釋超空のうた (もと電子回路技術者による独断的感想)

文系とは無縁の、独断と偏見による感想と連想と迷想!!

及び釋超空のうたとは無縁の無駄話

雑談:映画『勇気ある追跡』(1969年、ヘンリー・ハサウェイ監督)

2013-05-15 11:09:15 | その他の雑談
BS放送で録画しておいた掲題の映画を昨日面白く観た。
確か私は此の映画は以前も観ているのだが『3度泣けます』ではないが、『2度も楽しめます』の映画だった、私にとっては。

ストーリーは単純で (大体、佳品は、全てそうである) ここに書くまでもない。
映画サイトでみれば山ほど感想文が載っている。
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私は最近TVでの日本語が聞き取りにくくなっている。聴覚検査は定期的に受けているから、(それは周波数特性だけのものだが) 両耳とも異常はない。だからTVでの発言者の声は確かに聞こえるのだが (アナウンサーの発音は訓練されている故が私は良く理解できる) 邦画の役者の声は概して聞きとりにくい。モグモグと喋ってるのだが何を言っているのか分らないことが多い。役者達の発声の仕方に問題もあるのだろうが、又当方の加齢による発音認識機構の衰えもあるに違いない。

いずれにしても、そういう点から日本語 (←当然の話だが) 字幕付の映画のほうが私は観易く重宝である。。しかし、先日観た邦画は (題名は忘れたが面白かった) 役者のセリフは良く聞き取れたので録音等の技術的問題もあるのだろう。
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この映画に登場する15,6歳のコマッチャクレタ少女が好演していて話を面白くしてしていたが、この少女役の人 (調べたらキム・ダービーという役者さんだった) はアカデミー賞の助演女優賞か何かもらっているんじゃないかと思ったら違っていたが、ともかく彼女は光っていた。

ジョン・ウェインは相変わらずのヌーボーとした、ケレンみのない好演であった。アカデミー主演男優賞を此の映画でもらっているが、確かに良い意味でのハリウッド西部劇特有の単純にして素朴かつ大雑把さを彼は体現していた。即ち---

屁理屈等およそ無縁な、(恐らくアメリカ人の大衆が最も好むであろう)、『いささか軽薄ではあるが、なによりも行動する「良き」人』を彼は此の映画に限らず演技し続けたきたのだと私は思うのだが、この映画の賞は、そういう彼への功労賞とも言えるのであろうか。

愛すべき「ジョン・ウェイン」よ。そういう意味あいがあったのではなかろうか・・・

ともあれ、ジョン・ウェインが乗った馬は小さく見える。さぞかし馬もシンドイだろう。

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