無明抄

もの言わざるは腹ふくるるわざ・・。かなわぬまでも一市民の発言

初めての選挙応援

2016-05-31 | 蟷螂斧:私的時事論談

第2次安倍政権以来、集団的自衛権容認、安全保障関連法案の暴力的な採決、福島事故を忘れたような原発の再稼働、また、経済もアベノミクスで良くなるどころか、一部の富裕層や大企業が空前の富を手にする一方で大多数の国民は非正規労働や低賃銀のまま一向に暮らしは改善せず、社会保障も切り下げられるばかり。

そして、とうとう夏の参議院選挙(あるいは衆議院選挙も)の結果によっては、自民、公明両党と大阪維新等の改憲勢力が3分の2以上の議席を取って改憲発議を射程にいれている。
安倍周辺は、9条「改正」はさすがに国民の抵抗が強いとみて、災害対応を口実に「緊急事態条項」新設を掲げて改憲しようと画策しているという。(得意の目くらまし作戦だ)。この緊急事態条項新設が成功すれば、ナチスがワイマール憲法を停止したのと同じように、憲法にはそれ以上手を付けないまま独裁政治に切り替えることができる。
まさに、「ナチスの手口に学んだらどうかね」(麻生副総理発言)のとおりだ。 

私はこれまで選挙に直接関わったことはない。全面的に信頼できる政党がなかったことと、なにより、そういう活動が苦手だったというのが正直なところだ。
しかし、もうそんなことを言っていられる状況ではない。
思い出せば若い頃、今は亡き父に向って「なぜあの軍国主義、愚かな戦争に反対しなかったのか」と心無い言葉を浴びせた。そんな自分が今、同じことを問われている気がする。
このまま安倍政権の暴走を止められなければ、子や孫の世代は大変な時代に生きることになるのではないか。

そう考えて、初めて一人の地元政治家を応援することにした。
みずおか俊一参議院議員である。 

「民進党はだめ」という声はよく聴きく。私も、民進党=旧民主党には言いたいことは山ほどある。しかし、今は安倍政治にストップをかけることが最優先だと思っている。
民進党は議員も玉石混交、正直どっちを向いているのかわからない議員もいる。それどころか「さっさと自民党に行ってくれよ」と思う大物さえいる。
しかし、だからこそ民進党内の良質な議員を守っていくことが重要ではないか。
現実に政治の流れを変えようとすれば、野党第一党の民進党を無視できないのだから。
だから、私は 「民進党」ではなく、その中の良質な議員であるみずおか俊一を応援するつもりだ。

みずおか議員は、豊岡出身ということもあって神戸、阪神間では知名度が低く、また派手さもないが、高校授業料無償化法案を発案、自民などの抵抗を受けながらも実現させた主役であり、今、若者たちを苦しめている高額な学費、奨学金という名の学生ローンの問題などにも力を注いでいる。
また、安保関連法(戦争法)には徹底して反対、ヘイトスピーチを規制する「人種差別撤廃施策推進法案」の提案者という人権派でもある。

3・11後の国政選挙で、市民派リベラル層は今までどおり選挙には距離を置き、原子力村や安倍自民の圧勝だけでなく、民主党内の良識派や脱原発派が軒並み狙い撃ちされて下野する事態を許してしまった。
その轍を踏んではならない。 

【参議院議員 みずおか俊一】 プロフィール動画


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