無明抄

もの言わざるは腹ふくるるわざ・・。かなわぬまでも一市民の発言

敗戦記念日

2004-08-15 | 蟷螂斧:私的時事論談
8月15日、59年前に「先の戦争」が終わった日。 テレビや新聞が戦争関連の特集記事を流す。 その中で「戦争は悲惨だ。」という言葉が繰り返され、「今の日本の平和のありがたさ」が語られる。 しかし、ちょっと待ってほしい。 明らかに「戦場」であるイラクに、米軍の同盟軍として軍隊を派遣し、いつイラク民衆と戦闘を交えてもおかしくない状況になっていながら「今は平和だ」「日本は平和でよかった」などとなぜ言え . . . 本文を読む

ヒロシマを訪ねた若者達へ

2004-08-10 | 蟷螂斧:私的時事論談
今年も、8月4日から6日まで、若者達とともに広島を訪れた。 被爆者の痛切な体験を聞き、被爆跡地を巡る。 今年も若者達は、口を揃えて「戦争の悲惨さ」「平和の大切さ」について感想を語る。 たとえその日だけでもヒロシマについて考えた、それだけでもこの取り組みの意義はある、長い間そう思おうとしてきた。 しかし、今年はもうそうは思えない。 「戦争は本当に悲惨だ。今の平和を大切にしたい」 今年も、そう無邪気 . . . 本文を読む

8・6 ヒロシマ -原点ー

2004-08-08 | 蟷螂斧:私的時事論談
被爆59周年のヒロシマを訪れた。 暑い広島で、熱いヒロシマの心に触れ、日本中、世界中から集まった心ある市民活動家たちに出会い、エネルギーをもらった。 59年前にここで起こったこと、言い尽くしようもない惨劇の証言を前にして、あらゆる大義も名分も空しいものとなる。 如何なる大義も、名分も、スローガンも、ヒロシマの惨劇を正当化すること到底はできはしない。 「戦争は絶対悪である。核兵器は絶対悪である。 . . . 本文を読む

バクダッド・バーニングを読む

2004-08-07 | 蟷螂斧:私的時事論談
「バクダッド・バーニング イラク女性の占領下日記」を読む。 (著者:リバーベント 訳:リバーベントプロジェクト ISBN4-901006-75-4) バクダッド在住の24歳のイラク女性が綴るブログの翻訳本。 理不尽な戦争、占領、米軍の家宅捜査・・。 くそったれ供が振り回す「正義」の下で何が起こっているか。 やりきれない話の中でも、とりわけ04年2月15日の書き込み「アミリア・シェルター大虐殺の記 . . . 本文を読む