老猿のオットット人生

石橋を叩いて渡れずオットットと転んで渡って七転び八起きならぬ七転八倒の人生

強くなりたかったら前足を磨こう

2015年11月15日 14時12分27秒 | Weblog
前足を磨くといっても  昔誰かがやっていたようにビール瓶で脛を鍛えるといった類じゃない
使い方を徹底的に磨くということ  換言すれば前足を徹底的に鍛えあげる
構えた前足で  攻撃や防禦の端緒を作るとか可能なら決め技にまで高めるよう磨きをかける

前足の威力云々は考えず  何ができるか使い方の多様化を考える
ポピュラーなのは  押さえ前蹴りに脛受けあとローキックも
少年部などにはこれを徹底した方がよい  すべての技に先駆けて

ボクシングでは「左は世界を制すると」と云われている  同じ考え方だね  
ボクシングのオーソドックススタイルを  闘道では左組手構えと呼んでいる
サウスポースタイルだったら右組手鍛え  蛇足になるけど俺さんサウスポースタイル

相撲ならケンカ四つ  相手と構え方が逆だと互いの前足が近い位置にある
力の強い右足が前だから  俺さん前足でのローキックを磨いた
相手が脛受けをやるヒマが無いほど  速く蹴るようにするためにね
それと相手のローキックやハイキック  対角線で受けるから脛受けの効果バツグン

俺さん自分の得意な右組手構えで説明するから  左組手構えの人は適当に置き換えてね
右前足で内回しハイキックってパターンも  俺さんかなり練習した
東洋大学空手部の学生と闘った時が  このパターンの打ち回しハイキック
相手の中段逆突きに合わせて  口元に打ち回しハイキックパカ~ン

前足を使うからって  足を上げっぱなしにしちゃ駄目‥読まれて自滅する
常に上げていると見せて下ろし  下ろしていると見せて上げるのがコツだから
煩雑に前足での攻撃姿勢を見せると  相手の攻撃の機先を制することができる

他流試合の相手は  どうにも俺さんの右前足が邪魔だったみたい
上に挙げた攻防だけじゃない  工夫すれば右前足で小外刈りもできる‥意外と効果があったり
相手が上げた前足を  足底で払い受けるなんてこともやったな
これをやるとクルッと相手の体の向きが変わる  すかさず飛び込んでぶん投げたり

世の中には隙間産業という言葉があるけど  隙間技術に目を向けるのも面白い