無明抄

もの言わざるは腹ふくるるわざ・・。かなわぬまでも一市民の発言

梅原猛「仏になろう」読書ノート

2007-05-11 | 無明抄:こころの一人遊び
梅原猛「仏になろう」を読む。 梅原がここでいう「仏」とは「菩薩」のこと 日本人よ、仏教的な道徳にもとづく生き方に立ち戻れ、という呼びかけである。 日本人は聖徳太子の時代以来、長く仏教道徳で生き方を律してきた。 徳川幕府は、支配層には儒教、庶民には仏教と使い分けてきたが、庶民の生き方を律してきたのは仏教、古代からの自然な宗教意識としての「神道」と習合,あるいは融合した日本仏教である。 ところが、 . . . 本文を読む