 2021」の価格が決定 - PC Watch

 WIN Max (2020)に後継機として今年5月にWIN Max 2021がリリースされることが発表されたが、同時にWIN Max (2020)購入者はメインボードを換装することでWIN Max 2021相当にアップグレード可能であることが発表されていた。今回、そのWIN Max 2021および換装用のメインボードのIndieGoGoでの価格が発表された。
 WIN Max 2021にはIntel Core i7 1165G7/1185G7・AMD Ryzen 7 4800Uの3種類が存在するが、Core i7-1165G7・Ryzen 7 4800UがUS$999、Core i7-1185G7がUS$1400、換装用基板(Core i7-1165G7・Ryzen 7 4800U)はUS$669とのことである。

 個人的な率直な意見としては微妙な価格設定だと思う。
 そもそもWIN Max (2020)はIntel "Ice Lake" Core i5搭載でIndieGoGoでの価格はUS$780だったので、WIN Max 2021のCore i7-1165G7/Ryzen 7 4800Uの換装用基板US$669・システム全体US$999というのは相対的に高めの価格設定である。
 新規ユーザーならばUS$999で用途に合わせてGPU性能重視=Core i7-1165G7またはCPUマルチスレッド性能重視=Ryzen 7 4800Uから選択することになると思うが、筆者のような既存WIN Max (2020)ユーザーの場合は換装用基板を買うぐらいなら+$230で本体を丸ごと買い替えた方が割安かもしれない。

Steam Deckという選択肢

 ここで個人的に気になるのは、奇しくも時期を同じくして発表されたValve Steam Deckである。Steam Deckには64GB/256GB/512GB版が存在し、それぞれ$399/$529/$649である。
 注目すべきは価格設定であろう。既存WIN Max (2020)ユーザーとしては基板を換装するよりも安価に買えてしまうわけで、用途によってはWIN Max 2021への乗り換えではなくSteam Deckを買うという選択肢も考えられる。

 もちろん、Steam DeckはWIN Max 2021に対してははCPUもGPUも見劣りしてしまうが、重量でも恐らくバッテリー持続時間でもSteam Deckの方が優れているし、特にWIN Max (2020)に対してはiGPUも上回っているので、既存WIN Maxユーザーとしては基板換装も1つの選択肢ではあるがSteam Deckに乗り換えというのも1つの選択肢であろう。


GPD WIN Max (2020)GPD WIN Max 2021Valve Steam Deck
CPUIntel Sunny Cove x4
1.2 GHz (Base)
3.7 GHz (Turbo)
Intel Willow Cove x4
3.0 GHz (Base)
4.8 GHz (Turbo)
AMD Zen 2 x8
1.8 GHz (Base)
4.2 GHz (Turbo)
AMD Zen 2 x4
2.4 GHz (Base)
3.5 GHz (Turbo)
GPUIntel Gen11
1075 GFLOPS
Intel Xe LP
2073 GFLOPS
AMD Vega 8
1792 GFLOPS
AMD Navi2
1600 GFLOPS
MemoryLPDDR4-3200
51.2 GB/sec
16 GB
LPDDR4X-4266
68.2 GB/sec
16 GB
LPDDR5-5500
88.0 GB/sec (?)
16 GB
Display8-inch
1280 x 800
7-inch
1280 x 800
Battery57 Wh40 Wh
Dimensions207 x 145 x 26 mm298 x 117 x 49 mm
Weight790 g790 g (?)669 g
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