TodaiCruiserGyosyu -東大ヨット部クルーザー班仰秀's Blog-

世界選手権出場を目指し、毎週土日に三崎で練習するクルーザー班。
練習報告を軸に、部員の生活を記事にしてます。

【部員用】 重要記事ナナメ読み

2010-10-19 17:54:20 | ローマ法
サル、ゴリラチンパンジー♪(挨拶

もう練習終わっちまいましたが…とりあえず重要そうな記事のピックアップ。もちろんこれ以外がどーでもいいというわけではございません。各自で、少なくとも自分の書いた記事は定期的に読み返して課題の確認をしましょう。


安全講習会

 必見。とりあえずとっさの時に落水者が何時にいるかくらいは指示を。自艇はもちろん、他の艇であっても落水者が出たときにとっさに行動できるかどうかが鍵です。


ダウンウィンドの走らせ方

 追記希望。じゃないと勝手に書くよ~?


練習報告

コメント欄より(なかやま)

”ミニホッパーでのタック練について、ロールタックの感覚を身につける目的でやってました(まずは動作が習熟しないとムズイです)。
ホッパーでは、ヒールかけて風位まで回して、思いっきりロールでセール返して(カジは適正角までもうちょい切ったまま)、パワーが入って十分にヒールしたときに(パワーをためるイメージ?)いっきに適正ヒールまで起こすことで加速します。

これがJ24にもそのまま通用するのかはまだ分からないですが、感覚としては有用だと思う。最近仰秀でやっているロールタック練が以前よりロールのタイミングが早くなったと言われていますが、このホッパーのロールタックの感覚に近いイメージでやってるからです(たぶん)。

みんながこの感覚を理解してやれたら、このイメージがJ24でも正しいか否かすぐにはっきりすると思うので、みんな意識して練習しましょう。”


 ホッパー大好きな僕としては、風域にもよりますが風位を越えるほんの少し前(ホントにちょびっとです)から当てをかけるのが好みです。ですが(少なくともホッパーでは)タイミングはかなりシビアで、遅い分にはさほど止まらないか、止まってもリカバーしやすいのですが、少しでもタイミングが早いと、残ってしまったタック前のセールパワーが当てロールと打ち消しあってガタ止まりします。(ホッパーの)目安としては、当てをかけたときに水を切る音が長く続くと大体減速しています。この辺の追求が今後の課題…と思っているうちにホッパー練が終わってしまいました。。


斉藤さんのメールより

”確かに4年の夏に軽風のタックが改善したのはよく覚えてます。
具体的なコツとしては、”横っ腹で回す感覚”だったと記憶してます。要はハルの取り回しです。
キールの横にハルが一番出っ張ってるところがあるよね、ヒールするとキールではなく、風下側の横っ腹が一番ボトムになるけど、
そこを支点というか、中心にしてボート全体が回転するイメージ。
だからまずロールタックはオーバーヒールをかけるけど、そうするとセール(前進力)はそこから風下側に来るわけだから、
回転モーメントになって(まあ要はウェザーヘルムですよね)、勝手にタックの方向にフネが回転すると。
で止まらないためにはそこからが肝心で、ちょうど風位でフラットに戻すイメージ。
そのあとは逆サイドにヒールをかけるんだけど、ヒールを入れ替えると逆側の横っ腹にボトム・回転中心が移って、
但し回転方向はタックの慣性でそのまま回っていくと。
一方でセールが新しいタックではらみはじめると、逆向きの回転(新しいタックでのウェザーヘルム)に力がかかるので、
慣性とセールのパワーがつりあったところでハルの回転は止まり、まっすぐ走るようになる感じ。

あとは、セールとヒールのタイミングを調節して、いかにスムーズに(急激な変化はスピードロス)、
また最後にキレイにクローズの角度に収まるようにもって行くか、それはもう回数を試すしかないかと。
舵はもちろん使わないのがベスト。微風だったら無くてもできるはずだし、ラダーレスでタックを試すのも面白いと思う。
ヒールだけでいかにハルを取り回すかということです。

ちなみに蛇足ですが、ロールはマジ全力でかけないとダメです。
南米人とかほんとガンネルが水没するまでかけてるので、、、それぐらいやってみて損は無い。


 ちょっと前の記事に、ジュノアが来る前に手を放すと当てが上手くかからない、という宮本さんのアドバイスもありました。


練習報告

全体に関しては、スタート練の時にデッキはレイラインとラインの高さをもっと意識するようにしましょう。一年生の二人はバウマンをやりましたが、二人とも動作は出来ていて素晴らしいです。微風でジャイブする時に、ポールを古いほうのガイから外すタイミングがはやいとスピンが風下に来たがってしまって非常に厳しいので(本当は船の角度をおとしていくのに合わせてスピンを風上に持って来たい)、ポールを外してもスピンが風下にいかないようなタイミングまで待てると更に良いです。大河原と哲のジャイブを観察すると参考になるかも。

 特に一年生必見。ちなみにコメント欄によると、てつは南西沖願望があるそうなので次の代で是非置き去りにしてやってください(-▽-)


セーリングクリニック

 必見。走らせ方の基本。


匠さん来訪

 こちらも必見。


番外編

三連休ー

 初見のとき、アラジンの"A Whole New World"が脳内再生されました。BGMは"It's A Wonderful World"でも良さそうです。黙って彼の門出を見送りましょう。

では。

牧野

レースレポ。頭痛がひしひしと痛みます。

2010-10-19 12:45:39 | レース報告
どうも、下で紹介にあがりました根拠のない自信満々のタクティシャンです。そんなに自信満々だったか…?まだGPS見ておりません。あまり見たくないというか…。

今回は目標順位に向かってかなり思い切った(偏った)コースを引いてみました。風が風だったので対艇団のポジション取りよりもブローのあるところを重視し、ラルを渡らないで済むところでかえす、艇団に対してはフレッシュを走っていればとりあえずそれでいい、という海面見たまんまの方針です。いままで、スタート失敗→ポジションを意識しすぎて、堅く引いてケツを守る、という矛盾にあふれたコースだった気もしていたので。

僕に残った課題は夏からあまり変わってない気もします。要は「諦めの悪さ」。判断が甘いとも、アタマがカタイとも言うかもしれません。3レース目は特にひどいものでした。

チームとしては、前ともはりあえて、スタートが悪くても挽回できるスピードがある、ということを実感でき、実りの多いレースでした。順位はあまり変わりませんでしたが…。


1レース目
かみ
・ポジションはリップルの上。むぅ。スタート。
・走れん。
・スタート直後、どのみち右に出す方針だったので、前の艇のタックがない(なさそう)ことを確認、タックするレーンが見え次第、すぐタック。The Spirit of Nishimotoの後ろをなめたのは想定内でしたが、ピンクキスの後ろを回ったのは想定外。ちょっとThe Spirit of Nishimotoが近く、タックに無理があって船が回りきってしまいました。
・ブロー入ったところでほぼ唯一の一緒に走っていた艇、The Spirit of Nishimotoが返す。咳をしても一人。大きいブロー帯にしっかり噛むはず!と信じ、更に行ったところで返す。ちと行き過ぎ感あり。
・だぼはぜ(…だったか。月光ではなかった)にタックされてブランケ。ここでタックしたら次はレイラインに乗ってしまうため、タックではなくスピードモードでとっとと抜ける方を選択。脱出。
・右伸びたぶんがブランケを相殺、なんとか順位を上げてまわる。この時点でもう5位だった(はず)。

しも
・諦めてGPS見たらハングアップ。画面チカチカ。頭痛も手伝ってクラクラする…何とか断片を拾う。
・The Spirit of Nishimotoとまた一緒。一下なので仲良く緩めの上りあいをしながら、一応祖国丸の右だしを牽制する形で合わせて返す。右が伸び、ピンクキスともう一艇(テンプスだったと思います)が迫ってきているようにも見えたという事情も。
・ピンクキスは半ば諦めていましたが、ヘルムに聞いたら前で返せるとのコト。前で返す。
・祖国丸?は案の定無理でした。ラップあるも物理的に無理。前4艇のスピードに愕然としながらダウンでも順位を守る(あげた?)。5位。

かみ
・ピンクキス含む2艇がすぐタック。すぐ後ろの一艇をそのまま行かせ、その2艇と離れないよう、しかしカバーするでもなく、きっちりブローに噛んでからタック。大分先ではあったものの、左に降りてくるブローが見え、とりあえず目の前のブローに入ってからという趣旨。右は確か湾内には入っていたものの、スタボロングだったので即却下。一旦は振れ戻るだろう、という考え。
・前の祖国丸は一緒に来てしまい、後ろの2艇は途中で返す。
・伸ばす伸ばすまだ伸ばす。ヘルムは途中、まだ行くのかよ…と思っていたそう。風、あまり戻らん。スタボ、長い。
・タックポイントを逃す。本当はだぼはぜの前に返したかったが、考えていることは皆同じ。下から来るフネもリップルのみ。仕方ないので上まで行って返す。ポートのレイ近い…
・まわる。5位

しも
・ブローに乗ってるのをいいことに左出し。スタボロングなのに…。
・調子に乗って端まで出す。後ろ抑えてたし、いいか。
・右にもブローが入ったのか、またピンクキスが怖いポジに来る。何とか前で返し、事なきを得る
・前4艇、速い。でも差は広がってない。気がした。
・5位。

2レース目
かみ
・オンザコースサイド。リコールでした。リコールしたのに…
・出るか戻るか悩む。遅れる。
・上走るジェリー、ニューセールがめっちゃ速い。ウチだって古くないのに…
・走れん。
・返す。
・スタボが長い。返す理由を探していたところにヘッダーのブロー。一も二もなく返す。
・最後のポートで、一時は後ろにいたジェリーフィッシュにスタボで迎え撃たれる。「行ける」「イヤ無理」という3秒の会話を経て、なめる。
・ジェリーのカバーが外れた隙に早めのタック。レイライン。
・同時に返されてジェリーフィッシュ抜きはならず。むしろギリギリのレイラインに四苦八苦。スマン。
・スタートからはほどほどに順位を上げて回航。

しも
・左出し。スタボロングになりつつあるのにリスク高し。
・前の数艇がマーク付近で混雑し、大分早めのスピンダウン。ややスピードモードで右に出し、ギリギリまでスピンで行って内側を回る。痛恨のマークタッチ。
・一周。上回航と同じ順位。

かみ
・スタボロング!左出し!と言っておりましたが、ブランケ抜けきらないうちに下のオリーブがタック。タック後のルームがないことを主張したものの、正直に行ったらぶつかりそうだったのでヘルム&トリマーの判断でとにかくタック。ナイス。
・オリーブはホープレスに入れて追い出したものの、そもそも先行する月光のブランケなので走れず。
・すぐにタック。
・左出しの艇が多かったこともあって仕方なく右へ。まだ勝負処じゃないとは思いましたが、何につけてもスタボロングだったのでリスクを取りに。
・右に振れるもブロー弱し。オーバーの危険と隣り合わせの最悪の展開。
・更に上にいたアンカーズが落としてくる。ブランケ気味になるもタックもできず。
・「スピニシが一番」というトリマーの空気読まない発言。下がどうなってるかって聞いたのに…このやろう。
・レイラインに入ってきた艇団で当然のごとくマークには入れなくなる。見越して早めのダブルタック。後ろふたつ、前たくさん。
・リスクだけ取った。

しも
・即ジャイ。前の艇団も右が伸び、継続して右が入りそうだったので。カバーしても仕方がない順位だったので。
・途中までどんどん前の艇団と差を詰め、一時は同じ右海面に出した上位艇を抜いたか、と思うほどまで行ったが、スピードが伸びなくなってくる。ヘルム曰く、ヒールのつけすぎだったかも、とのこと。後ろからやってきた帆省海にも、一時はこちらが圧倒的に優位に立っていたはずのアンカーズにもいかれ、回航。
・結果論から言えば、最後(レグ1/4くらい?)は左出しが正解。なぜ?潮はあったが…。
・後ろにマーク、前たくさん。下マーク回航では前後差が縮まりフネが数珠繋ぎになったものの、その端っこ。悪い方の。
・ホーン鳴らず。合掌。

3レース目
かみ
・うまくいった。
・前いっこ、後ろたくさん

しも
・うまくいった。たまたま。合わせて月光に返されてたら結果は違っていたように思います。石山さんの表情(*月光のバウマンの方です)が、サングラス越しですが「何やってんだオメーラ」とおっしゃっているように見えました。全くです。
・返したかったのは事実ですが、タイミング悪し。
・前いっこ、後ろたくさん

かみ
・しんだ。
・スタボロング。
・ひだりだし。みぎ、に、ブロー(が、あったらしい byこうねん)。入ると信じて来ぬブローを待ち続け、だぼはぜと二人して沈没。しかも当のだぼはぜには前行かれる。

しも
・ひだりだし。ひだりにブロー。なんとかまとめた。まえ5つ、うしろ4つ。
・つかれた。


3レース目はまた後で書き足します。GPSで目がチカチカする…。直りそうならよろしゅう>GPS

うぅ、2時間もかかちまったい…願書かかにゃ。

フリートレース⑦

2010-10-19 00:51:34 | 練習記録
4年の中山です。日曜はひさびさ~(7月25日以来)のレースでした。

3レースが行われ、コンディションは北風5~6mpsのち3~4mpsのシフティーな軽風で、ところによりチョッピー海面(潮?)でした。(リグ:1R目1UP,2R目標準、3R目1DOWN)
レースが進むにつれスピードに敏感にならざるをえない消耗戦でした。

先にまとめると、スピードはタクティクスを生かせるレベルにはなった、スタートは流れは悪くないがつめが甘い(トリマーとバウマン)、コースは(確信犯ぽいが)もっと手堅く引いてよかったかもしれない、クルーワークは問題なし。

着順は5-13-7位/13艇と良くないですが、スピードは悪くないので今回の反省を生かせば
もっと上位を狙える自信が(タクティシャンは)ありそうでした。

以下、気になった点を確認も含め時系列的にまとめてみました。

・スタートで下艇のリーウェイが見えているのに加速が遅れた
・バウマンのラインコールが遅い(オンザライン!?)
・リコールやゼネリコの情報を誰もうしろに伝えてくれない
・バウマンはリコールならはっきりと瞬時にヘルマスマンに伝える(迷わないで~)

・タック改善により以前より下受けの幅が広がった
・ストラテジー、タクティクスを理解したスタボコール、下受け、リーバウ、ロックタックのタイミングにする(コースプランを常に話してもらると判断しやすいかも)
・全員のスピードへの意識は上がった(ヒール前後トリム、コントロールロープ)
・もっと広い視野のブローコールをすると、タクティシャンが喜ぶ(1人じゃ見落とすこともある)

・上マークアプローチでヘダーはよくない(最後のシフトとる)
・上マークアプローチでシューティング必要かもと思ったら、トリマーはヘルムスマンに上マーク絶対キャッチさせる
・上回航後ジャイブが入るかの意思疎通
・レイラインがきついと(当然だけど)上回航後のスピードがおそい
・上回航直後のヒールトリムが疎か(クルーワークしながら)

・フリーでのヒールトリム
・次レグのコース確認、次レグの目的の明確化

・下回航でのルーム交渉
・2R目の1下回航はスピードダウンをもっと早めにすべきだった(?)
・下マークに寄せられる潮あり

・フィニッシュラインのニアサイド


割と意識次第の面が大きいので関東選手権に生かしましょう。関東選手権は総合5位をとる感じで!