無明抄

もの言わざるは腹ふくるるわざ・・。かなわぬまでも一市民の発言

瑠璃観音1尺立像  ようやくここまで

2008-07-19 | 趣味工房:木彫
瑠璃観音1尺立像。取り掛かって3ヶ月、ようやく小造りの終盤段階にたどりついた。6寸に比べて相当大きいので彫りやすいかと思いきや、掌に納まりきらないのでうまく保持できないために、部位によっては返って作業がしずらい。なかなか一筋縄ではいかないものだ。先月半ば、おおむね姿が固まり、衣の襞のおおかたの流れも彫りこんだ段階で、改めてよくよく見ると相当<メタボ>。数え切れないくらいに計測を繰り返してきたはずな . . . 本文を読む

立松和平著 「道元禅師」に失望

2008-07-17 | 無明抄:こころの一人遊び
禅には関心があり、禅書の類も幾つか読んできた(と言っても入門程度のものが中心だが)。 道元については「普観座禅儀」はまだしも「正法眼蔵」にいたっては、現代語訳と首っ引きでも、全く歯がたたない。 また、道元流の「24時間365日全て修行」はともかく、文字通り箸の上げ下ろしから洗面の際の手ぬぐいの扱い方まで、作法、作法でがんじがらめというのは、首を傾げてしまう。そう思うのは凡俗の愚かさゆえであろうけれ . . . 本文を読む

忘れた頃にやってきた胸痛

2008-07-16 | 無明抄:こころの一人遊び
一昨日の昼前、職場で机に向かっているときに突然、すっかり忘れていた「例の痛み」がやってきた。間違いなく狭心症の「放散痛」だ。 10数年も前、明け方に寝床の中で、みぞおちの辺りが掴まれるような痛みで目覚めた。胃痛かと思っていると次第に肩懲りのようなツッパリ感、やがて首筋から頬にかけても強張ったような違和感。 いったいどこが痛いのか分からないような感じがしばらく続いておさまった。 さほど気にもかけず . . . 本文を読む