せめて年に一体は作品を仕上げたいと思いながら果たせず、おまけに昨年3・11原発震災以降は「趣味」に費やす気持ちも時間も全くなくなってしまった。
そんなとき、たまたま神戸市民美術展の募集情報を目にして、試みに瑠璃観音立像を出展してみた。
応募してみようかと思ったとき、はたと頭を悩ましたのは、仏像というのは「規矩」といって形態やバランスなど定まった形式があり、その意味では独創性に限りがあるので、通常の . . . 本文を読む
1年半がかりで1尺立像が完成した。像の完成後、光背、蓮台に本体以上の時間をかけてしまった。最大のネックは材!檜等の良質な彫刻材を使えば良いのは間違いないだろうが、予算的にもちょっと手が出ない。光背は、ただただ根気の勝負。コツコツと、コツコツと・・、ただ彫る。蓮台は、お椀型の外形を整えるのに、今までは電動糸鋸で円形に切り出した後、ノミで加工していたが、転居で環境が変わり、ノミでガンガンやれなくなった . . . 本文を読む
瑠璃観音1尺立像。取り掛かって3ヶ月、ようやく小造りの終盤段階にたどりついた。6寸に比べて相当大きいので彫りやすいかと思いきや、掌に納まりきらないのでうまく保持できないために、部位によっては返って作業がしずらい。なかなか一筋縄ではいかないものだ。先月半ば、おおむね姿が固まり、衣の襞のおおかたの流れも彫りこんだ段階で、改めてよくよく見ると相当<メタボ>。数え切れないくらいに計測を繰り返してきたはずな . . . 本文を読む
07年中の完成を目指してきた瑠璃観音3作目だったが、何とか本体を彫り上げ、光背にかかったところで年越し。ざっと制作時間を記録してみると100時間は越えた。これから光背、蓮台を彫り、完成までまだ道は遠い。少しづつコツをつかめて2作目では四苦八苦した腕の下、体側にも何とか刀が入るようにはなったり・・、しかし難しい。とりわけ顔かたち、表情が思うようにならない。表情に関するかぎり2作目の方が気に入って . . . 本文を読む
瑠璃観音6寸立像2体目完成 本体:檜柾目彫刻材 蓮台:檜 光背:アガチス今年に入って彫り始めた瑠璃観音の2体目が漸く完成。しみじみ見ると・・??重心がわずかにずれているような・・?執拗に計測しながら彫ったにも関わらず左足の位置が足幅ひとつずれているようだ(涙)しかし、後の祭り。(これで3体目を彫るしかなくなった^^;) 台座は、色々な材で取り掛かってみては中止。結局、東急ハンズで見つけた表札用 . . . 本文を読む
2体目の瑠璃観音立像(6寸)少しは様になってきたか。
今から台座造りだが、これがまた大変。木端、木口の彫刻になるから本体よりも彫りにくい。まして檜の彫材は高価なので安価なシルクウッドとか檜の板材とか、色々試してみるが、どれも難しい。 はてさて、どうしたものか・・。 この製作中、たまたまほとんど同時進行で瑠璃観音に取り組む方のブログを発見。その感想も、まるで自分が . . . 本文を読む
瑠璃観音立像(6寸) 松久宗琳仏師の「瑠璃観音」に魅せられて無謀な挑戦。師の著書を頼りに我流の暗中模索。
勤め人にとって、暇な休日で気持ちも集中できる時間はそう多くない。照明の下ではゆがみが出るので日中に限られる。マンション住まいで電動工具やノミの使用も制限される。何より、なかなか集中力が保てない。 それやこれやで足掛け1年を要してようやく完成。途中、放り出したくなるミスも何 . . . 本文を読む
聖観音6寸立像
像、光背:桧
台座:シルクウッド、シナ
はずかしながら1年ぶりの間欠泉的なブログ更新
フィッシュカービングから、ちょっと気まぐれで横道に入ってみたつもりの仏像だったが
松下朋琳氏の「仏像彫刻のすすめ」で、その作品の美しさに見せられて、ついつい・・。
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阿弥陀如来を彫った余材で山崎祥琳さんの作品を真似てほのぼの地蔵を作ってみた。
12cm
2005年4月
2体作って仲良く並べ、初産を控えて不安がっている娘に贈る。
産院で、枕元から母子を見守ってくれたのか、無事誕生、今、元気に育っている。 . . . 本文を読む
阿弥陀如来立像 試作
材:シルクウッド
像:24cm
2005年3月
本体より蓮華座に時間がかかってしまった。
3月に米寿を迎えた父と3歳年下の母にお守りとして贈る。
「魂」入れの儀式はしていないので仏教的には・・?
しかし、作り手の念は通じるということにしておこう。 . . . 本文を読む
釈迦如来立像:試作
24cm
材:シルクウッド
2004年5月制作
とある石材店で見かけた観音菩薩の石像の姿に惹かれて、仏像に挑戦。
材のテストを兼ねた試作。
当然ながら、真似事の域をでないが、でも、こういうものを彫っていると何となく心が洗われるような気がするから不思議なもの。
「お経」にしろ「仏像」にしろ、それ自体が神秘的な力を持つと言うより、いわば、心のスイッチをきりかえる「装置」なのだと . . . 本文を読む
作品19
あまご レリーフ
約20cm(魚体)
2004年2月制作
あまごは、18cm~20cmくらいの頃が一番美しい。
うろこの質感にアルミ箔を使ってみた。
いささかぎらつきすぎて「品」がない。
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尺岩魚
全長 33cm
材:ジェルトン
2003年12月製作
初めて<岩魚>を彫る。
ある大雨の後、鳥取県の某渓流で釣った尺岩魚の魚拓から再現した。
初挑戦にしてはうまく雰囲気を出せたと自画自賛
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