無明抄

もの言わざるは腹ふくるるわざ・・。かなわぬまでも一市民の発言

別冊宝島「原発の深い闇2」を読む。

2011-10-30 | 蟷螂斧:私的時事論談
別冊宝島「原発の深い闇2」を読む。 一見際物的な表現に違和感を持ちそうだが、内容的には原子力利権に群がる政治、経済界、学者、メディアなどの実態をデータで裏付けつつ、原子力村、否「原子力帝国」支配構造の根深さによく迫っている。 3・11以前にはこのような報道が日の目をみることはなかっただろうが、福島原発事故によって「帝国」の支配構造に裂け目が生じ、そこから、ようやく原子力を巡る闇が垣間見えてきた、あ . . . 本文を読む

現実を見据えれば脱原発しかない

2011-10-10 | 蟷螂斧:私的時事論談
福島原発事故をきっかけにようやく原子力発電をどうするかが国民的な議論の俎上に上がってきた。 本来なら、チェルノブイリ事故の後、「まだ間に合うのなら」という一主婦の訴えが大きな反響を呼んだあの頃に真剣な議論がなされるべきであったが、そうはならず、「間に合わなかった」ことは痛恨の極みといわねばならない。 福島事故後も、電力会社や経済界を中心に、今後も原子力は基幹的なエネルギーとして維持すべきとの声が . . . 本文を読む